春といえばスニーカー。
スニーカーは若者の専売特許ではなく、40代の男性にもぜひ履いてもらいたいシューズです。
さて、特にかっこいいわけでもないのに、なぜかいつも女性から気軽に声をかけられて、楽しそうに話している人っていますよね。
そんな人の多くは、女性から見るとカジュアルな雰囲気を身にまとっていて、話しかけやすい印象です。
そして、その多くが、休日のお出かけはスニーカーなどのカジュアルな足元であることが多いもの。
普段の休日の過ごし方で、平日にもカジュアルさが自然と出るのかもしれません。
あなたも休日には革靴を脱ぎ捨てて、スニーカーに履き替えカジュアルなオーラを手に入れてみませんか?
女性の気をひくのにスニーカーがいいワケ
ちょいワルオヤジという言葉を有名にした、大人の男性向けファッション雑誌LEONなどでも定期的に特集が組まれるスニーカー。
そもそもなぜ押しも押されもせぬ堂々たる大人になったあなたに、スポーツをするわけでもないのにスニーカーを推すのでしょう。
それは、軽快さを演出できること、カジュアル感を出せること、そしてなにより童心に返れることが挙げられます。
スニーカーを履いていると、革靴を履いている時より動きやすくなるので、自然と動作が活発になります。
信号機が点滅している時に小走りになったり、ちょっとした段差はひょいと飛び越えたり。
見た目だけでなく、行動も身軽になるというのがスニーカーの良いところです。
身体が軽やかになって体全体の可動域も広がれば、心もリフレッシュしやすくなり、月曜日には精神的な切り替えも軽やかにできるようになるでしょう。
そんな男性は女性から見ても、魅力的に映ります。
年齢を重ねた中年男性が、年齢だけでなく動作も重そうにどっしりと歩いているより、身軽に快活に動いている人の方が素敵だと思うのは、心が軽そうだと感じるからです。
心が軽い人は小さなことにこだわらず、嫌なことがあっても笑い飛ばしてくれそうなんですよね。
また、フットワークも軽そうなので、付き合いやすいと感じるのですね。
実際休日に、大人の男性がスニーカーを小粋に履いていると、大人の顔に時折男の子に戻った顔も見え隠れし、ギャップが感じられてドキッとします。
平日の、緊張感の中でキリッと仕事をしている姿と、目の前の姿のギャップに、女性は母性もくすぐられてキュンとしてしまうわけですよ。
そんなわけでスニーカー推しなのです。
ただし、スポーツブランドなどの、人と同じものを履くのはちょっとどうかと思いません?
ただ流行りを追っているだけの軽い男に思われるのも悔しいですよね。
そこで、ここからはちょっと人が履いていないような、オシャレなスニーカーブランドをご紹介します。
素敵なスニーカーをサラッと履いて、女性の心を鷲掴みにしちゃってください。
オシャレなデザイン|プレミアータ
プレミアータは1885年に創業したシューズファクトリー「GMエンドレス社」が、オリジナルブランドとして手がけたブランドです。
GMエンドレス社は、イタリアのモンテグラーナになる歴史あるファクトリー。
そのデザイン性やはき心地の良さは高く評価されていて、有名ブランドやデザイナーズブランドからの依頼も多い、老舗シューズメーカーです。
プレミアータは技術力の高い職人を数多く抱え、ハンドメイドを大切にした靴作りをしています。
流行に左右されないシンプルでクラシカルなデザインをベースに、トレンドも意識したエレガントさを表現したプレミアータの靴は、ニュークラシックと呼ばれ親しまれている、普遍的なシルエット。
カタカナの「ホ」の字のようなロゴマークが目印のシューズは、世界最大級の紳士服の見本市「ピッティ・ウォモ」でもたくさんのファッショニスタの足元を飾っています。
プレミアータのスニーカー
ピッグレザーを用いた、eric 2087(€210.00)。
深いネイビーのスニーカーは何にでも合いそうです。
そして何より歩きやすそうなフォルムですね。
山吹色が鮮やかな、LOUIS 2013(€225.00)。
カーフレザーが使用されています。
このスニーカーを挿し色に、どんなコーディネートにしようかと考える時間がワクワクしそうですね。
後ろ半分までの文字プリントが可愛い、steve 2049(€195.00)。
モノクロのカラーとスリッポンのようなデザインがなんともオシャレです。
グレーとブラウンの配色が抜群にオシャレな、mick 1978(€230.00)。
プレミアータの特徴は「ホ」の字に見えるロゴマークと、ソールのサイドに施されたプリント。
さすがオシャレの国、イタリアのスニーカーとうなずいてしまうデザインばかり。
シューズ1足ずつ、サイドのプリントの柄のパターンが違い、色も本体のデザインに合わせてあるのでオシャレ感が半端ないのです。
シンプルなコーディネートでも、足元で人と差がつけられるスニーカーですね。
