イタリア語で太陽を意味する『ソラーロ』。
ヨーロッパでは「サンクロス」、「サマーグリーン」ともよばれ、春夏シーズン、特にバカンスのような夏の太陽の下で是非、取り入れたいアイテムの1つです。
ソラーロを使ったアイテムはどこのブランドからも発売されていますが、特に発色が良いと評判のブランドが、イタリアの名門『タリアデルフィノ』です。
タリアデルフィノはゼニア・ロロピアーナに比べ、日本での知名度はあまり高くありませんが、この3社は世界3大ミル(織物工場)とよばれ、品質の高さは折り紙つきです。
夏のオフシーンでもハズシすぎないアイテムとして是非、1着持っておきたいタリアデルフィノのソラーロ。
今日はその魅力について思う存分、お伝えいたします。
タリアデルフィノとは
アルプス山脈のふもとに位置するイタリア北部ビエラ地方にて1903年より創業。
この地はアルプス山脈のふもとに位置するため、良質な水源が豊富にあり、古くからイタリアの毛織物産地として栄えてきました。
イタリアブランド特有の発色の良さとなめらかな肌触りが特徴で、創業より高番手のウール、シルク、カシミアといった高級素材のみを生産することをポリシーとしています。
ツヤのある繊細な色づかいと上品な柄を作るセンスに優れ、その品質の高さからイタリアの高級ブランドにも数多く生地を供給しています。
ソラーロって?
ソラーロはイギリス東インド会社時代に生まれた素材で、開発された背景にはインド特有の気候がありました。
それには以下の2つの理由があり、
・インドの強い日差しできるだけを遮るため
・生地の色褪せを防ぐため
気温が40℃を超えることもあるインドで、2つの問題を解消するため、生まれました。
ソラーロの特徴は表面が玉虫色に輝いて、光沢があり、裏地は太陽の光を反射させる力が強い赤になっています。
ソラーロといえば、定番のベージュカラーを思い浮かべることが多いですが、多種多様な色が各ブランドから販売されています。
春夏のイメージが強いソラーロですが、秋冬でも使える色が発売されていますし、オン・オフ問わず着用できるものも増えています。
ソラーロといえばやっぱり夏
でも、やはりソラーロといえば、さんさんと輝く太陽のもと、パナマハットやストローハットを小粋に被った姿がお似合いです。
エグゼクティブの中には、ソラーロ独自の後光が差したイメージを醸し出すためにタイドアップして、ビジネスシーンで着用するという方もいらっしゃいますが、ソラーロは少し気崩して「ヌケ感」を楽しんでもらいたいですね。
タリアデルフィノは発色が良い生地を作ることで有名ですが、その技術を活かしたソラーロはとても上品なツヤのある色づかいを楽しむことができます。
「ヌケ感」といっても下品にならないのがタリアデルフィノのソラーロなのです。
色もベージュだけでなく、さまざまな色が展開されており、バカンスといった非日常で楽しむなら、いつもとは違った色のチョイスをしてみるのも悪くはないのではないでしょうか。
まとめ
イタリア語で太陽を意味するソラーロは、玉虫色の光沢がある生地で、品格のある男をより知的で華やかに魅せます。
タリアデルフィノのソラーロはその上品なツヤと色つかいが絶品で、太陽の下がよく合う一品です。
大人のバカンスといった「ヌケ感」を演出したいなら、是非、おすすめしたいアイテムです。
ベージュカラーだけでなく、色とりどりのカラーが展開されていますので、あなたにピッタリの1枚を見つけて、南イタリアの太陽のように輝いちゃいましょう!