ビジネスもプライベートも充実しているあなたなら、ファッションにこだわり、一年を通してシーンに合った自分だけのスタイルを演出して、常に周りの注目を集めていることでしょう。
そんなデキる男がこだわる、ファッションアイテムの一つにサングラスがあります。
おしゃれな男性なら、サングラスもシーズンごとに、そしてシーンやファッションに合わせて数本をコレクションするものです。
もしかしたら、その時の気分に応じてチョイスするのに、数十本をコレクションしている、なんて人もいるかもしれません。
そんなあなたなら、いつも最新の情報を集め、ファッションスタイルの研究にも余念がないと思いますが、この記事では、サングラスを選ぶ時に押さえておきたいポイントについて、ご紹介します。
さらに、最近話題の「PCメガネ」と、サングラスを持ち運ぶための「レザーメガネケース」についても紹介しています。
情報通なあなたのさらなる研究材料に、はたまたちょっとした豆知識にどうぞ!
サングラスはなぜ必要?
1980年代以降、冷蔵庫やエアコン、スプレー缶に使われているフロンガスによるオゾン層破壊が急激に進み、2009年には南極大陸の1.7倍の大きさのオゾンホールが発生した、と言われています。
2030年までに全廃の予定になっているフロンガスですが、過去に生産された製品についての回収や破壊の義務はなく、廃棄フロンの処理についてはまだまだ問題が残っています。
地上に届く紫外線の量が増えていて、なかでもUVB(中波長紫外線)が、角膜や水晶体に長時間当たると、角膜炎や白内障を引き起こす可能性がある、とされています。
特に紫外線が強まる4月から9月にかけては、目を保護するために、サングラスは必需品といえます。
また、薄曇りの時は約80%、曇りの時でも約60%の紫外線がある、とされているので、曇っている日においても、サングラスは有効です。
車の運転時などは、太陽の光が眩しいと見づらく、交通事故につながるリスクもあるので、安全のためにもサングラスは必要です。
フレームで選ぶなら
顔の形によって、似合う、もしくは似合わない、フレームのデザイン・タイプがあります。
眉とフレームのリム(レンズを囲んでいる枠)上部との距離が空きすぎていると、「間が抜けた」印象になるので、眉が隠れるものか、眉の形に合うように、リム上部のラインがデザインされたものを選ぶといいです。
フレームの太さで印象がかなり変わり、ふっくらした顔の人には太めのものが、小顔の人には
細めのものが似合う、とされています。
主な傾向として、丸みのあるフレームデザインは、細めの面長の顔に、大きく太いフレームのものは、ふっくらとした面長の顔に、フレームの幅が狭く、レンズが横に細長いデザインのものは、丸顔の人に、フレームが小さくてシンプルなデザインのものは、小顔の人に、似合いやすい、とされています。
また、卵型の顔の人は、ほとんどどのデザインのものも似合う、とされています。
以下、フレームデザインごとの特徴です。
ティアドロップ
「涙のしずく」に似ていることから、その名がついた、定番フレームの一つです。
「パイロット」がかけているイメージがあるためか、クールな印象があります。
顔の長さを軽減させる効果があるので、面長の顔の人に似合う、とされています。
四角や逆三角形の顔の人には、あまり似合わない、ともされています。
選ぶポイントとしては、顔の幅と同じか、少し小さめのサイズを選ぶといいです。
かけた時に眉が見えないものを選ぶと、違和感がありません。
ラウンド
レンズが円に近い形をした、フレームデザインのものです。
丸みを帯びたデザインは、顔の印象を和らげ、優しく見える効果がある、とされています。
なので、四角や逆三角形の顔の人に、おすすめできるデザインです。
明治から昭和にかけて、特に1960年代に流行っていたため、レトロな雰囲気があります。
何と言っても、ジョン・レノンが好んでかけていたことで、よく知られています。
オーバル
レンズの形が、楕円または卵の形をした、フレームデザインのものです。
ラウンド同様、顔の印象を和らげ、優しく見える効果がある、とされています。
定番のデザインで、どんな顔の形の人にも似合いやすい、とされていますが、特に四角い顔の人に向いています。
また、ファッションや使うシーンを選ばない、汎用性が高いデザインと言えます。
スクエア
レンズの形が長方形に近いものと、正方形に近いもの、リムの角が鋭角的なものと、丸みのあるものがあります。
オーバル同様、どんな顔の形の人にも似合いやすい、とされていますが、特に逆三角形や丸顔の人に向いています。