イタリアらしい発色がきれい|サッカーニ
サッカーニの歴史はとても古く、最初のオリンピックであるアテネオリンピック開催から2年後の1808年に誕生しました。
アメリカ、ペンシルバニア州のカッツタウンで始まった小さな町工場は、近くに流れるサッカーニ川から名前を取りました。
創業当初一般的なランナーの履くシューズは、革製のスパイクだったと言います。
それを改良し、現在の原型となるランニングシューズを作ったのがサッカーニです。
サッカーニのランニングシューズは他の追随を許さず、多くのランナーに支持されました。
80年代になると、代表的な様々なラインが誕生します。
そしてそれを履いたランナーが、次々と勝利を得ていき、サッカーニのランニングシューズはますます世界に注目されることとなりました。
その一方で、世界中のデザイナーやショップともコラボレーションし、ファッション面においても成長を果たしていきます。
機能面とファッション面の両方において優れたスニーカーを作り続けるサッカーニから、今後も目が離せません。
サッカーニのスニーカー
優しいベージュがキレイ目ファッションとも合いそうな、GRID 8000(¥14,000)。
足元もしっかりとホールドしてくれそうです。
1981年に誕生したライン、JAZZのORIGINAL(¥7,900)。
目の覚めるようなブルー。
シンプルなモノトーンコーデの差し色に決めたいスニーカーですね。
JAZZはソールのトライアングルパターンが採用されたモデルで、ORIGINALとLOWPROがあります。
1988年に発表されたモデル、SHADOWのORIGINAL RIPSTOP(¥9,500)です。
墨色のような煤けた色調の、雰囲気あるグレー。
側面のラバーのストーン模様もオシャレですね。
JAZZの機能性に、さらにヒールカップを搭載し、安定性と快適性を強化したモデルです。
サッカーニのスニーカーの特徴は、鮮やかな発色。
スニーカーを主役にしたコーディネートも十分楽しめそうです。
スタイリッシュな大人シルエット|フィリップモデル
フィリップモデルは、フランスのデザイナーが自身の名を冠したオリジナルブランドです。
2008年に出来たばかりの新しいブランドですが、先進的なデザインと、イタリアの職人技による伝統的なハンドメイドの高品質を併せ持ったシューズを作り出し、世界中から高く評価されています。
掲載されたファッション雑誌は数知れず。
VOGUE(ヴォーグ)やELLE ITALIAは常連になっています。
斬新で都会的なデザインとハンドメイドのソールを持つフィリップモデルが作られるのは、ヴェネツィアの近くにあるRiviera・del・Brentaの無菌工場。
徹底した管理のもと作られるディテールと、人の手でなければ成し得ないディテールは最終部分に行われます。
フィリップモデルのスニーカー
ホワイトナッパーレザー製のレイカー・レザースニーカー(¥46,350)。
レトロなスタイルがカッコいいスニーカーです。
前からの見た目がまたスタイリッシュですね。
バスケットシューズのような足首まであるスタイルが特徴のパリ・スウェード・スニーカー(¥51,050)。
タイムレスなシルエットのパリ・スニーカーはフィリップモデルの定番モデルです。
ブーツ感覚で履けば大人カジュアルが楽しめます。
キャンパス地で作られた、バーシー・スニーカー(¥48,050)。
細部までこだわった綿レースを使ったキャンパス地の色合いは、イタリアならではの発色です。
ゴールドとブラックの配色が眩しいオペラ・レザースニーカー(¥58,350)。
本体はラミネート仕上げのレザーで、ヒモにはワックス入りコットンレースを使用しています。
フィリップモデルのスニーカーは、すべてイタリア産の素材のみを使用した完全イタリア製です。
スリッポンならアメリカ発|ヴァンズ
創業50周年を迎えたVANSは1966年、カリフォルニア州アナハイムのブロードウェイで誕生しました。
頑丈なアッパーとグリップの良いアウトソールを持つデッキシューズは販売とともにすぐに人気商品となり、1970年代始めにはスケーターたちに愛されました。
ちなみに、スケートとはスケートボードのこと。
日本でも一部の熱烈なファンがいますが、アメリカではスケートボードが、昔からとても人気があります。
1976年に発売された、履き口に綿入りのパッドを入れ、カラフルなコンビネーションカラーのデザインは、現在Eraと呼ばれるモデルの原型となったスタイル#95。
その後もスケーターやBMXライダーたちに愛される数々のモデルを誕生させ、VANSの靴はカルフォルニアでは一大ブームとなりました。
1982年には、映画の中で俳優が着用したVANSのクラシックスリッポンが世界的に有名になるきっかけとなります。
ヴァンズのスニーカー
ヴァンズのスリッポン59カップ(¥7,452)。
