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フォーマルスタイルは失敗できない。実践的フォーマルスタイルを紹介

仕事での会合。

部下の結婚式や披露宴。

そして、取引先の告別式。

若い頃に出席するのは、知人や友人ばかりなので、フォーマルスタイルと言ってもそんなに考えなくても良かった。

でも、40代に入るとフォーマルスタイルで出席するところは、知人や友人のところばかりではありませんよね。

それなりの立場で出席することになりますから、フォーマルのルールに従ったファッションにしておきたいところです。

しかし、例えば「ダークスーツで」と、ドレスコードが書いてあるとしたとき、あなたはどんな色のスーツを選びますか?

ダークスーツだから「黒」でしょうか?

それとも無難に「紺」でしょうか?

いやいや、ダークだから「グレー」でしょ?

このようにダークスーツと言っても、人によって様々な色を選びます。

そして、選んだ色が出席する場のドレスコードにふさわしいのかは、分かりません。

なんとなく「暗黙の了解」の上で成り立っているような、日本のフォーマルスタイルのルール。

じゃあ、どうすればいいのか。

何を選べば間違いがないのか。

そんな疑問を、今回はシーンから見てお話していきます。

ドレスコードに不安をお持ちなら、ぜひ最後までお読みくださいね。

それでは、はじめていきましょう。

ドレスコードの基本

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まずは、ドレスコードの基本を知ってください。

この基本を知っていないと、驚くような失敗を引き起こすことになりますよ。

それでは、フォーマル度の高いドレスコードから順に紹介していきます。

テイルコート

テイルコートは、日本では「燕尾服」と呼ばれている、最上級の礼装です。

テイルコートは最上級の礼装なのですが、主に夜の礼装であり、昼に着用することは控えるのが正しい選択です。

そしてテイルコートには、白のボウタイを合わせるのが正式な装いです。

テイルコートに似た位置づけとしてタキシードがありますが、テイルコートにはタキシードのように「ブラックタイ」を合わせることはありません。

テイルコートの装いが必要なシーンを考えた場合に出てくるのが、宮中晩餐会など夜の最上級の礼装が必要な格式高いシーン。

そのため招待状に「ホワイトタイ」指定がある場合には、テイルコートを選ぶ必要がありますし、席でも国賓級のおもてなしがされるシーンだと心しておきましょう。

最上級の夜の格式高い式典やパーティーのドレスコードですね。

モーニング

その名の通り、昼の正礼装です。

その場における最上位参列者(披露宴なら新郎、通夜や告別式なら喪主)が着用するフォーマルスタイルです。

ですから、出席するシーンで自分が最上位参列者ではないときには、選んではいけない服装です。

また、モーニングにブラックタイは相応しくありません。

タキシード

ドレスコードに「ブラックタイ」指定がある場合、それはタキシードでの出席が求められています。

タキシードは夜の準礼装です。

黒のボウタイ、ウエストのカマーバンドにサスペンダー。

これがタキシードの基本となります。

最近では、昼間の披露宴にファッション性の高いタキシードを着用する人も増えていますので、夜だけのものという見方はできなくなっています。

ディレクターズ

ディレクターズはモーニングの正礼装に次ぐ準礼装という位置づけです。

披露宴なら新郎の実父や媒酌人など、上位参列者が着用することの多い服装です。

また葬儀や告別式でも着用でき、主に喪主や親族、近親者が黒のタイを合わせることで着用することもあります。

あくまでも「近親者」までですので、いくら故人と親しくても知人の場合はNGです。

ダークスーツ

ホワイトタイ指定、ブラックタイ指定以外は着用できる、幅の広さを持っている服装です。

ダークスーツはどれだけ値段の高いものでも、有名ブランドであっても「略礼装」にあたるので、準礼装や正礼装には向きません。

主に披露宴に参列するとき、着用することが多いですね。

また、通夜の場合ならタイを黒にすることで参列可能です。

しかし、葬儀や告別式の場合には、ダークスーツと言えども「無地のブラック」以外はNGです。

ここは注意しておくところですね。

ブレザー

スマートカジュアルと呼ばれるドレスコードの服装です。

いわゆるジャケパンスタイルが、このドレスコードに一致します。

カジュアルなパーティーで使われるドレスコードですが、上品さだけは外さないようにしておきたい服装です。

あくまでも、昼でも夜でも「上品」がキーワードです。

結婚式や披露宴

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結婚式や披露宴は、自分がどのような立場や役割で参列するのかを知っておく必要があります。

