ファッションに敏感な感性鋭いビジネスパーソンに支持される革靴ブランドと言えば？
ファッション性、デザイン性の高い靴と言えば、フランス、イタリアのブランドの名前がまず挙がります。
今回は特に、フランスのブランドをご紹介します。
と言うのも、フランスと言えば、ファッションの都パリを擁し、ルイ・ヴィトンやシャネル、エルメスなどの世界的ハイブランドを輩出した華やかで上品な国。
それは革靴においても当てはまります。
感性豊かなビジネスパーソンに人気を博す「フランス高級革靴メゾン御三家“ABC”」をご紹介します。
Aubercy（オーベルシー）
イタリア靴の繊細さ。
フランス靴の実用性。
イギリス靴の伝統。
これらを組み合わせた独自の靴を展開するフランスの紳士靴メゾン。
オーベルシーは1935年にフランスにて、レニー・オーベルシーとアンドレア・オーベルシーによって創業されました。
フランスでの創業でしたが、創業前にイギリスで靴づくりを学んでいたため、創業当初はイギリス靴の影響を強く受けた靴を発表していました。
その後、1950年代半ばに生産工場をイタリアに移したことから、イタリア靴の影響も受け始めます。
このような背景から3カ国のスタイルが混じりあい、「オーベルシー」という独自スタイルが完成されました。
日本には2000年以降に輸入され始め、フランス、イギリス、イタリアの3カ国の要素が交じり合うことで、デザイン性とクラシックな要素を兼ね備えたブランドとして人気を博しています。
Berluti（ベルルッティ）
ローマ法王に愛されたブランド・・・
「パティーヌ」や「カリグラフィ」という装飾を用い、「革靴の芸術」とも謳われ、世界で唯一最高級革「ヴェネツィアレザー」の使用が許される・・・
それがベルルッティです。
ベルルッティは1895年にスーリエ・ベルルッティによって創業されました。
ベルルッティのみが使用を許された最高級の革「ヴェネツィアレザー」に色を塗り重ねる技法「パティーヌ」を駆使し、深みある色彩や艶で人気を博しています。
「パティーヌ」とは、何度も色を重ね塗りする技法のことで、一つ一つの作品が異なった表情を覗かせてくれます。
また、古文書を元に考案された「カリグラフィ」も魅力の一つです。
「カリグラフィ」はレザーに焼いて刻まれ、一つ一つの作品ごとに文字の場所やロゴの配置が異なります。
ヴェネツィアレザーに描かれるパティーヌやカリグラフィによる独特の色ムラとヴィンテージ感。
それはもうまさに芸術作品です。
Corthay(コルテ)
「キング・オブ・シューズ」ジョンロブ。
「革靴の芸術」と謳われるベルルッティ。
この2つの世界最高級紳士靴メゾンで経験と実績を積んだ靴職人ピエール・コルテ。
彼が1990年にフランスはパリにて創業した高級靴メゾンがコルテです。
ちなみにピエール・コルテは、フランスで2008年に「メートル・ダール」を受賞しています。
「メートル・ダール」とは、日本の人間国宝に相当する名誉ある賞です。
独創的なカッティング、特殊な製法による曲線美・・・
“ベクデーグル”（鷲のくちばし）と名づけられたトゥ。
そして、“絵画の額縁”と表現されるコバ。
世界に数ある靴ブランドの中でも、最も芸術的なデザインのブランドです。
まとめ
Aubercy、Berluti、Corthay
それぞれの頭文字をとって、「フランス高級革靴メゾン“ABC”」。
いかがでしたでしょうか？
ファッションの都パリを擁するフランス生まれの彼らは、いずれもデザイン性が高く、貴族的な華やかさをまとっています。
また、フランス靴は華やかさだけでなく、実用性の高さでも定評があります。
ビジネスシーンで一歩先を行く活躍するあなたには、実用性とデザイン性を兼ね備えたフランス靴を履きこなせるかもしれません。
