一歩進んだエグゼクティブたちに本当に選ばれる本格革靴ブランドはどこなのか?
デキるビジネスパーソンこそ、基本のマナーに忠実に、正統派革靴をカッコよく履きこなすものです。
今回は、世界有数の正統派紳士靴メゾンを5つご紹介します。
John Lobb(ジョンロブ)
1866年創業ロンドンはリージェント通りにて創業。
「キング・オブ・シューズ」と謳われ、英国王室御用達を賜るジョンロブは、世界の紳士靴ブランドの圧倒的頂点に立ち続けています。
例えば、1976年には世界最高峰皮革ブランド、エルメスにみそめられ、「ジョンロブ パリ」として世界各国に既成靴を展開しています。
ロンドンにもアトリエがありますが、そちらは「ジョンロブ ロンドン」として、ビスポーク(オーダーメイド)専門店として現在も独自に活動を続けています。
このようにしてロンドンとパリにジョンロブのアトリエが存在するわけですが、一般に日本で「ジョンロブ」と呼ぶとき、それは「ジョンロブ パリ」の既成靴を指します。
現在では、靴だけでなく財布やベルトなどの作品も生み出し、2006年には、映画「007カジノロワイヤル」でジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグがジョンロブの靴を履いていたことでも話題となりました。
JOHNSTON & MURPHY(ジョンストン&マーフィー)
アメリカはニュージャージー州にて1850年に創業されたブランドです。
イギリス靴の特徴である質実剛健さとアメリカの合理性が融合されたジョンストン&マーフィーの靴は、スタイリッシュで機能性に優れています。
また、第13代アメリカ大統領ミラード・フィルモア以降、リンカーン、ニクソン、ケネディ、オバマなど、すべての大統領に愛用され続けています。
ジョンストン&マーフィーの特徴は、コンタードインソールという独自デザインです。
コンタードインソールとは、踵を小さくし土踏まずを細くすることで、足を靴の中で安定させると同時に、指に動きを与えることができるデザインです。
これによって、楽な履き心地を実現しています。
EDWARD GREEN(エドワード・グリーン)
イギリスはノーザンプトンにて小さな工房から始まったエドワード・グリーン。
いまでは「伝説の靴」と称されるこのブランドは1890年に田舎町の小さな工房から始まりました。
「上質であること」を追求し、ハンドメイドによって生み出された比類なき履き心地の良さから、世界中から羨望の眼差しをうけています。
写真の逸品は、最高品質の革、洗練された美しいシルエット、そしてポイントはさり気なく装飾されたメダリオン。
ビジネスシーンはもちろんのこと、カジュアルでもあなたをさりげなく上品に引き立ててくれます。
Church’s(チャーチ)
140年以上前、1873年にチャーチ3兄弟によってノーザンプトンにて創業。
小さな工房ではじまった靴作りは、またたく間に世界中にファンを持つようになり、1965年には、本社にエリザベス女王2世が直々に訪れ、英国女王賞が授与されるほどでした。
英国王室にも認められた質実剛健さがチャーチにはあります。
グッドイヤーウェルテッド製法で作られるチャーチの靴は、創業時から今も変わらず8週間もの時間、250もの工程を経て作られます。
1999年にはプラダグループとパートナーシップを結び、それまでの伝統的なイギリスのイメージだけでなく、モダン性も評価され始めました。
チャーチの核となる「質実剛健」をコアとして継承しながらも、新たなものを取り込み進化し続けるブランドです。
Alden(オールデン)
1884年、マサチューセッツ州ミドルバラにて創業されました。
馬一頭からごくわずか採ることのできない上質な革「コードバン」。
サラブレットやポニーなど一般に知られる馬からは採ることができず、欧州でごく少数生産されている農耕馬からのみ副産物として採ることができるものです。
その希少性、そして品質の高さから動物皮革の中でも最高級品とされています。
そんな「コードバン」を用いたオールデンの靴は、使い込むほどに履き手特有のツヤ・シワが生まれます。
その濡れたような艶やかな美しい革は「革の宝石」と謳われています。
靴を「育てる」愉しみを味わいたいなら、特にオススメのブランドです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
世界の数あるブランドの中でも、特に普遍的な本格革靴を提供し続けている王道ブランドをご紹介しました。
これらのブランド以外にも優れたブランドは多くありますが、ビジネスシーンで選ばれる正統派紳士靴といえば、これらのブランドです。
デキるビジネスパーソンこそ、奇をてらわない身だしなみで仕事を淡々とこなしていきます。
どこに行っても恥ずかしくない正統派ブランドの参考にどうぞお役立てください。