普段スーツを着ることの多いビジネスパーソンの男性、中でもやり手起業家など、社会的な成功を収めている人は、ビジネスの場に限らず常に注目を浴びていることでしょう。
そんな男性が普段使いとして持っているものの一つに、革の長財布があります。
特にスーツの内ポケットに財布を入れている人は、「かぶせ蓋タイプ」のスリムなものを使っていると思われますが、「小銭入れ」を別に持たなければならない、カードなどを入れるためにもう少し収納力が欲しい、などと思われている人も多いのではないでしょうか?
そんな男性におすすめなのが、この記事でご紹介する「ラウンドファスナータイプ」の長財布です。
この記事を読めば、あなたが求める革財布が「ラウンドファスナータイプ」だった、とお分かりになることでしょう!
ラウンドファスナーとは?
「ラウンドファスナー」の長財布とは、財布の長方形の3辺が「ファスナー」になっているタイプのものです。
一昔前までは、主に女性向けのイメージがあった、「ラウンドファスナー」の長財布ですが、近年では男性用としても、「おしゃれな長財布」として、すっかり定着した感があります。
「ラウンドファスナー」タイプの特徴は、なんといってもその収納力にあります。
財布には、お札や小銭をはじめ、免許証やクレジットカードなどのカード類を入れますが、特にカード類は枚数が多くなると、収納しきれなくなったり、出し入れがしづらくなったりします。
その点、「ラウンドファスナー」タイプだと収納力に余裕があるので、こういった問題とは無縁になります。
他には、「ファスナー」で財布を閉じているので、中身がこぼれ出る心配がない、カードだけではなく、お札や小銭の出し入れもしやすい、などのメリットがあります。
デメリットとしては、収納力がある分どうしてもそれなりの厚みになるので、基本的に鞄に入れて持ち歩くことになります。
なので、鞄を持ち歩きたくない人には向かない財布と言えます。
ブライドルレザーのラウンドファスナー長財布
グレンロイヤル(GLENROYAL)
「ブライドルレザー」とは、もともとイギリスで、馬具のために作られた牛革で、「ブライドル」とは、馬具のことを意味しています。
馬具という、命に関わるものに使われるので、非常に頑丈で高耐久なのが特徴で、牛の皮を天然の植物タンニンで時間をかけてなめした後に、さらにまたなめし、染色して、最後にロウをしみ込ませて仕上げられています。
もう一つの特徴として、「ブルーム」と呼ばれる、革の表面に浮き出る白い粉があります。
これは、染み込ませたロウが表面に浮き出たもので、財布を使い込んでいくうちに取れていき、美しい光沢がでてきます。
「グレンロイヤル」は、「ブライドルレザー」の本場イギリスのブランドで、その財布は「ブライドルレザー」のなかでも最高グレードのものだけを使って生産されています。
イタリアンレザーのラウンドファスナー長財布
アヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)
「イタリアンレザー」とは、イタリアのトスカーナ地方で作られている、天然の植物タンニンでなめされている革のことです。
「PELLE CONCIATA AL VEGETALE IN TOSCANA(イタリア植物タンニンなめし革協会)」が、製造工程など3つの点について認定した革だけが「イタリアンレザー」にあたり、イタリアで作られている革全般のことではありません。
中世から伝わる技術を受け継いでいる伝統のある革で、世界3大レザーの一つとされています。
タンナー(革をなめす工場)ごとに名称があり、代表的な革に「ミネルバボックス」などがあります。
「アヤメアンティーコ」は「イタリアンレザー」に特化した革製品を製造・販売している、日本のブランドです。
代表の菖蒲氏は、本場イタリアのフィレンツェで革製品を製造・販売してきた経験を持たれる方です。
まとめ
以上、「ラウンドファスナー」タイプの長財布についてご紹介しました。
長財布にも今回ご紹介した「ラウンドファスナータイプ」の他に、「L字ファスナータイプ」や「かぶせ蓋タイプ」などがあり、それぞれ特徴も異なります。
「ラウンドファスナー」タイプは鞄に入れて持ち歩くのが基本となりますが、その収納力と使い勝手の良さは、「一度使うと他のものを使えない」、という人も多いくらい便利な財布です。
あなたも今お使いの財布に物足りなさを感じているようなら、一度試されてみてはいかがでしょうか。