それは、スーツスタイルをアップデートする時期に来ているのかもしれません。
忙しいご主人に代わって、大人の洗練された着こなしをプロデュースしてみませんか?
洗練されたスーツスタイルの鍵を握る、「定番」×「旬」のバランス
そこで、今のステージにふさわしい洗練された大人の着こなしの鍵を握るのが「定番」×「旬」のバランスです。
定番だけでまとめると、安定感があるものの単調な印象になりがちですし、一方、トレンドでまとめた着こなしだとおしゃれではあるけれど、状況によっては、大人としての余裕や落ち着きに欠けた印象を与えてしまうかもしれません。
「定番」には、どんなシーンにも安心と安定感を約束してくれる頼もしいスーツと靴を数点、
「旬」は、トレンドを反映したネクタイなどを小物で取り入れ、新鮮味やシーンに応じた魅力を演出していく、ということにあると思います。
では、まず「定番」選びから見ていきましょう。
まずは「定番」選びから
今回は、定番スーツと定番シューズについてお話しします。
まずは、スーツから見ていきましょう。
定番スーツ選びのポイント
一つはサイズ感、もう一つは素材感、そして色味。
それぞれ見ていきましょう。
サイズ感が要
きつすぎるシルエットも緩すぎるシルエットも美しくありませんよね。
見た目が垢抜けないというだけでなく、体型に合っていない着こなしからは、自分のことさえわかっていない、管理ができない、といったルーズで頼りない印象を相手に与えかねません。
ヒップがちょうど隠れる丈が正統派スタイルの基本ですが、胴が長く、がっちりした体型の人なら、基本より少し短めの、ヒップが半分隠れる程度の方がバランス良くスマートな着こなしに見えることもあります。
身長が高くスリムな体型の人なら、基本よりも長めの丈でスッと縦のラインを強調したスタイリッシュな着こなしも素敵です。
その場合、全体的にオーバーサイズにするのではなく、あくまで細身のシルエットで着丈だけ長くして、パンツも細身に合わせるのがポイントです。
とはいえ、体型に合った美しいシルエットを描くスーツと言っても素人目には判断が難しく、なかなか選択に自信が持てないかもしれません。
着丈だけでなく、肩幅、腕丈、パンツ・・・と、途方に暮れそうな場合は、
プロの手を借りて、確実に、
快適な着心地とスタイルアップを叶える一着を探すのも一つの手です。
既成品かオーダーメイドかを含め、選ぶ際のポイントについて、
こちらの記事にわかりやすくまとめてありますので、
よろしければご参考になさってみてください。
TPOに調和した素材感
素材感は、TPOに調和した装いを演出するのに重要な要素のひとつです。
どんなシーンにおいても違和感なく、堂々とした風格を醸し出すのが大人の装いと言えます。
TPOに調和した着こなしは、自分自身が心地よく自信に満ちているのはもちろん、
TPOに合った素材選びの主なチェックポイントを3つ挙げると、
・ドレッシーかカジュアルか
・フォーマルかインフォーマルか
また、TPOを考慮した上で、経年変化を楽しめる素材を選ぶのもオススメです。
ご主人とともに年月を重ねていくその素材を通して、唯一無二の味わい深い魅力が増していくことと思います
色を味方につける
色については、プロから客観的かつ適切なアドバイスを仰ぐことで、おしゃれの可能性がぐんと広がります。
というのも、パーソナルカラー診断士のお話によると、本人の「好み」と「似合う」色は必ずしも同じではないそうです。
また、ひとつの色のなかにも幅があり、たとえば、好きだけれどイマイチ似合っていないと思っていた色も彩度・明度を変えれば似合う色になるということです。
「得意な色」「似合う色の組み合わせ」など、自己流ではなかなか発見できない個性や魅力の発掘にもつながります。
似合う色をまとうと、顔色も若々しく、生き生きとした表情に見えます。
その人の「美人色(美男色)」をまとうと、見た目のアンチエイジング効果も高く、装いがぐっと洗練されるそうです。
さらに、「なりたいイメージ像」に合ったカラーコーディネートのアドバイスを仰ぐなどして、色の影響力を最大限活用し、味方につけていきましょう。
今後スーツだけでなく、シャツやタイ選びにも自信が持てると思います。
「履いている靴はその人の人格そのものを表す」_失敗しない靴選び
洗練されたスーツスタイルにとっても、靴選びは重要なポイントです。
イタリアのことわざに
「履いている靴は、その人の人格そのものを表すものである」
と、あります。
