「スーツを着ると3割り増しにカッコよく見える」
そんな話を聞きますが、自分がスーツを着てもカッコよく見えない。
通勤途中や外出しているとき、
スーツを着ている人を見ても「似合ってないな」と感じることがある。
反対に「カッコいいな」と思える人もいますが、
その違いがどこで生まれているのか、いまひとつわからない。
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるようです。
そこで今回は、スーツが似合わない理由と、
似合っていない場合の対策や改善方法について紹介していきます。
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1.スーツが似合っていない理由
スーツって、本来は「誰にでも似合うもの」という考えがあります。
確かにスーツは、どんな人が着ても
「それなりに」カッコよく見えるように作られていますし、
スーツというかっちりとした印象から普段のカジュアルよりも、
キリッとした印象に変化することができるはず。
でも、残念なことに、スーツが似合っていない人もいるのが事実です。
では、どうしてスーツが似合っていないのか、
代表的な理由を見ていきましょう。
サイズ感
どんな人が着ても「それなりに」カッコよくなるはずのスーツが、
カッコよくならない理由でもっとも多いのが「サイズ感」が合っていないということです。
自分の身体に合ったサイズのスーツを着ると、
それだけでカッコよく見えるものですが、
大きすぎたり小さすぎたりすると次のような印象になってしまいます。
・スーツのサイズが身体よりも大きい
だらしなく見えてしまいます。
キリッとした印象よりも、くたびれた印象になりますので、
当然「カッコイイ」はずがありません。
・スーツのサイズが身体よりも小さい
では小さいとカッコイイのかというと、そんなこともありません。
小さすぎるスーツは大変「窮屈」そうに見えます。
また、これは好みの問題ですが、
「ホスト風」に見えることもありますので
ビジネス上「カッコイイ」と感じてもらえないこともあります。
姿勢
これまでの生活習慣が影響しています。
スーツを着こなすのが上手な人は、姿勢がシュッとしています。
反対に、どうもカッコよく決まらない人を観察すると、
猫背になっているとか、背中が丸まっているとか、
整骨院で「姿勢が良くないですね」と言われる状態になっています。
また、最近では「ストレートネック」の方が増えているため、
首のラインから肩甲骨へかけての自然なカーブが描けないため、
スーツをカッコよく見せるシルエットに影響していることもあります。
そして、姿勢に関係する意外なポイントは、
歩くときの足の動きが散漫な人が増えていることです。
トボトボと歩く人や、ダラダラと歩く人。
歩くときの姿勢に元気を感じられないため、
ただただ「くたびれている」印象になり、
いくら高級なスーツを着ていてもカッコよく見えないということもあります。
清潔感
スーツがカッコよく見えない理由の中で、これは大変困った理由です。
身だしなみやシャツの状態。
スーツのシワなどもですが、清潔感がないとカッコよくは見えません。
ジーンズなら「ダメージ」がカッコよく見えますが、
スーツのダメージはカッコよくなりません。
体型
胸元の立体的なシルエットがないためスーツがカッコよく見えないこともあります。
また、上半身に対してウエストが絞られていないとカッコよく見えにくくなります。
2.似合っていない場合の対策・改善方法
体型
この対策は健康へも通じますので、
ぜひ実践していただきたいことです。
まず、スーツが似合いやすい体型へ近づけるために、
筋トレをはじめてみてはいかがでしょうか。
胸板を厚くする。
ウエストを絞る。
二の腕や肩周辺の筋肉とキュッと絞ることで、
スーツを着たときのシルエットが変化します。
また筋トレを行うことで、腹筋や背筋、
体幹も鍛えられますので身体全体に安定感が生まれます。
姿勢
姿勢を正しく変える意識を持ちましょう。
猫背や背中が丸まるクセを整骨院などで解消してもらってもいいですね。
普段の座り方や、スマートフォンの使い方を変えてみるのも姿勢矯正に役立ちます。
サイズ感
自分の身体にあったサイズ感を知ることが大切です。
適当にスーツを選ぶのではなく、
フィッターさんにチェックしてもらいながら試着するようにしてください。
たったこれだけでも、スーツを着たときのカッコよさがアップします。
オーダースーツ
スーツをカッコよく着こなすのに一番の方法は、
自分の身体に合わせてスーツを作ることです。
もっともカッコよく映るサイズを、
あなたの身体に合わせて採寸してスーツを仕立てますから、
似合わないスーツができあがることはありません。
3.まとめ
スーツが似合わないのには理由があります。
今回お話しましたような理由を、
まずはひとつずつ確認して改善していってもらいたいと思います。
特にオーダースーツは、改善する方法の中でも簡単にできる対策です。
どうしてもスーツが似合わなくて困っているという方は、
自分の身体をスーツに合わせるのではなく、
スーツを自分の身体に合わせるように考えを変えてみてください。
きっと「スーツ似合ってますね」という言葉を聞くことができるでしょう。