なんだかここ最近、急に山を歩きたくなった。
最新のトレッキングシューズはどんなものがあるだろう、と探しているあなたに、ハイキングから軽めの登山に適したトレッキングシューズのブランドをまとめてご紹介します。
オリジナルサイトのURLもあわせてご紹介していますので、まずはここを読み、気になるブランドがあったらリンクから飛んでみてください。
登山靴選びのポイント
トレッキングシューズは登山をする上で、最重要アイテム。
足元が快適でないと、山を歩き切ることができません。
そこで注意したいのが、山の靴選び。
店員さんの「おすすめですよー」という言葉に惑わされてはいけません。
人気のある靴より、デザインの優れたものより、自分に合っているかどうか。
それが一番重要です。
最重要のフィット感
登山靴はフィット感が最重要です。
自分の足にフィットしていないと、マメができたり靴擦れができたりするし、特に下りは文字通り「痛い目」に会います。
また、デザインが格好良くても、そのメーカーの形が自分の足にあっているかどうかも問題です。
各メーカーには木型があり、その木型が自分の足に合っているかどうかを、実際に履いて調べましょう。
足の甲の高さや幅の広さ、くるぶしやつま先のカーブが小指や親指に当たらないかなど、入念に調べる必要があります。
足を入れてみるのもいいし、インソールを出して足を乗せてみるのも一つの方法です。
また、外反母趾の人はクッションなどで工夫する必要もあるかもしれません。
クッションを中に入れると靴の中が狭くなるので、それも加味しなければなりませんよね。
サイズが合っているもの
言わずもがなですが、サイズは自分にぴったりのサイズを選びましょう。
足が靴の中で泳ぐようなものでは、一歩一歩に無駄な動きがつくため、とても疲れます。
逆に少しきつくても我慢して一日中履き続けると、足が痛くなって持ちません。
同じサイズでもメーカーによって多少の違いがあるため、必ず売り場で自分の足を通して選びましょう。
どんな山に登るのか
登山靴は登る山によってタイプが分かれています。
軽いハイキングから2000m、3000m級の山、岩稜登山、雪山などに対応したものから、下りが長くきついことを考慮したものまで。
どんな山に登るのかによっても、シューズ選びが違ってくることを覚えておきましょう。
参考までに、5タイプのトレッキングシューズをご紹介しますね。
ローカットシューズ
日帰り、近郊の山、軽量化登山、クライミングなどに適しているのは、足首までの、高さのないローカットのシューズ。
ミッドカットトレッキング
ミッドカットトレッキングは、日帰り、近郊の山、2000~3000m級、短期間の岩稜登山や縦走に適しています。
ハイカットほどには足首をがっちり固定しませんが、やや安定感があります。
主にナイロン製が多く、柔らかい素材のシューズです。
ハイカット&ソフトトレッキング
ハイカットでかつソフトなトレッキングシューズは、2000~3000m級、岩稜登山や縦走、下りがきつく長い、中長期登山に適しています。
カットが高めで足首周りの柔軟性があり、全体的にはやや硬めのシューズです。
夏山のアルプスなどでは最もポピュラーなタイプ。
ハイカット&ハードトレッキング
ハイカットかつハードなトレッキングシューズは、3000m級、稜登山や縦走、下りがきつく長い、中長期登山、雪渓登山に適しています。
アイゼンを使用する登山に使用するシューズで、ソールが硬めです。
重さもあり、生地もやや厚め。
シーズンブーツ
シーズンブーツは、3000m級、稜登山や縦走、下りがきつく長い、中長期登山、雪渓登山、雪山登山などに適しています。
2000m級の雪山くらいまでカバーする、アイゼン装着が可能なハードブーツ。
革製や特殊素材が主で、ソールも曲がります。
雪山に使用できますが、厳冬には少し不向き。
厳冬の雪山登山なら、冬季用のハードブーツやプラスチックブーツがおすすめです。
足首をしっかりと固定できるもの
久しぶりの登山や初心者なら、足首がきちんと固定できるものがおすすめ。
木の根や岩などの段差がある場合、疲れてくると踏み外して捻挫をする恐れもあります。
柔らかいもの
登山は慣れればだんだん高い山や険しい山にもチャレンジするかと思いますが、初めは低い山や歩きやすい山から登りますよね。