フォーマルスタイルを選ぶためには、大きく分けて3つの関係性があります。

・親族として参列する
・仕事関係者として参列する
・友人として参列する

それぞれに合った装いをすることが、フォーマルスタイルの基本です。

(1)親族として参列する

親族として参列する場合、お洒落よりも新郎新婦の家柄を損なわない装いを考えるようにしましょう。

親族は身内ですから、ホストの位置づけになります。

主役は新郎新婦ですが、ホストとしての参列ですから控えめな装いを心がけましょう。

定番のフォーマルスタイルとしては、ブラックスーツを着用するのが無難です。

タイにはシルバー系を選ぶことで慶事の装いとなります。

華やいだ気分にあった装いにしたいところですが、親族=ホストですから節度のあるフォーマルスタイルで挑みましょう。

(2)仕事関係者

仕事関係者ということは、新郎新婦の社会的なポジションを代弁することにもなります。

おしゃれを意識するよりも、礼節を守ったスタイル。

格式が感じられるスタイルがベストです。

しかし、親族ではありませんので、立場としては「ゲスト」。

ということは、ゲストに相応しい華やいだ雰囲気も必要になってきます。

親族の場合と同じくブラックスーツを着用するのが無難です。

ただし、華やいだ雰囲気もほしいですから、タイは黒のボウタイに。

これだけで華やいだ雰囲気を作れますし、上品な印象も損ないません。

チーフも忘れずに「TVフォールド」や「スリーピークス」などで演出してみましょう。

(3)友人

もっともフォーマルスタイルの中でも、ドレスアップが楽しめるポジションです。

友人として参列する場合には、主役である新郎新婦を盛り立てる装いを意識してください。

場を華やいだ雰囲気にする役割ですから、ブラックスーツでジレをプラスしスリーピースにしてもいいですね。

ジレをプラスすることで、胸元の黒の面積が増えることで締まった印象になります。

タイも色や柄物のボウタイで、華やかさをプラスしましょう。

また、友人というポジションならではのスタイルとして、遊び心のある変形タキシードというスタイルもあります。

では、反対に結婚式や披露宴でNGな装いを紹介しておきましょう。

(1)ジャケパン

これはジャケパンが悪いのではなく、普段の仕事のままというイメージなのでドレス感がありません。

どれだけドレス感を盛っても、ジャケパンは普段の仕事の服装から抜け出しにくいものです。

(2)茶色の靴

茶色の靴は、イタリア男性が履いている写真を見るのでOKかと思いきや、茶色はカジュアルな印象を拭えません。

遊びの雰囲気が強いですから、格式のある場には不釣り合い。

黒の靴が◎です。

(3)派手な装い

二次会や2.5次会ならOKです。

でも、結婚式や披露宴の席で派手な装いだと、場にそぐわないので失礼にあたることがあります。

「せっかくの友人の結婚式だから」と気合いが入りすぎて、派手になってしまう人もいますからご注意ください。

ダークスーツの装い

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ダークスーツと聞くと「濃い色なら全部OK」とは思わないでください。

ダークスーツの基本は「黒」「ネイビー」「チャコールグレー」の3色です。

これ以外の色は、濃い色といえども選ばない方がいいですね。

また、ダークスーツは柄よりも生地にこだわりが必要です。

華やかな雰囲気が必要ですから、光沢のある生地を選ぶのが◎。

ネクタイやチーフも光沢素材のものをチョイスしておきましょう。

光沢があるだけで、ドレスアップ感も増しますからパーティーにも使えます。

また、ダークスーツには黒の靴を選びましょう。

これは先ほども出てきましたが、茶色の靴はカジュアルになりやすいからです。

ポイントは仕事とは違ったドレスアップ。

大柄は避けて、無地に見える光沢のある素材。

ここを押さえておいてください。

タキシードの装い

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「ブラックタイ」のドレスコードで有名な「タキシード」。

夜の格式高い装いといえば、このスタイルです。

まずはタキシードに必要なアイテムを紹介します。

・タキシードスーツ

これがないと始まりません。

黒が一般的ですが、濃紺のタキシードもあります。

襟には拝絹、パンツはスラックスで側章が付くのが基本。

・フォーマルシャツ

普段のシャツとは違います。

襟の形や身頃が礼装用になっているシャツです。

シャツには「比翼仕立て」「プリーツシャツ」「ウイングカラー」といった種類があります。

おすすめは「レギュラーカラー」のフォーマルシャツです。

・ボウタイ

黒が原則のシルクサテンで出来た蝶ネクタイです。

ブラックタイの呼び名はここからきています。

・カフリンクス

礼装用のシャツにはボタンは付いていません。

その代わりに、カフリンクスをつけるホールがついています。

カフリンクスはタキシードには必要です。

・カマーバンド

ベストの代わりに使うカマーバンド。

もともとは、腹部の金具が見えないようにするためだったとか。

ベストがあれば代用可能です。

・チーフ

シルクまたはリネンの白無地が基本。

チーフの挿し方は、シルクなら「パフト」、リネンなら「スリーピークス」が一般的です。

・フォーマルシューズ

黒のオペラパンプスが正式です。

しかし、内羽根プレーントゥやストレートトゥの靴でもOK。

ポイントは、しっかりと磨かれていることです。

タキシードには、このような必須アイテムがあります。

ファッション誌やインスタなどを見ると、タキシードでもアレンジしている外国人を見かけることがありますが、まずは基本のルールを守った装いから始めましょう。

タキシードは「宴」の装いです。

上品な中にも、華やかな印象を忘れないようにしてください。

通夜や告別式

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それでは通夜や告別式でのフォーマルスタイルをお話します。

