「オメガ」といえば、スイスの有名高級腕時計ブラントとして、よく知られていると思いますが、その上品な雰囲気のせいか、同じ高級ブランドの「ロレックス」よりも女性の好感度が高かったりします。
歴史やモデルの特徴について知ると、さらに好感度がアップするかも?
これから購入される方も、すでにお持ちの方も、「オメガ」について知識を深めてみては?
オメガの歴史
「オメガ」の始まりは、1848年に時計師「ルイ・ブラン」が設立した懐中時計の組立工房でした。
1882年、今の本社があるビエンヌに移転。
1894年、ブランド名となった高性能ムーブメントが発表される。
この「ムーブメント」は、「究極」という意味の「Ω(Omega)」と名付けられ、「オメガ」というブランドが誕生し、1903年に、「オメガ」が正式な社名になる。
「オメガ」は、天文台の精度コンクールにおいて、たくさんの新記録を打ち立てたり、1932年のオリンピックのロサンゼルス大会からオリンピックの公式計時になるなど、精密時計の代名詞的ブランドとなる。
1940年代終わりから1950年代の中頃にかけて、現代にも受け継がれている代表モデルの「シーマスター」や「クロノグラフ」の「スピードマスター」などを相次いで発表し、現在の地位を築き上げた。
1999年、「コーアクシャル」と呼ばれる、「機械式」ながら約10年間オーバーホールなしでも精度を保てるという新機構を採用し、注目を浴びる。
オメガの特徴
「オメガ」はその精度の高さから、1965年に「アメリカ航空宇宙局(NASA)」に公式腕時計として採用され、1969年には、人類初の月面着陸を果たした「アポロ11号」の宇宙飛行士に、スピードマスター・プロフェッショナル」が着用されました。
防水時計の「シーマスター」、クロノグラフの「スピードマスター」など、スポーティーなモデルが主力となっています。
有名なアクション映画「007」シリーズで主役の「ジェームズ・ボンド」が「ダイバーズウォッチ」として着用したり、愛用者に名F1ドライバーの「ミハエル・シューマッハ」がいたりと、多くの著名人に愛用されています。
オメガの腕時計
シーマスター
1932年にイギリス軍の依頼によって開発された防水腕時計「マリーン」を発展させて、1948年に発売されたモデル。
伝説のダイバー「ジャック・マイヨール」が無呼吸潜水101mの世界記録を達成した時に着けていた腕時計が「シーマスター120M」で、深水での耐圧・防水性能と、文字盤の視認性で選ばれたと言われている。
スピードマスター
モデル「シーマスター・クロノグラフ」を原型として開発され、1957年に発表される。
1996年に、「スピードマスター・プロフェッショナル」というモデル名に変わる。
手巻きの機械式で、日付表示昨日も無いなど、非常にシンプルな構造で堅牢性が高い。
「アメリカ航空宇宙局(NASA)」に採用されているように、無重力状態での使用を想定しているため、風防がガラスではなくプラスティック製といった特徴がある。
現在のラインナップには、自動巻きでサファイアガラスの「スピードマスター」もある。
まとめ
「シーマスター」や「スピードマスター」の他に、「デ・ビル」という宝飾性の高いドレスウォッチもあり、「機械式」だけだはなく、「クオーツ式」のラインナップまであり、歴史的に受け継がれてきた高精度はもちろんのこと、「コーアクシャル」という画期的な技術も取り入れるなど、たくさんの魅力に溢れる「オメガ」。
あなたも一度そのラインナップをのぞいてみてはいかがでしょうか?