シューズは山に合ったものを選ぶのが良いので、最初のうちはソールの柔らかいものがおすすめです。
どうせこの先険しい山にも登るんだから、とあまりにもハードなものを選んでしまうと、平坦な道や緩い坂道などはかえって歩きづらくなります。
トレッキングシューズは一足で済ませたい、という気持ちもわかりますが、登山は成長するもの。
経験を重ねるうちに山に合ったシューズが欲しくなるので、ラインナップを揃えるくらいの気持ちで、山のタイプに合わせたシューズを選びましょう。
試着は靴下を履いた状態で
登山に使用するときの靴下は厚手のものですよね。
通常の靴下のまま試着すると、いざ登山当日に足を入れたらきつかったということになりますので、試着するときは当日履く厚手の靴下を持参しましょう。
インソールを一緒に購入する
インソールは足、膝、腰のコンディションを守ってくれる重要なアイテムですが、シューズを購入した時についてくる標準装備のインソールは、大抵薄いものが多く使われています。
何万歩も歩くので、体への衝撃をしっかりと受け止めてくれるインソールは、サポーターだと考えて、きちんとしたものを持つことをお勧めします。
できればインソールもセットで購入するか、自分のインソールを持っている場合はシューズを購入する際には持参して試し履きしましょう。
ここで、オススメのインソールをご紹介しておきますね。
熱でフィットするモントレイル エンデュロソール
熱によって自分の足の形状にフィットするのが大きな特徴で、かかとに衝撃吸収のゴムがついています。
ソールの厚みがかなりあるため、指先や指の付け根の痛みも緩和できます。
また、プラスチック製の土踏まずは深めのアーチがついているので、ハイアーチ気味の人にはいいでしょう。
ただし、熱によってフィットするため、崩れたフォームで歩くとそのまま形成されてしまうので注意。
アーチが選べる「ソフソールFIT」
アーチの高さが3.3cm、3.0cm、2.8cmと3種類あるので、土踏まずの深さが選べます。
インソールの厚みは4mmくらいで、クッション性というよりはアーチのフォームによって踏み込むときの力の入り方を調整することを目的としたもの。
甲高の人に「スペンコ インソール」
スペンコの登山用インソール「アースバウンド」は通気性の良い素材が使われていて、全体的に衝撃吸収材が入っているので、指の付け根の衝撃を和らげ、深めのヒールカップがかかとのブレをなくします。
また、甲高の人や細めのシューズにオススメなのがスペンコの「トータルサポートティンインソール」。
軽量で薄型なため、インソールを入れると窮屈になってしまう人や、ローカットシューズなどに最適です。
歩行矯正をしてくれる「ショックドクター」
歩き方に偏りのある人にオススメなのがこのインソール。
特に「SP0991」「SP0972」モデルは薄型なうえ、土踏まずの保護アーチと衝撃吸収サポートが随所についているアスリートタイプ。
かかとの形状がすっぽりとカバーし、かかとを守り歩行の矯正もしてくれます。
オススメのトレッキングシューズ
ではいよいよ、オススメのトレッキングシューズをご紹介します。
各ブランドの特徴を掴み、自分の足に合うシューズを選ぶときの目安にしてみてくださいね。
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入門者にオススメの「キャラバン」
キャラバンシューズ C1_02S ¥14,800
登山入門者が使いやすいように設計されたキャラバンシューズの代表的モデル。
足首周りは柔らかい生地とクッション材が使われており、アキレス腱部分は足首が動き易いように浅めにカットしてあるなど、初心者に優しい工夫がしてあります。
低山のほか、富士山や尾瀬、屋久島のトレッキングにも最適です。
渓流 KR_1R ¥16,000
渓流登りならこちらのシリーズがオススメ。
足裏感覚が求められるシチュエーションに対応できるラバーソールになっているほか、軽量化を図り、アッパーは岩に擦れても丈夫な発泡プリント補強を施しています。
また、足首の自由度を高めるため、履き口のパッドを取り除き、余計な水分を含んで重くならない設計にしています。
オールラウンドに対応「KEEN」
