いくらおしゃれにスーツを着こなしていても、足元が綺麗でないと台無しですよね。
意外に人と会ったとき、最初に視線を向けるのが「相手の靴」という方もいらっしゃいます。
今回は、おしゃれの基本でもある足元「革靴」の磨き方やお手入れ方法について紹介していきます。
革靴の磨き方、お手入れ方法をわかりやすく解説
・革靴磨きに必要なアイテム
・革靴の磨き方
スーツに欠かせない革靴ですが、きちんとケアしていますか?
かっこよくスーツを着こなしていても、靴が汚れていては台無しです。
また、女性は特に男性の足元を見ているものです。
革靴は、丁寧にお手入れをして磨き上げ、きちんとケアをすると長く履き続けることができます。
そこで今回は、革靴のお手入れに必要なアイテムや、磨き方をわかりやすく解説していきます。
しっかりケアを行って、足元からスマートでいるように心がけていきましょう。
革靴磨きに必要なアイテム
革靴って安いものではありません。
そして、結構気に入ったものを購入することが多いですから、出来るだけ綺麗に長持ちさせたいというのが本音だと思います。
そこで、どのようなことも同じですが、きちんとしたメンテナンスが重要になってきます。
では、どのようにメンテナンスすれば良いのかということですが、その前に、正しいメンテナンスをきちんとするために準備しておきたいアイテムについて知っていただきたいと思います。
革靴磨きに使うアイテムは、おおむね次の6つです。
(1)シューキーパー
革靴を磨くとき、型くずれさせないためにも、シューキーパーを用意しておきましょう。
お持ちでない方も多いですが、一家にひとつあると便利です。
(2)馬毛ブラシ
革靴についた土やホコリを払うために使います。
また、前回磨いたときにつけた古いクリームを落とすためにも使います。
さらに、革靴に塗ったクリームを馴染ませるときにも使えますので用意しておきましょう。
(3)豚毛ブラシ
小さいブラシですが、これがあるのとないのとでは磨き作業の楽さが違ってきます。
革靴の栄養とも言えるクリームを瓶から取り出して靴に塗るときに使います。
クリームの色別に2個、3個持っておきたいブラシです。
(4)汚れ落としクリーナー
汚れ落とし用のクリーナーがあります。
女性の方には馴染みのある「化粧落とし」のような役割です。
(5)革靴用クリーム
革靴の栄養分とも言えるのがクリームです。
水分補給や、革のしなやかさ、ツヤなどに影響します。
靴の色に合わせてクリームを選んでおきましょう。
(6)やわらかい素材のクロス
靴を磨くときや、汚れを拭き取るときに使います。
やわらかい素材がおすすめですね。できればコットン素材。
なければ使い古したTシャツなどが使いやすいです。
革靴の磨き方
それでは、革靴の磨き方について紹介していきます。
まず、革靴を磨くタイミングですが、1ヶ月に1度くらいが目安です。
よほどひどい汚れ方をした場合は、早めに汚れを落として磨くことが大切ですが、そうでないのなら月1を目指しましょう。
(1)革靴に紐があれば外しましょう
紐の下にもホコリが入っていますので、外して全部綺麗にしてあげましょう。
(2)シューキーパー
いきなり必要なアイテムに出てきたものが登場しました。
革靴をいきなり磨き始めるのではなく、型くずれしないようにシューキーパーを必ず入れてから作業するように習慣づけましょう。
シューキーパーが入っていると、シワの部分が綺麗に伸びてくれるので、細かな部分まできちんとホコリを落とし磨くことができます。
シューキーパーは地味に大切なアイテムなのです。
(3)土やホコリを落とします
馬毛のブラシで土やホコリを落とします。
靴全体をブラッシングしていきます。
(4)クリーナー
クリーナーをやわらかいクロスになじませて、革靴の表面に付着している、前回のクリームなどを落としていきます。
古いクリームの上に、新しいクリームを塗っても革靴にとって良くありません。
ゆっくりとやさしく靴全体を拭き上げていくイメージです。
クリーナーで汚れや古いクリームを落としていくと、革靴の油分がなくなりますので、一時的にツヤがなくなってきます。
(5)クリーム
革靴の色に合ったクリームを豚毛ブラシに取って、靴へ薄く均一に塗っていきます。
クリームは豚毛ブラシの先にちょっとつけるだけでOK。クリームは思っているよりも伸びがいいので、つけすぎ注意です。
ソールやコバ部分も忘れず丁寧に塗ってあげましょう。
(6)余分なクリームを落とそう
馬毛ブラシを使ってブラッシングし、余分なクリームを落としていきます。
力を入れずに「サササ」とブラシを動かすのがコツです。
表面を優しく撫でる感じですね。
表面に光沢が出てきたら、紐を外した場合は元に戻して終了です。
革靴を休ませてあげてください。
起毛、雨で濡れたときの対処方法
(1)起毛
革靴でも「つやつや」ではなく起毛のものがあります。
起毛の場合のメンテナンスは、普通の革靴とは少し違っています。
起毛の場合は、履き終えたら、都度ブラッシングで汚れを落とすようにしましょう。
最初はブラシを使って、表面の毛を起こすようにブラッシングします。これで毛の中に入ったホコリが落とせます。
その次に、毛を寝かせる方向へブラッシングしていきます。
(2)雨で濡れたとき
大切なのは、あわてて乾かさないことです。
ドライヤーなどで乾かしてはいけません。
雨や汚れを拭き取ったら、靴の形が崩れないように注意しながら、新聞紙をティッシュペーパーでくるんで靴の中へ入れていきます。
この状態で風通しの良い、直射日光が当たらない場所で半日~1日乾かしましょう。
靴が乾いたら、先ほど説明した手順に沿ってメンテナンスしてあげてください。
まとめ
おしゃれのポイントでもある足元。
革靴はいつも綺麗な状態で履いていたいものですね。
今回の内容を参考にして、休日などにメンテナンスをしてあげてください。