リムが角のあるデザインのものは特に、顔の印象を引き締める効果がある、とされています。
細めのメタルフレームのものなどは、派手すぎない、堅めのイメージを演出したい人に向いています。
ウェリントン
レンズの形が逆台形のものです。
フレームのデザインとしては、オーソドックスなもので、1950年代に大流行し、ミュージシャンなどのアーティストに愛用されていましたが、最近のトレンドにもなっています。
レトロな雰囲気がありつつ、いろんなシーンに合う汎用性もありますが、特にカジュアルなシーンに向いています。
また、幅が広く、凹凸が少ない、一般的な日本人の顔との相性がよい、とされていています。
選ぶポイントとしては、顔の幅に収まるサイズのものを選ぶと、バランス的に良くなります。
ボストン
レンズの形が、丸みのある逆三角形のものです。
レトロ系サングラスの定番デザイン、とされています。
アメリカのボストンで流行したことが名の由来で、ボストンにはハーバード大学などの一流大学が多く、インテリの人に支持されていたことから、知的な感じがする、とされています。
顔の印象を和らげる効果や、小顔に見せる効果があります。
サーモント
「ブローライン」と呼ばれる、リム上部がプラスチック系素材で、左右のリムをつないでいるブリッジとリムの下側がメタル素材のフレームです。
1950年代にアメリカで流行しました。
眉が強調されるデザインなので、顔の印象がはっきりする、とされています。
また、知的な印象もあります。
主に丸顔の人に向いています。
フォックス
レンズの両端がつり上がっている、キツネの目のようなデザインのものです。
1950年代からミュージシャンなどに愛用されています。
シャープな雰囲気で、丸顔をスッキリ見せる効果があります。
バタフライ
その名の通り、蝶の羽のようなデザインのものです。
大きなサイズやおしゃれなデザインのものが多く、小顔に見せる効果や、目の保護効果が高い、とされています。
主に逆三角形や面長の顔の人に向いています。
ワンレンズ
その名の通り、一枚のレンズだけで作られているデザインのものです。
個性的なデザインのものが多いので、人と違うものをかけたい、目立ちたい人に向いています。
また、目の保護効果が高いので、スポーツやレジャーにも向いています。
レンズを選ぼう!
サングラスのレンズのサイズは、顔の長さの3分の1くらいがちょうどいい、とされていて、縦幅が長すぎても短かすぎても違和感が出てしまうので、バランスが大事です。
丸みを帯びたレンズは優しい雰囲気、角のあるレンズはシャープな雰囲気など、レンズの形で与える印象がかなり変わります。
幅が広く、凹凸が少ない、一般的な日本人の顔の形に似合うものとしては、レンズの横幅が広く、縦が短いもの、となります。
また、欧米人に比べ、真っ直ぐではなく、アーチが付いている眉の形が多い日本人の顔には、フレーム上部のラインが直線的なものではなく、眉に沿ってカーブしているラインのものが似合う、とされています。
そして、サングラスをかける最大の理由である、目の保護についてはレンズの性能が大きく左右してくるので、どんな機能を持ったレンズを選ぶか、紫外線のカット率などは非常に重要です。
また、レンズの色の濃さと紫外線のカット率に関係性はないので、色が濃いからといって目の保護機能が高いわけではなく、色がついているだけで、目の保護機能が低い、または全くないものもあるので、選ぶときは注意が必要です。
レンズのカラーについても、見た目の印象はもちろん、機能やサングラスをかけるシーンにも影響してくるので、好みに合わせながらも、最適なものを選ぶ必要があります。
以下、レンズの種類とカラーについてです。
レンズの種類
調光レンズ
調光レンズとは、通常は透明なレンズが、紫外線が当たると、紫外線の強さに応じてレンズの色が変わる機能を持ったレンズのことです。
紫外線を吸収して、レンズの色を変化させる特殊な素材が付加されています。
室内では普通の透明なレンズで、屋外に出ると紫外線をカットする、色がついたレンズに変化するので、メガネとサングラスを一本で済ませたい人などに向いています。
色はグレーやブラウンが基本ですが、グリーンなどもあります。
偏光レンズ
紫外線はもちろん、地面などからの反射光もカットするレンズが偏光レンズです。
決まった角度からの光だけを透過させる「偏光フィルター」をレンズの間に挟むなどの仕組みになっています。
車の運転時、ダッシュボードの映り込みなどで、フロントガラスが非常に見づらいことを経験している人も多いと思いますが、そのような場面でかなり有効なレンズです。
レンズのカラー
