お金、免許証、クレジットカードを収納するバッグといえば財布。
「お金を収納する」という実用面でも重宝されますが、車や時計のようにメンズのステータスを示すものですし、風水的にも金運と繋がるアイテムとして知られていますね。
男性は女性が使っている財布をそこまではチェックしないかもしれませんが、合コン等の場で女性は男性の使っている財布をさりげなく、しっかりとチェックしているもの。
服は普段着ないものでもその日のために調達できたりしますが、財布となるとそうにもいきませんし、使っている財布で経済力を計るのはあながち間違いではないかもしれません。
ちなみにあなたは今どんな財布を使っていますか?
「それっぽいものを使っていればバレないから・・・」、「人に見られる機会も少ないし・・・」といった理由から、もしかしたら今まではこだわっていなかったかもしれませんが、是非これを機にメンズ財布の高級ブランドについて知っていただければと思います。
なお、今回は私見ではありますがランキング形式で9つのブランドを取り上げたので参考してみてください。
高級ブランドの財布を勧める理由
10万円以上することも珍しくない高級ブランドの財布ですが、これだけ高価だとやはり手が出にくいですよね。
とは言っても物によっては5万円以下のものもありますし、アウトレットなどに足を運べばさらにお得な金額で手に入る場合もあるでしょう。
いずれにせよ、財布のみならず高級ブランドには高級ブランド特有の魅力があり、意中の異性の関心を引いたり、ビジネス上で会食時にチラっと見えた財布から「この人はしっかり稼げる人だ」と信頼感を得ることができたり、といったメリットがあります。
また「使っている財布の金額×200があなたの年収」という説もありますし、風水的にも高価な財布を使うことにより金運が上がると唱える人もいるようです。
こういった理由から高級ブランドの財布をオススメしたいのですが、それでは早速ランキングに参りましょう!
9位 BOTTEGA GENETA
BOTTEGA GENETAは1966年にイタリアのヴェネチアにて創設された高級レザーブランド。
創業当初から熟練の革職人と共にバッグや財布を中心にその他レザーアイテムを展開し、今ではアパレルまで展開を広げています。
ブランド名の”BOTTEGA”はイタリア語で「工房」を意味し、その名の通り今なお創業地の工房にて手作業で製品が作られているとのこと。
そんなBOTTEGA GENETAに転機が訪れたのが2001年。
グッチグループの傘下になり、エルメスやソニア・リキエル・オムにてデザイナーとして活躍したトーマス・マイヤー氏がクリエイティブ・ディレクターに就任しました。
こうしてBOTTEGA GENETAの伝統的な技術力と、グッチグループの強力な資金力が手を結びブランドは急成長。
日本でも表参道ヒルズや銀座に店舗を構えており、銀座店に至っては世界最大規模の旗艦店となっています。
また、BOTTEGA GENETAのユニークな点がブランドロゴを持たないこと。
これは”When Your Own Initial Are Enough”=「自分のイニシャルだけで十分」という独自の哲学に基づいており、ブランド品にありがちな派手さとは対極的に控えめで気品のある世界観を体現しているブランドです。
そしてこちらがBOTTEGA GENETAからオススメの長財布モデル。
BOTTEGA GENETAのトレードマークとも言える「VNカーフレザー」を職人が手作業で編み込んでおり、内側には紙幣やレシートを収納できる4つのコンパートメント、そしてカード類用のコンパートメントが9つ、という仕様になっています。
「ブランド品は魅力的だけど、ちょっと見栄張りに思われそうで・・・」という人にオススメのBOTTEGA GENETAです。
8位 SMYTHSON
Smythsonはイギリスで125年以上の歴史を持つ老舗ブランド。
実はSmythson、高級文具メーカーとして知られており本革の表紙をあしらったノートや手帳はあのヴィクトリア女王も愛用されているとのこと。
