あなたは最近、メガネをかけていて「目が疲れる」、「肩がこる」、「頭が痛くなる」など、あるいは「メガネがずり落ちる」、「顔の横に跡がつく」といったことに、身に覚えがないでしょうか?
買ったときは快適だったメガネに、最近「違和感を感じる」、「どうもしっくりこなくなった」など、少しでも思い当たるようであれば、それはメガネの点検や調整が必要な合図です。
メガネが合っていないと、健康面だけでなく、車の運転が危ないなどの安全面、あるいはビジネスパーソンなら、長時間のパソコン作業など、とても耐えられないでしょう。
この記事では、メガネのパーツに関することから、自分でのチェック項目、メガネ店でしてもらえる調整などについて触れています。
早速あなたもチェックしてみてください!
メガネのパーツ
メガネの状態をチェックしたり、メガネ店で店員さんと話をしたりするために、基本的なメガネのパーツについて知っておくとよいでしょう。
「リム」はレンズの周りを囲んでいる枠のことです。
「テンプル」は耳にかかる部分のことで、かけ心地やデザインに影響する重要なパーツです。
「智(ち)」は「ヨロイ」とも言い、フレームの両端と「テンプル」をつないでいる部分です。
「丁番(ちょうつがい)」は「ヒンジ」とも言い、「テンプル」を開閉するための部品で、かけ心地や耐久性に影響する重要なパーツです。
「ブリッジ」は左右の「リム」をつないでいるパーツで、見た目の印象に影響を与える部分です。
「パッド」は「ノーズパッド」や「鼻あて」とも言い、メガネがずり落ちないようにするパーツで、メガネの重量のかなりの部分を支えているだけでなく、かけ心地に大きく影響する重要な部分です。
「モダン」は「テンプルエンド」とも言い、テンプル先端の耳にかける部分のことで、滑り止めの役割を果たしています。
メガネの状態チェック
以下にチェックポイントをあげますので、鏡を見ながら、または写真に撮って見るなどして、確認してみてください。
メガネをかけたときの目の位置が、レンズの中心にきていますか?
レンズの中心が目より上がりすぎていたり、下がりすぎたりしていませんか?
メガネのレンズは、中心部が最もよく見えるようになっていますので、ずれているようだと、度があっていないように感じたり、見えづらさを感じたりします。
また、見た目にも違和感が出ます。
メガネをかけたとき、メガネは水平になっていますか?
メガネの両端のどちらかが、上がりすぎていたり、下がりすぎていたりしませんか?
メガネが水平になっていないと、見えづらさを感じる、「鼻あて」の跡がつく、耳が痛くなる、などの症状が出ます。
フロントのカーブが大きいメガネをかけている人は、リムの下側が頰に当たっていませんか?
頰に当たっていると、「鼻あて」が鼻から浮いてしまう場合があります。
メガネを外したときに、顔に「テンプル」の跡が付いていませんか?
跡が付いているようですと、メガネの幅が狭すぎる可能性があります。
メガネの幅が狭すぎると、メガネを長時間かけている場合は特に、顔が痛くなるなど、不快感を感じることがあります。
「テンプルエンド」が耳の付け根に沿って曲がっていますか?耳から浮いていませんか?
「テンプルエンド」が耳にフィットしていないと、見えづらさを感じたり、耳や鼻が痛くなったりします。
目とレンズが離れすぎていませんか?
目とレンズの距離は12mm以下が基本とされています。
離れすぎていると、度数が変わり見えづらさを感じます。
メガネ店でしてもらえること
普段メガネ拭きでマメに拭いていても、ヒンジなど、拭くだけでは落とせないところに汚れがたまってきたり、レンズに砂埃が付いて、メガネ拭きでは拭けなかったりするケースもあります。
そういった場合、特に自分で水洗いをすることが不安な人は、メガネ店にクリーニングをお願いするのがよいでしょう。
購入したお店であれば、無料でクリーニングしてもらえます。
セルロイド素材のフレームなどは、使っているうちに白くくすんでくることがあります。
また、小さな傷がつくこともあるので、小さな傷やくすみが気になり始めたら、メガネ店で磨いてもらうのがよいでしょう。
お店によっては有料な場合もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
フィッティングは使っているうちに、どうしても変わってくるものです。
フィッティングが変わったまま使用していると、見えづらさや頭痛などの原因になるので、上記のチェックで、何かしら異常を発見したときはもちろん、3ヶ月ごとなど定期的に、購入したメガネ店に持って行って、フィッティングし直してもらうのがよいでしょう。
購入したお店であれば、無料で行ってもらえます。
ネジが外れて無くなった、「鼻あて」が変色してきた、といったパーツのトラブルも、メガネ店で対応してもらいます。
パーツやお店によっては有料になることもあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
まとめ
以上、メガネを快適な状態に保つために、パーツの基本的なこと、自分でできるチェック方法、購入したお店でしてもらえること、についてご紹介しました。
メガネのパーツについて知っていて、自分でチェックしたうえでメガネ店に行けば、点検やフィッティングをしてもらうときに、より自分の思った通りの仕上がりにしてもらえるでしょう。