通夜や告別式は急な出席のケースがほとんどでしょう。

ですから、許容される範囲は広いのですが、それでもNGポイントは知っておきたいところです。

まず葬儀や告別式には、黒無地のスーツに、パンツの裾はシングルが基本です。

参列者の場合には、ブラックスーツがよいですね。

タイはブラック以外はNGです。

お通夜の場合は、急に出席することも多いですから、地味なダークスーツなら許容されることが多いです。

いずれの場合でも、お洒落の要素は一切必要ありません。

鞄やベルトは黒、シャツは白無地が適切です。

よほど急なお通夜への出席以外は、色物はさけた方がいいですね。

次にNGなことを上げておきます。

これ、以外と知らない人も多いと思います。

・白のチーフ

急な通夜に出席するときには、チーフを外すことを忘れずに

・明るい色のスーツ

急な通夜とはいえ、派手すぎるスーツは適切ではありません。

一度帰宅してダークスーツに着替えたほうがいいですね。

・ボタンダウンシャツ

カジュアル要素が高いシャツは避けましょう。

白無地でもボタンダウンの襟型はNGです。

オックスフォード素材も避けましょう。

・アクセサリー

身につけたまま通夜に出席している人を見かけます。

パワーストーンやブレスレット、ネックレス、タイバー。

光る装飾品は避けるべきです。

時計も外したほうがよいです。

・ディンブル

タイの窪みは装飾的と受け取られます。

きちんとキレイに結ぶだけでOKです。

窪みをいれてはいけませんよ。

・カフリンクス

シングルカフのシャツを選びましょう。

当然ですが、シャツは白無地です。

・黒無地以外のスーツ

急な通夜の場合は仕方ありませんが、葬儀や告別式の場合には、黒無地以外はNGだと思っておきましょう。

遠目無地の織り柄もNGです。

ダブルブレストはOKです。

・スリッポン

アッパーが黒のカーフだったとしても、スリッポンはカジュアルアイテムですから適切ではありません。

反対にNGのように思えますが、OKなこともあります。

・地味な無地のタイ

急な通夜の場合、黒のタイが用意できないこともあります。

その場合に限って、グレーなどの地味な無地タイが許容されます。

葬儀や告別式ではNGなので、注意してください。

・モンクストラップの靴

黒カーフのモンクストラップは許容されます。

これはモンク靴が修道士の履く靴だからと言われています。

・結婚指輪

結婚指輪だけは装飾品とはみなされません。

これ以外の装飾品は、すべてNGだと覚えておきましょう。

女性の場合は、結婚指輪と真珠のみ着用してもよいとされています。

まとめ

さて、フォーマルスタイルのルールがわかり、あなたも自信を持たれたのではないでしょうか。

今まで自分の思っていた通りだった。

そんなシーンに出席することが無かったから勉強になった。

まずいですよね、先週の会合のフォーマル、失敗してました。

こんな意見もあると思います。

また、

最後までお読みいただいたあなたも、過去のフォーマルシーンを思い浮かべながら、

「よし、大丈夫だった」

「まずい、失敗してた」

と、ひとつ一つ頭の中の記憶を遡りながら、判断されていたかもしれません。

このようにフォーマルスタイルのルールは、あまりはっきりとは誰も教えてくれません。

何となくテレビで見たからとか、スーツを買いに行ったところの店員さんが大丈夫と言ったからとか、そんな理由で安心していることも多いです。

でも、本当はそれぞれのシーンでルールがあり、そのルールに合わせることが、その場に出席した誰もが気持ちよく居られる雰囲気を作るのです。

これは個性を無くして集団になるということとは違います。

出席する側のマナーであり、個性や主張とは別のことなのです。

だからこそ、あえてドレスコードを外す必要もありませんし、ドレスコードの中で、おしゃれに装うことが大人の証拠とも言えます。

いざというとき、この記事でお読みいただいたことを覚えておかれると、フォーマルスタイルで間違いが起こりません。

これからのフォーマルシーンで困らないように、しっかりと復習しておいてくださいね。

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