また歌手のマドンナ、女優のグレース・ケリーなどセレブにも愛用されており上流階級に人気のブランドとして知られています。
そんなSmythsonですが、本革が強みということで財布も人気なのです。
それがこちら。
タンカラーでまとめられた大人ぽく、味わい深い長財布ですが牛革の中でももっとも最も上質と言われている「カーフスキン」のみで作られているのがポイント。
キメが細かく、なめらかな手触りが味わえる仕上がりになっています。
ちなみに内側はカードケース14枚という仕様で、手持ちのカードが多めな人でも安心な仕様です。
そしてもう一つ紹介したいのがこちら。
爽やかなオーシャンブルーが印象的な折り財布ですが、素材は軽さと柔らかさが特徴のラムスキン。
鮮やかな外側に対して内側はシックなタンカラーになっており、落ち着いた印象を与えてくれます。
そしてノートポケット、サイドポケット、カードポケットという3種類のポケット仕様なので使い勝手もよくオススメの財布です。
7位 VALEXTRA
VALEXTRAは1937年にイタリアのミラノにて創業した高級ブランド。
エルメスやグッチと同じく創業当初は革を使用した高級な馬具を扱っていましたが、徐々に鞄や財布といったアイテムにシフトしてきました。
また「革新的な革製品」というブランドのモットーを体現すべく、アイボリー、クロコダイル、エレファントといった希少価値の高い革を使用した製品作りでも知られています。
そして1954年にはトラベルバッグの「24h」がイタリアのプロダクトデザインの最高峰との呼び名の高い「コンパッソ・ドーロ賞」を受賞しました。
またその後も手首に掛けて持つ「リストバッグ」という概念を生み出した「Tric Trac」や、コインケースの「Grip」などヒット商品を生み出していったのです。
そしてオペラ歌手のマリア・カラス、モナコ公国妃のグレース・ケリー、イランの女王ファラフ・ディーバなど世界中のセレブに愛用されるまでに成長。
こうして高級ブランドとして成功を収め「イタリアのエルメス」とも呼ばれるようになったVALEXTRAですが、こちらがオススメの財布です。
しなやかで耐久性の高いカーフスキンを使用しており、高級感がたっぷり味わえる仕上がりとなっています。
また注目なのが内側のカードケース部で、カードを取り出しやすいようV字カットになっているのです。
外側、内側と全体のブラックに対して、ゴールドのジップが映えるデザインがまた魅力的ではないでしょうか。
6位 LOEWE
LOEWEは1846年にスペインのマドリードにて誕生したラグジュアリーブランドです。
スペインはラムレザーのクオリティが高いことで知られていますが、そんなスペインの中でも人気の高い高級ブランドとして知られています。
ちなみに1846年の創業時は数人の職人が立ち上げた工房でしたが、1872年になるとドイツ人職人のエンリケ・ロエペ・ロスバーグがこの工房をブランドとして立ち上げ、自身の名である「ロエペ」=”LOEWE”というブランド名になったのです。
当時のスペインでは現代の「ウィンドウショッピング」という概念が存在していなかったのですが、そんな中LOEWEはいち早く窓に商品を陳列したり、半円形のショーウィンドウをあしらった店舗をオープンしたりし、話題を呼びました。
また、ショップでは自前のブランドだけでなくクリスチャン・ディオール、シャルル・ジョルダン、クロエ、といった他の高級ブランドの商品も扱っており、今でいうセレクトショップのような形態で運営されていたのも特徴。
そんなLOEWEからオススメの財布がこちらです。
端にLOEWEのロゴがあしらわれており、シンプルながらもラグジュアリー感を感じさせてくれるデザインになっています。
また「エングレーブドカーフ」と呼ばれる素材を使用しており、うっすらと広がる無数の縦横模様もアクセントになっているのが特徴です。
5位 dunhill
dunhillは1880年にイギリスにてアルフレッド・ダンヒル氏によって設立されたラグジュアリーブランド。
取り扱う製品はスーツ、時計、バッグ、財布、ライター、葉巻など多岐に渡りますが、創業当初は馬具を扱いつつ時代の流れと共に自動車関連の商品を扱うようなりました。
