経営者には、自分に合ったオーダースーツを好んで着る人が増えています。
そのため新規の商談や、ここ一番の契約に出向いたときにも、
相手は経営者の威厳を感じつつ、同時に信頼も覚えるため、
経営者のファンになる方も増えていきます。
しかし、このような成功を収めている経営者でも、
休日のファッションとなると大変残念な私服を着ている。
そんな方もいらっしゃいます。
そこで今回は、経営者だからこそ休日の私服にこだわっておきたい理由をお話していきます。
1. 経営者だからこそ私服にこだわるべき理由
2. どうして私服コーデは難しいのか
3. 経営者が選んではいけないアイテムとは
4. 経営者が選ぶべき私服コーデのポイント
5. まとめ
1.経営者だからこそ私服にこだわるべき理由
経営者は会社に居るときだけ、誰もが感心するようなオーダースーツを着ていれば良いのでしょうか。
実は、そんなことはありません。
経営者は会社を離れているときでも会社のイメージを背負っています。
(1)経営者に求められているもの
経営者というのは、誰でもなれるわけではありません。
もう少し具体的に申し上げますと、
「自分は経営者だ」というだけなら、誰でも言えるでしょう。
今日、この瞬間からも言えることですが、
実際に成功している経営者だと言える人は一握り。
新しく会社を興しても、3年後には62%が廃業すると言われている状態ですから、
業績を維持しつつ従業員への給与を滞りなく払えることは、大変特別な存在なのです。
ですから、経営者とは周りの人からすると、
・信頼できる
・尊敬できる
・憧れる
・頼れる
そういった存在なのです。
反対に、こういったイメージを抱かれることのない経営者になってしまうと、
・会社は大丈夫なんだろうか
・本当に仕事をしてくれるんだろうか
・頼りになるのか
・逃げるんじゃないの
というように見られてしまい、これからのビジネスも上手く進んでいかない原因になることもあります。
(2)経営者も見た目が9割
人は見た目が9割。
そんな言葉を聞きます。
これは経営者でも同じです。
経営者も初対面の人と会ったとき、相手はこういう視点で見ています。
第一印象で
・信頼できる
・尊敬できる
・憧れる
・頼れる
このようなイメージをもってもらえないと、ビジネスが上手くいきません。
このような理由があるからこそ、仕事ではオーダースーツを着用されているのですが、
休日の私服となると何故か残念なままの方がいるのです。
そして、残念な私服のときに、得意先や従業員と出会ってしまうと、
簡単にあなたへ抱いていた信頼や尊敬、憧れは崩れていきます。
2.どうして私服コーデは難しいのか
「そうは言っても、私服は難しい」
このような声が聞こえてきそうです。
確かに仕事で着るスーツよりも私服は難しいかもしれません。
では、どうして私服コーデは難しいのでしょうか。
その理由の一つは、着ている時間が違うことです。
スーツは仕事中に着ています。
経営者なら従業員よりも長い時間着ているかもしれません。
反対に休日の私服はというと、あまり出掛けない方なら、いつも家にある同じ服ばかり着ていることもあるでしょう。
また、自分が納得して自信を持てる私服が手元にないため、余計に外出が億劫になり、負のスパイラルに入ってしまう人もいます。
そして、こういった負のスパイラルへ入った人が、休日に出掛けなくてはいけなくなったとき、
いつものダサい服で外出するため残念な状態になってしまうのです。
要するに、私服は着ている時間が短いため、スーツほど気を配って選んでいないことが、
コーデを難しくしているのです。
3.経営者が選んではいけないアイテムとは
私服コーデが難しくなると、選んではいけないアイテムに手を出して、
残念なファッションをさらに残念にしてしまうこともあります。
ここでは経営者が間違っても選んではいけないアイテムをご紹介しましょう。
(1)装飾の多いアウター
手な柄のジャケットの裏地や、派手な色や柄のパーカー、セーター。
こういった装飾の多いアウターは、子供っぽく見えてしまいます。
アウターは色や柄はシンプルでオーソドックスなものを選ぶのが正解。
また、色や柄よりもシンプルなシルエットにこだわりたいところです。
つい、慣れない男性ファッション誌や、おしゃれ上級者が発信しているインスタなどを参考に選んでしまうこともありますが、多くの場合その選択は間違いになります。
(2)タンクトップ
男性経営者の方の中には、筋トレやボディメイクをされている人も多いと思います。
そのため鍛えた体に自信があり、ちょっとくらいなら「見せたい」という欲求が出てくることもあると思います。
そこで、暑い季節になるとやってしまいがちなのが「タンクトップ」を好んで選んでしまうこと。
おそらく、体を鍛えている人同士なら、お互いにかっこいいと感じられるかもしれませんが、一般的には好意的な印象はありません。
これは家の近くやリゾートでも同じだと思います。
タンクトップ1枚のスタイルは、さりげなくアピールしているようで見せつけている感もありますから注意しておきましょう。
(3)ジャラジャラ系アクセサリー
年齢の若い経営者の方に注意してもらいたいのが、ジャラジャラ系アクセサリー。
いくら高価なアクセサリーだったとしても、ジャラジャラしたものや、
ゴツゴツしたこれ見よがしなアクセサリーは逆効果。
ファッションセンスがないと思われてしまうことにもなりかねません。
(4)ウォレットチェーン
男性の休日ファッションで見ることの多い、ウォレットチェーン。
確かに便利で安全なアイテムですが、
経営者や社会人の休日にはおすすめできないアイテムです。
どちらかというと、ウォレットチェーンは「子供っぽさ」が強くなります。
オーダーもの、1点ものであっても気をつけましょう。
(5)サンダル
夏になると休日はサンダルという方もいます。
サンダルは涼しいですが、休日のファッションというとおしゃれではありません。
リゾートで楽しむときや、家族と川遊びや海遊びのときならおすすめですが、
休日コーデで選ぶのはやめておきましょう。
(6)短パン
男性の夏の定番になりつつある短パン。
はっきりいって女性ウケは良くないファッションです。
また、休日ファッションとしては、ダラけすぎて見えますので
経営者の方には、いくら暑くても気をつけましょう。
こちらもサンダルと同じようにリゾートや水遊びのシーンなら良いと思いますが、
休日の外出には不釣り合いですね。
4.経営者が選ぶべき私服コーデのポイント
それでは経営者が選ぶべき私服コーデをお話していきます。
(1)私服にある2つのパターン
私服には次の2つがあります。
・完全な部屋着
・休日の外出用
部屋着は家族以外の目に触れませんから、着心地や肌触りを優先しても良いですね。
できるだけ普段のストレスから解放されるような服装が理想的です。
対して、休日の外出用はシルエットに気をつけましょう。
派手な色や柄、流行のデザインは必要ありません。
シンプルでオーソドックスなアイテムを選びましょう。
(2)風格を表すアイテム
ちょっとしたアイテムの選び方で休日ファッションにも風格を出すことができます。
例えば、
・スニーカーはレザーにする
・ニットを選ぶ
・無地のシャツを選ぶ
・休日用のスラックスを用意する
カジュアルになりすぎないアイテムをクローゼットに用意しておくだけで、
いつでもきれいめファッションを楽しむことができます。
(3)自分のサイズ
私服も自分のサイズを意識しましょう。
オーダースーツと同じように、サイズ感は印象を左右します。
5.まとめ
経営者だからこそ、休日の私服にも気を配ってもらいたいと思います。
ちょっとした気配りで、簡単に経営者らしいキレのあるファッションを楽しむことができるでしょう。
今回の内容を参考にして、あなたのクローゼットにも
休日用の私服を用意しておいてはいかがでしょうか。