ロールペンケースは、チャック式のものに比べると、少しめんどうなイメージがありますが、ビジネスパーソンにとって、自身のイメージを演出ための大切なアイテムでもあります。
使い慣れたお気に入りの万年筆を、革のロールペンケースから取り出す仕草は、「デキる」雰囲気をあらわしてくれるのです。
ずっと使い続けたい大切な万年筆やボールペンを、ペン同志で擦れないよう、きちんとホールドしてくれるロールペンケース。
ここでは、ビジネスパーソンが持っていてかっこいい人気のロールペンケースを3つご紹介します。
トーンオイルヌメ・ロールペンケース(土屋鞄製作所)
バッグや財布の革小物には、柔らかさ、硬さ、肌触り、持ったときのサイズ感、色合い、経年劣化の風合いなど、求める条件もさまざまです。
この土屋鞄製作所の革小物は、比較的やわらかさと手にとった時の心地を重視している傾向があります。
このロールペンケースも、柔らかい一枚革で、愛用の万年筆や使い込んだ大切なボールペンを優しく包み、「持つ喜び」を一層強めてくれるアイテムです。
土屋鞄製作所は、モノづくり精神をとても大切にしており、それは土屋鞄の製品を使えば使うほど、経年のための変化の美しさを通して深く伝わってきます。
HERZロールペンケース
渋谷に工房があるHERZの牛革のロールペンケース。
職人がひとつひとつ手作りしているので、受注生産になります。
少しガチっとしたイメージで、職人っぽい感じが特徴です。
できるだけ金具を使わずに革と糸で作られているという配慮もあります。
HERZのロールペンケースに使われている革は、比較的厚めの革で、通称ラティーゴと呼ばれているものです。
ペンは6本収納可能。
お気に入りの万年筆を持ち歩くのに最適です。
ロメオ・オイルキップロールペンケース(伊東屋)
伊東屋オリジナルのロールペンケースです。
ビジネスシーンを意識した、見た目も実用性もバランスのとれたペンケース。
ふっくらとした質感に、しっとりした手触りで時間をかけて愛用して経年を楽しむ人には、おすすめのブランドです。
革は時間をかけて変わるのです。
一朝一夕ではなく、歴史が深まっていくのに時間をかけるという魅力があります。
このロメオ・オイルキャップは、そんな楽しみを存分に味わうことができるロールペンケースです。
まとめ
ロールペンケースは、万年筆同様、意識を高める効果があります。
また、巻き方にも個性が現れるので、外見も使う人それぞれに変化していきます。
ペンケースそのものの構造はとてもシンプルですが、その使い方によって自由に心地を楽しむことができ、愛着がわいてくるのです。
紐をほどく、ペンケースを開く、愛用のペンを手にとる・・・。
この「手間」と「時間」が、パートナーにとって大切な一呼吸になるのではないでしょうか?