オープンカーのドライバー用のゴーグルやコート、ハンドル用のレザーカバーなどが人気を呼ぶ一方で、ライターや葉巻、パイプなどの商品も上流階級を中心に広がっていったのです。
しかし1920年代のタバコの規制に伴い、バッグ、ベルト、名刺入れといったレザー製品や紳士服に注力し、今では世界を代表するメンズトータルブランドとして知られています。
そしてこちらがオススメの一品。
素材はしなやかさと耐久性に定評のある「フルグレイン・プリント・カーフレザー」を使用。
内側には10のカードスロット、札入れ用スリーブ、ジップ式のコイン入れといった仕様です。
また外側にはガンメタル仕上げのバッジがあしらわれており、男らしさを演出してくれます。
4位 GUCCI
GUCCIは1921年にイタリアのフィレンツェにて創業したラグジュアリーブランド。
創業当初、乗馬アイテムをヒントに制作したバッグ、トランク、手袋、靴、ベルトといったアイテムが休暇中に海外からフィレンツェを訪れていた人々にヒットし、その名が徐々に広まっていきました。
1960年代半ばになると二重の”G”であるブランドロゴが生み出され、同時期に発表されたホースビット金具つきのクラシックモカシンは大きな話題を呼び、今ではニューヨークメトロポリタン美術館の所蔵品になっているとのこと。
そしてこちらがGUCCIからオススメの「GGマーモント」。
GUCCIのロゴがアクセントになっているデザインですが、シンプルなデザインだからこそ映えるもの。
耐久性が高く経年変化が楽しめるカーフスキンレザーですが、ホットスタンプ加工と呼ばれる処理により独特の風合いに仕上げられています。
3位 BVLGARI
BVLGARIは宝飾品ショップとして1884年に創業した、イタリア発祥の高級ブランド。
創業者のソティオ・ブルガリは銀細工を営む一家に生まれており、幼いころから銀細工に親しんでいたと言われています。
その経験を生かし、1884年にローマに自らの店を出店。
自身のルーツであるギリシャ構築論を応用し、同じ形を積み重ねる手法で生み出された個性的なアクセサリーでBVLGARIの名は徐々に広まっていきました。
そして世代も変わった1970年代に入ると腕時計の製造に着手。
2000年代以降は香水やメガネ、ハンドバッグや財布といったレザーアイテムも取り扱うようになり、蛇の頭をあしらったデザインがブランドアイコンとして知られています。
そんなBvlgariですが、こちらがオススメの財布。
シックな風合いを演出するスムースカーフレザー、そして男らしさを醸し出すブランド名が刻まれたメタルプレートなど、大人のメンズにぴったりなデザインの財布です。
ちなみに「大人っぽいのも良いけど、ありがちなデザインはつまらない・・・」という人にオススメなのがこちら。
ゴールデンアンバーとブラックのレザーを織り交ぜたデザインですが、華やかながらも上品に仕上げられており、高級感を感じさせてくれる一品ではないでしょうか。
ちなみに内側は5枚のカードケース入れとコインケース付きで、実用面でも使い勝手のよい仕様になっています。
2位 PRADA
PRADAはイタリアのミラノにてマリオ・プラダ氏によって設立されたラグジュアリーブランド。
創業当初はマリオ氏自身がアメリカやヨーロッパを旅して集めたクリスタル、貝殻、銀食器といった素材をもとに製品を作っており、これがミラノ上級階級の人々の間で話題になったとのこと。
一代にしてイタリア王室御用達のブランドへと成長しましたが、1985年に創業者のマリオ氏が他界し、ブランドは低迷期へ。
しかし、孫娘のルイーザ・プラダ氏がナイロン生地を仕様した新しいラインナップで再び人気を取り戻し、今では日本でも人気の高級ブランドとして知られています。
そんな歴史を持つPRADAですが、こちらがオススメのメンズ財布。
シンプルなデザインのバッグで人気のPRADAですが、こちらのメンズ財布もデザインは至ってシンプル。
デザインがシンプルな分、高級素材であるサフィアーノレザー特有の細かい筋模様が映え、より高級感を味わうことができます。