エーフレックス ミッド WP 防水ハイキングシューズ ¥19,440
サンダルの軽さとクッション、アスレチックのサポート性を実現したというこのモデルは、はき心地がとてもよく、登山やトレッキングにも最適。
また、反射板がついているため夜間の登山やキャンプも安心です。
KOVEN MID WP ¥10,962
日帰りのハイキングや、週末の泊りがけのトレッキングにも最適なシューズ。
アッパーのレザーは防水加工が施してあり、透湿性にもすぐれるため、雨天や水たまりも心配なし。
また、取り外し可能なフットヘッドと圧縮整形ミッドソールが、足の疲労を軽減し、安定性を高めるシャンクがサポート性をプラスします。
丈夫なPU製アウトソールは岩場のトレイルや様々な地形に対応し、オールシーズン、オールラウンドに使用できる優れたハイキングブーツです。
安定感の「THE NORTH FACE」
ストームⅢ ミッドウォータープルーフ ¥17,280
軽さと剛性のバランスを追求した軽量防水トレッキングブーツ(完全防水ではありません)。
くるぶしまで覆うミッドカットで足首の可動域が広く、スムーズな足運びが可能です。
設置面積をやや大きくするデザインになっているので歩行の安定性は抜群。
岩場などでも安心感の高いラバーマッドガードのほか、足先からフィット感を高めるシューレース構造を採用。
ウルトラファストパックⅡミッド GORE-TEX ¥21,600
低山の縦走やファストパッキングスタイルに適した軽量ミッドカットブーツ。
防水透湿素材GORE-TEXをアッパー部に採用し、全天候に対応し、トレイルランシューズのような軽さと安定感の両立を測ったシューズです。
高いグリップ性能を誇るアウトソールで、安定した歩行をサポート。
THE NORTH FACE
http://www.goldwin.co.jp/tnf/
http://www.goldwin.co.jp/tnf/
ハイスペックな「Columbia」
カラサワⅡプラスオムニテック ¥16,956
高所登山に対応するモデル。
防水透湿性に優れたオムニテックが雨から足元を守ります。
強度が高く、フィッティング製にもすぐれるため、足をしっかりとホールド。
アウトソールにはヴィブラム製「XS Trek」を採用し、優れたグリップ力を発揮します。
スティーンズサミットアウトドライ ¥17,820
高所登山に最適なハイスペックモデル。
高次元の防水透湿機能アウトドライが、水の侵入を完全にシャットアウト。
甲部分に取り付けたロック式Dリングがシューレースを固定し、足をしっかりとホールドします。
濡れた岩場や、滑りやすいウェットなコンディションにも、高いグリップ力を発揮するアウトソールを採用。
Columbia
http://www.columbiasports.co.jp/
http://www.columbiasports.co.jp/
タウンにも使える「SOREL」
シャイアンレースフルグレイン ¥18,360
本格的な秋冬のキャンプなどのアウトドアから、都会でのショッピングまで対応する、おしゃれなシューズ。
シェルと一体型のアウトソールは高い防水力を誇ります。
ソレルパクソン6 アウトドライ ¥22,680
最新の防水機能を搭載したモデル。
高い防水性と通気性、耐久性も兼ね備えた快適な使用感を約束します。
全方向に対し、滑りにくいアウトソールを採用し、つま先部分には足を衝撃から守る芯入りで安心設計です。
SOREL
http://www.sorel.jp/
http://www.sorel.jp/
全天候なら「mont-bell」
GORE-TEX マリポサトレール ¥17,715
ハイキングから軽装備のトレッキングまで対応する、全天候型ミドルカットブーツ。
ボトムに挿入した二枚のシャンクプレートがシューズの剛性を高め、岩場などでの衝撃を和らげます。はき心地も柔らか。
ワオナブーツ ¥16,400
軽装備の登山やトレッキングなど、幅広く使えるミドルカットの全天候ブーツ。
ミッドソールには軽量で衝撃吸収に優れたE.V.Aを採用し、膝への負担を和らげ地面からの足裏への突き上げを軽減します。
mont-bell
https://webshop.montbell.jp/