靴は、ぜひ、ご主人のステージに合った王道の風格を備えたものを選ぶことをオススメします。
また、長く付き合っていく靴選びには、なにより履き心地が大切です。
ご主人が快適にビジネスに専念できるよう、妥協することなく足に合った靴を吟味しましょう。
次に、ビジネスシーンで演出する魅力に合ったデザイン・色を選ぶとよいでしょう。
黒とブラウン系の両方持っていると、それぞれの色で印象が大きく変わるため、シーンに応じた演出に役立ちます。
ここで、スーツの色によって靴の色にも似合う組み合わせがあるのでご紹介しておきます。
定番に多い、ネイビーとグレーのスーツを例にとって、スーツと靴の色の組み合わせを簡単にまとめてみます。
まず、ネイビー・グレーどちらのスーツと合わせるにしても、
黒い靴だとスマートでスタイリッシュ、
ブラウン系の靴だとおしゃれで洗練された印象を醸し出します。
ブラウン系の靴を合わせるときに注意したいのが、
スーツと靴の色のトーンを揃える、
または、スーツより靴の方が暗めのトーンにする、ということです。
例えば、チャコールグレーのスーツにはチョコレートブラウンの靴。
ダークグレーのスーツには、栗色、チョコレートブラウンの靴、
見た目のバランスがその理由ですが、特にビジネスシーンでは、靴がスーツより明るいトーンだと、足元が軽やかすぎて不安定な印象を与えかねません。
地に足がついた落ち着いた印象をつくるには、やはり、スーツと同じトーン、またはスーツより暗めのトーンを選ぶことをオススメします。
靴の色と他の小物、ネクタイやベルト・鞄の色味を合わせると、全体に統一感が出て、より洗練された印象をつくることができます。
良い靴は、
旦那さまのさらなるステージアップを応援してくれることでしょう。
サイズ選びのご参考に
成功する革靴選び~5つのチェックポイント~
https://dandyism-collection.com/shoes/8030/
あなたの魅力をさらに引き出すオシャレな革靴ブランド3選
「旬」は小物で取り入れる
ベースが安定しているからこそ、プラスされる小物の旬の味わいが一層引き立ちます。
流行に流されすぎず、かといって無頓着でもない絶妙なさじ加減が大人の余裕を感じさせ、洗練度が増すことでしょう。
気軽に手に取れて、面積の小さい小物なら、少し大胆に印象の異なるタイプを数点選んでみるなど、おしゃれの冒険もしやすいですね。
たとえば、演出したいイメージに合った小物を選んで、
・貫禄と信頼性
・柔和な親和性
・肩肘張らないエレガンス
・溢れる創造性
・大人の余裕
・個性や遊び心
など、シーンに応じてさまざまな魅力を表現できるのも小物使いの醍醐味です。
そこで今回は、トレンドの英国調クラシックの雰囲気を取り入れやすい小物を少しご紹介します。
ネクタイで胸元に旬を演出
ネクタイを英国柄に変えれば、旬のクラシックな雰囲気を簡単に取り入れることができます。
「クラシック×ダンディズム」ならヴィンテージ柄
麻混素材なら、クラシカルな雰囲気を醸しつつ、春夏の季節感とマッチした軽やかさも演出できます。
「クラシック×メリハリを効かせる」ならレジメンタルストライプ
クラシックでありながら、メリハリの効いた配色が全体の印象をぐっと引き締めてくれます。
「クラシック×遊び心」で個性を発揮、注目のブレイシーズ
プリーツの種類によってオススメの組み合わせがあります。
・初心者にも安心の、1プリーツパンツ×細幅ブレイシーズ
・格調高く、2プリーツパンツ×クラシックな太幅ブレイシーズ
・正統派を貫くなら、2インプリーツパンツ×レザーエンドのブレイシーズ
※インプリーツ:プリーツが内向きに入っているもの
また、パンツだけでなく、ジャケット、シャツ、タイ、靴などのアイテムと、色や素材を組み合わせることで、それぞれ印象に変化をつけることができます。
クラシックな中にも遊び心を発揮できる小物として、クリエイティブな魅力を演出できそうですね。
褒めると着こなしの格がさらにUPするかも
ご主人の洗練されたスーツスタイルにふさわしい自信と魅力がますますアップするかもしれない、褒められることの効果についてお話しします。
脳科学者の澤口俊之さんによると、人間の脳は褒められることで一瞬のうちに変化するそうです。
人は褒められると、
・自分に自信をつける
・元気になる
・生き生きしてくる
これは、「報酬系」と呼ばれる脳の部位が活性化することによって起きる現象だそうです。
しかし、ここでひとつ、気になることがありました。
褒められて喜ぶ様子を見せない人もいるけれど、なぜ?