傷がつきにくく、撥水性も高い丈夫な素材で、また軽いので実用面でもオススメです。
1位 HERMES
HERMESは1837年にフランスにて生まれたラグジュアリーブランド。
他の高級ブランドと同様にもともと馬具工房として、乗馬関連のアイテムを扱っていましたが、徐々に財布等の皮革製品に注力するようになりました。
しかし今尚、短鞭、鞍、競技用ジャケットといった乗馬グッズは扱っており、多くの騎手に愛用されています。
バッグの印象が強い人も多いHERMESですが、そのバッグ作りも実は乗馬用品作りのノウハウが活かされており、1920年には縫い目が表に出る「クージュ・セリエ」と呼ばれる鞍縫い製法を応用したバッグが発表され、話題に。
また1970年代には腕時計分野にも参入し、ブランド初の腕時計「アルソー」が1979年に発売されました。
以降も一人の職人によって一貫して作られるバッグは人気が衰えることがなく、HERMESの名を今尚世に広げています。
そしてHERMESからオススメのMC2シリーズです。
ビジネスマンが使用することを想定されたこのモデルは、スーツのポケットにも自然に馴染むよう薄く設計されており、無駄な装飾が一切ありません。
そんなスリムな設計ながらもカードが8枚収納可能で、機能面も充実した仕様になっています。
色も上記のブルー以外にブラウン、ブラック、ダークグレイ等、計7つ展開されているので、あなた好みの財布が見つかるはず。
まとめ
今回はオススメしたい高級メンズ財布ブランドをキーワードに、9つのブランドを紹介しました。
もしかするとあなたも街中で見かけたことがあるブランドもあったかもしれませんが、もしお店で実物を手にしたことがなかったら、これを機にぜひチェックしていただけたらと思います。
ちなみに今回紹介したブランドをおさらいすると、紹介したのは以下の9つのブランドです。
-BOTTEGA GENETA
-SMYTHSON
-VALEXTRA
-LOEWE
-dunhill
-GUCCI
-BVLGARI
-PRADA
-HERMES
-SMYTHSON
-VALEXTRA
-LOEWE
-dunhill
-GUCCI
-BVLGARI
-PRADA
-HERMES
一つずつ振り返ると・・・
“BOTTEGA GENETA”は1966年にイタリアのヴェネチアにて創設されたレザーブランドですが、ブランドロゴを持たず、控えめで気品のある世界観が特徴です。
“SMYTHSON”はイギリス発祥の高級文具メーカーですが、本革を手帳の表紙にあしらうなど革製品にも強く、財布も文具と並んで人気。
“VALEXTRA”はイタリアのミラノ発祥のブランドで、「革新的な革製品」というブランドのモットーを体現すべく、ワニやゾウの革を使用した個性的なものづくりが特徴です。
“LOEWE”はスペイン、マドリード発祥のブランドですが品質の高いラムレザーを使ったレザーアイテムが人気のブランド。
“dunhill”はイギリスを代表するラグジュアリーブランドで、ガンメタル仕上げのバッジをあしらった、シンプルながらも男らしいモデルの財布を紹介しました。
“GUCCI”は1921年にイタリアのフィレンツェにて創業した高級ブランドですが、二重の”G”のロゴが映えるシンプルなデザインの「GGマーモント」と呼ばれる財布を紹介しています。
“BVLGARI”は1883年創業の高級イタリアンブランドで、ブラックでまとめられたシックな長財布と、ゴールデンアンバーとブラックレザーを織り交ぜた折り財布の2つを紹介しました。
“PRADA”は世界的に有名な高級ブランドですが、高級素材である「サフィアーノレザー」を使用したシンプルな折り財布を紹介しています。
そして”HERMES”は1837年にフランスにて生まれたラグジュアリーブランド。
アインシュタインの相対性理論から導かれた公式をネーミングした財布を紹介しましたが、シンプルなデザイン且つ薄めの設計なのでスーツのポケットにも収まり、ビジネスマンにとってもオススメです。
以上となりますが、本内容があなたの財布選びに関する悩みの解決に少しでも役立てばうれしく思います。