クラシックラインの2016年ホリデイシーズンモデルです。
ヴァンズの代表的モデルスリッポン。
アッパーはニット素材を使用しています。
スリッポン・ミッドDX(¥8,532)。
サーフラインの2016年ホリデイシーズンモデルで、スリッポンのミッドカットタイプです。
アッパー部分は、スウェードに耐水性・対汚性に優れた3M社のスコッチガードを採用しています。
ミッドスリッポン・サーフ(¥8,532)。
サーフラインの2016年FALLシーズンモデルのミッドカットスリッポンです。
ライニングはボア素材を使用していてとても暖か。
アッパーはスウェードです。
スリッポンV98RK GAME(¥6,372)。
ヴァンズとROLLICKINGのコラボレーションモデル。
アッパーとソールすべてを真っ黒にした、シンプルで使いやすいスリッポンです。
ヴァンズのスニーカーはスリッポンだけでなく、ヒモがあるものもありますが、今回は大人の遊びのためのスニーカーとして、スリッポンスニーカーをご紹介しました。
洗練された落ち着いたデザイン|パントファラドーロ
パントファラドーロは1886年にイタリアで設立されたレジャーシューズブランドです。
創業当初はラッツァリーニ家が営む小さなお店でしたが、イタリアの手仕事の伝統と落ち着いたエレガントさは、すぐにハイエンドの顧客に支持されるようになりました。
ある時、著名なサッカー選手がラッツァリーニ家の靴をフィッティング中に、「これはフットボールブーツではなく、ゴールデンスリッパだ」と発言します。
それがきっかけとなり、「ゴールデンスリッパ」をイタリア語にした「パントファラドーロ」を正式名称とするようになったのです。
現在でもスポーツをテーマにした最高級の靴を作り続け、世界中に提供し続けています。
パントファラドーロのスニーカー
ロゥ・ハロルド・モロ・スオラ(€315.00)。
スタイリッシュなシルエットと荒く塗ったレザーが温もり感のあるレザースニーカーです。
ブルージーンズやブラックのパンツなど、様々なパンツに合いそうですね。
ヘックスープ・キャヴァリーノ・ブル・スオラ・ビアンカ(€346.00)。
表面の白く見える部分は、レザーの毛並みによるもの。
このグレード感は大人でないと履きこなせない、そんなスニーカーです。
レジェンド・コートスェード・ラテ・スオラ・ラテ(€255.00)。
休日のジャケパンスタイルにさりげなく合わせたいミルク色のスェードスニーカー。
どこにでもありそうだけど、どこにもない端正なシルエットは、女性の目を思わず釘付けにしてしまいそうです。
ファルカオ・ミッドハロルド・グログランコニャック・ファンゴ・スオラ・ビアンカ(€340.00)。
個性的なシルエットのレザーとコットンで作られたスニーカー。
その名の通り、コニャックのような色合いがなんともおしゃれですね。
春のコーディネートにぴったりな、カイド・ハイキャンバス(€225.00)。
長めのノーズがスタイリッシュに足元を演出してくれます。
つま先部分はスウェードという粋なデザイン。
スポーティーで少しクラシカルなこのスニーカー、あなたならどうコーディネートします?
パントファラドーロのスニーカーは、履き心地の良さとイタリアならではのスタイリッシュなデザインが特徴です。
40代男性にオススメの大人のスニーカー|まとめ
いつも女性から気軽に声をかけられる男性は、カジュアルな雰囲気を身にまとっています。
そんな男性の多くは、休日ファッションの足元が大人スニーカーであることが多いです。
足元をスニーカーにすると、足元が軽くなるだけでなく、心も軽くなり、動きも身軽になります。
休日を心身ともに身軽に過ごせばリフレッシュもでき、月曜からもハツラツとして出勤できるというもの。
いつもハツラツとして楽しげなオーラを持つ男性に女性は憧れるものだし、話しかけやすいのです。
また、休日女性と一緒にいる時、流行りものでないきちんとした大人のオシャレなスニーカーを履けば、女性も一目おく存在になれますよ。
今回ご紹介したのは、厳選した5つのブランド。
・デザインがオシャレな「プレミアータ」
・イタリアらしい発色が綺麗な「サッカーニ」
・スタイリッシュなシルエットが大人な「フィリップモデル」
・スリッポンならアメリカ発の「ヴァンズ」
・洗練された落ち着いたデザインの「パントファラドーロ」
・イタリアらしい発色が綺麗な「サッカーニ」
・スタイリッシュなシルエットが大人な「フィリップモデル」
・スリッポンならアメリカ発の「ヴァンズ」
・洗練された落ち着いたデザインの「パントファラドーロ」
どのブランドのスニーカーも、落ち着いた大人のカジュアルスタイルに華を添えてくれるスタイリッシュなデザインばかりです。
休日のカジュアルシューズは革靴を脱ぎ捨てて、大人スニーカーで女性を振り向かせてみませんか?