それは、褒められること自体が嬉しくないのではなく、褒められる内容が喜びを感じる点とはずれているから、
ということがわかりました。
そのずれは、男性脳と女性脳の違いによるようです。
男性脳・女性脳の違いは、古くから長く続いた役割が関係しているとのこと。
男性は、古来、狩りをする生き物であり、狩りをするためにリーダーを決め、リーダーを頂点に序列をつくります。
頂点に君臨するリーダーは、力を誇示していたい欲求があり、その欲求を満たすもののひとつに「褒められる」ということがあてはまるそうです。
というわけで、男性は脳科学的にも褒められることを欲しているようです。
さらに、男性脳は、古来の役割上、
・ナンバーワンであること
・結果を評価されること
・頼りにされること
・感謝されること
これらの点で褒められると喜びを感じるそうです。
それに対し、
女性が古くから長きにわたり携わってきた子育てと地域のコミュニティづくりという役割に大事なことは、共感すること・プロセスを大事にすること。
そのため女性脳は、結果よりプロセス・努力を褒められること、また、ナンバーワンでなく、オンリーワンであることに喜びを感じるそうです。
人類の営みとともに何千年もの間受け継がれている女性脳・男性脳。
この2つの脳の傾向を知っていると、褒めても的外れなために効果がない、といったことが減らせるのではないかと思います。
ここでひとつ注意が必要なのは、日本人は農耕民族のため、男性の狩猟期間が欧米人に比べて短く、女性的な感覚を持ち合わせた人種だと考えられるということです。
そのため日本人男性の場合は、褒められて嬉しい点においても女性脳的な傾向がみられると考えられます。
男性脳・女性脳、どちらの傾向も踏まえつつ、相手にとって自信と活力が増すような効果的な褒め言葉をかけられるようになると・・・
旦那さまの洗練された装いにふさわしい自信と活力、そして魅力が増し、着こなしの格がさらに上がるかもしれませんね。
まとめ
今回は、ご主人のスーツスタイルをアップデートする方法をご紹介しました。
まずは、大人の男性にふさわしい、洗練されたスーツスタイルの鍵を握る「定番」×「旬」のバランスについてお話しました。
次に、定番を選ぶときのポイントについて。
定番には、年齢・ビジネスともにステージを超えて長く付き合っていくのに適したものをオススメしています。
流行に流されすぎず、普遍的で王道の風格が宿るものを基準に選ぶこと。
具体的には、「定番」として活躍するスーツとシューズ選びのポイントについて触れています。
スーツ選びのポイントは3点、サイズ感、素材感、色味についてご説明しています。
続いて、定番シューズについて。
「履いている靴はその人の人格そのものを表す」というイタリアのことわざもあるくらい、靴選びは大事です。
失敗しないポイントをお話しするとともに、サイズ選びやブランド選びについてまとめた記事のご紹介もしています。
次に、「旬」を取り入れる小物についてお話ししました。
定番のスーツと靴で安定感が約束されているからこそ、小物で演出する新鮮な魅力が際立ち、着こなしの洗練度が上がります。
今回は、トレンドの英国調クラシックを演出するネクタイとブレイシーズについてご紹介していますが、このほか、シーン別に小物を活用していけるよう、スーツ選びで触れた色味や素材感についても、今一度思い出していただくとよいかもしれません。
最後に、スーツスタイルの格をさらにアップさせるかもしれない、褒められることの効能についても補足しましたので、よろしければご参考になさってみてください。
夫が毎日安心して身を包み、
自信を持ってビジネスに取り組める
洗練されたスーツスタイルを・・・
そんな思いを胸にした奥さまに、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。