山ほどある革靴メーカー。
「いい靴を永く履きたいけど、、、どこのがいいんだろう?」
本当にいい一足を丁寧に永く履きたいという、本物志向のあなたに確かな技術とこだわりを持った本格派ブランドをご紹介します。
大塚製靴
歴史
大塚製靴は1872年 (明治5年) 創業の皇室御用達ブランドです。
創業以来、西洋靴という新しい文化を日本に定着させてきました。
創業した当時は、日本にはまだ西洋靴を履く習慣はありませんでした。
その当時から、本場西洋の靴に遜色ない靴作りを目指し技術習得に邁進し、1889年(明治22年)にはパリ万国博覧会において、出品した靴が銀牌の栄誉に輝きました。
創業わずか17年足らずで、世界のブランドに肩を並べる技術力を誇り、現在も「伝統の継承と進取の精神」をテーマに飛躍しづけているブランドです。
OTSUKA M-5
大塚製靴がオーダーメイド中心としてスタートさせたのが「OTSUKA M-5」です。
写真のボタンブーツは、OTSUKA M-5を代表する1足です。
ボタンホールのかがり縫いは、職人のハンドメイドによって行われていますが、革にこのステッチを美しく施すのは非常に難しく、現在これだけの技術があるメーカーは世界でも数社のみと言われています。
山陽山長
歴史
2000年10月に山長印靴本舗が母体となり、2001年10月に三陽山長としてリスタートした革靴ブランドです。
「技」「粋」「匠」という和の精神に基づき、「品質本位」をアイデンティティに高級革靴を展開しています。
妥協のない品質と履き心地が高く評価されており、それを実現しているのが、職人の匠の技と、膨大な足のデータベースです。
それによって、海外ブランドには真似できない「日本人の日本人によるメイド・イン・ジャパンの靴作り」を実現しています。
また、靴のモデル名が「勘三郎」、「友二朗」といった日本人名なのも大きな特徴です。ホームページのデザインも、「日本」、「本格派」といったこだわりを感じさせます。
友二郎
三陽山長と言えば「友二郎(ともじろう)」です。
2010年に三陽山長10周年を記念して登場した木型を使用した名実ともに三陽山長の代表作。
デザインは王道のストレートチップで、どこに履いて行っても恥ずかしくない一足となっています。
つま先のさり気ないハイシャインが大人の洗練された色気を感じさせます。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)
歴史
1964年台東区にて創業され、79年に墨田区に移転した本格革靴ブランドです。
カジュアルな靴は少なめで、ビジネスシーンにフィットした革靴を多く展開しています。
スコッチグレインには3つのこだわりがあります。
「素材」「木型」「製法」
この3つにこだわり、東京都墨田区にて、一貫生産しています。
こだわりの一つである「素材」に関しては、縫い糸まで世界中から厳選し、革に至っては、職人である社長自ら世界各国の一流革生産者と交渉するという、質への一切の妥協を許しません。
インペリアルプレスティージ
スコッチグレインの最高級モデル。
社長自ら選び抜いた欧州産アニリンカーフは、特殊な染料により透明感があり、革本来の模様がそのまま美しい質感となって活かされています。
素材の品質だけでなく、ヒール部分は斜めにカットすることにより、履き始めの引っかかりが解消されており、実用面も高められたデザインとなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
革靴ブランドと言えば、ジョン・ロブやベルルッティ、サントーニのような海外ブランドが有名ですが、日本にも、洗練された和の精神や世界屈指の技術など、世界に誇るべき本格派革靴ブランドがあります。
ぜひ、この機会に日本が世界に誇る革靴を味わってみてください。
靴を通して日本のことを好きになり、日本を通して靴のことを好きになってしまうことでしょう。