https://webshop.montbell.jp/
長距離を歩くなら「LA SPORTIVA」
DELTA GORE-TEX ¥32,500
足首をしっかり保護し、軽量感を追求したモデル。
ミニマルスタイルのハイカーやバックパッカーのための軽量設計です。
足全体を均一に包み込む足型を採用し、ベロとアッパーの重なり部分を最小限にしてフィット感を高めています。
TRANGO TREK MICRO EVO GORE-TEX ¥38,000
高いフィット製や3Dフレックスシステムのトレッキングブーツの基本形です。
しなやかな素材は足を包み込み、まるでローカットシューズのような自由な足の動きを実現。
衝撃吸収力やグリップ性能に優れたソールを採用し、長距離を歩いてもストレスを感じにくく、疲労感を抑えてくれます。
LA SPORTIVA
http://www.sportivajapan.com/
http://www.sportivajapan.com/
悪路ならお任せ「Danner」
WALLOWA HIKER ¥18,000
爪先まで広い木型を採用した、軽登山向けトレッキングモデル。
ダナードライ防水素材を採用し、快適なクッション製と通気循環エアーフロウを搭載することで快適なはき心地を実現。
SLUSHER 5 EYE B200 ¥18,000
近年ではファッションアイテムとしても人気のモデルですが、グリップ製の高いコンパウンドアウトソールやスチールシャンクを内蔵し、安定性と悪路でも高い歩行性を確保しています。
また、ライニングには保温性の高い素材「シンサレート」を採用しています。
danner
http://jp.danner.com/
http://jp.danner.com/
フィット感が最高の「MAMMUT」
T AENERGY GTX ¥22,000
非常に快適なフィット感と軽量、耐久性に優れたモデル。
うろこ状に配列したスケールソールやつま先のラバー保護など、随所に足をサポートする工夫が施されています。
マムートのベストセラー、MERCURYのコンフォート・サラウンドバージョン。
より高い柔軟性と快適性、わずかにゆとりを持たせた前足部、ゴアテックス・サラウンドのテクノロジーで、より高い通気性を実現しています。
優れたはき心地の良さは、良質のヌバックレザーとソフトシェル生地によるもの。
高いグリップ力とアーチサポートのある、クッション製に優れたソールを採用し、軽量のリキッドラバーが爪先を保護します。
深めのアーチなら「VASQUE」
BREEZE 2.0 GTX ¥23,800
高めのアーチをした足に適した非対称のセミカーブラスト形状。
エアーメッシュ、レザーアッパー、ゴアテックスを使用し、長時間のトレッキングでも快適で体力の負担を軽減させます。
ミディアムボリュームのヒール部は、様々な足の形状にフィット。
TAKU GTX ¥24,000
抜群の軽さとソフトな履き心地を誇る、軽快な歩行性能を持ったオールレザーハイキングモデル。
軽量ながらオールレザーのアッパー構造が足をしっかりとホールドし、ミッドソールに内蔵されたプレートが足裏への衝撃を分散させます。
ライト&ファーストハイキング・トレッキングに最適な一足。
VASQUE
http://www.vasque.jp/
http://www.vasque.jp/
オススメのトレッキングシューズまとめ
久々に山登りする人、これから山を始めたい人のための、最新トレッキングシューズをご紹介してきました。
登山の靴選びのポイントは、
・フィット感と自分にぴったり合ったサイズ
・どんな山に登るかで靴を選ぶ
・足首はしっかり固定
・試着時は厚めの靴下とマイ・インソールを持参
などに気をつけましょう。
オススメのトレッキングシューズ・ブランドは、
・キャラバン
・キーン
・アース・フェイス
・コロンビア
・ソレル
・モンベル
・スポーティヴァ
・ダナー
・マムート
・バスク
・キーン
・アース・フェイス
・コロンビア
・ソレル
・モンベル
・スポーティヴァ
・ダナー
・マムート
・バスク
をご紹介しました。
気になるブランドやトレッキングシューズがあったら、ネットでの閲覧はもちろんのこと、ぜひ店舗に足を運んで色々なモデルに触れて確かめてみてくださいね。