ブラック系
ふっくらした顔を引き締める効果がある、とされています。
日差しの強い日のアウトドアレジャーやスポーツに向いています。
ブラウン系
日本人の肌の色に最も合いやすい、とされています。
落ち着いた雰囲気になります。
緑や青の光を抑え、他の色を見やすくするコントラスト効果があり、遠くが見やすいので、ゴルフなどに向いています。
グレー系
基本的にブラック系と同じような特徴です。
ブラウン系同様に、日本人の肌に合いやすい、とされています。
都会的な雰囲気になります。
眩しさを低減しつつも、裸眼に近い自然な色の見え方になるので、サングラスが初めての人でも違和感が少ないレンズ、と言えます。
ブルー系
日焼けした肌の色に合いやすく、涼しげな印象で、夏にぴったりなレンズです。
クールな雰囲気になります。
黄色やオレンジの光を弱める効果が高いため、対向車のヘッドライトの眩しさを低減でき、夜に車を運転するときなどに威力を発揮します。
また、グレー系のように、比較的自然な色の見え方になるのも特徴の一つです。
グリーン系
「レイバン」でお馴染み、サングラスのレンズカラーとして定番です。
色の見え方も自然で、長時間かけても目が疲れにくい、とされています。
イエロー・オレンジ系
眩しさを低減するものではなく、コントラストを強め、明るく見えやすくする効果があるので、曇りの日や夜など、視界が悪い場面で有効なレンズです。
クリア系
レンズの色の濃さと紫外線のカット率は比例していなく、紫外線対策をしつつ、色の付いていない自然な見え方を求める人に向いています。
しかし、色が付いていないので、眩しさを低減する効果は期待できません。
ブランドで選ぶなら
サングラスは、「レイバン」や「オークリー」のような機能性の高い製品を生み出している、専門ブランドから、「トムフォード」のようなファッションブランドまで、主に海外の様々なブランドから数多くのものが販売されています。
ここでは、代表的なブランドをいくつかご紹介します。
レイバン(Ray-Ban)
1937年にアメリカで創業された、サングラスブランドの代表的な存在で、知らない人はいないくらい知名度の高いブランドです。
顕微鏡やカメラ用レンズの製造を行っていた、光学メーカーだっただけに、サングラスとしての高い機能を備えたモデルを数多くラインナップしています。
特に1929年に開発された、パイロット用サングラスが有名で、グリーンのレンズと「ティアドロップ」タイプのフレームのこのモデルは、1930年にアメリカの陸軍航空隊に制式に採用され、「アビエイター」として、現在でも人気が高いです
フレーム素材は、チタニウムやカーボンファイバー、プラスチックなどがあり、軽さ、強度、柔軟性、耐久性など、機能と快適なフィット感を追求しています。
レンズも、偏光レンズから、特殊なコーティングが施されたミラーレンズなど、サングラスとして重要な目の保護機能に優れたものが作られています。
その知名度にたがわず、高い機能性だけでなく、ファッション性も兼ね備えた数々のモデルは、あなたを虜にするでしょう。
アビエイター(AVIATOR)
レイバン誕生の元となった、記念すべきモデルで、「パイロットの象徴」とされている、人気モデル。
トム・クルーズや渡哲也など、国内外の多くの著名人に愛用されています。
ウェイファーラー(WAYFARER)
1953年から販売されている「アビエイター」と並んで人気のあるモデルです。
ロックミュージシャンに愛用者が多ので、「ロックの象徴」と呼ばれています。
「ブルース・ブラザーズ」など、多くの有名映画に登場しています。
オークリー(Oakley)
1975年にアメリカで創業されたブランドです。
もともとは「競技用バイク」のハンドグリップメーカーとしてスタートしましたが、1984年に、サングラス業界に参入しました。
現在では、高性能なレンズと独特のデザインで、スポーツサングラスの代表的メーカーとなっています。
「あらゆる状況下においてどのように眼を守るか?」をブランドコンセプトに掲げているように、全世界で575以上もの特許を取得していて、アイウェア工業規格「ANSI Z87.1」による、高圧衝撃、高速衝撃、光拡散力、不均衡分光、屈折力、非点収差、解像パターン、UVプロテクションテストの、8部門すべてをクリアしただけでなく、基準の倍近い結果を出しているなど、圧倒的な高性能を誇っています。
一つのモデルで8部門すべてをクリアしているのは、オークリーだけで、擦れやキズ、高温などに強く、色なしでも紫外線を100%カットするレンズ、あらゆる角度からの紫外線を最小限に抑えるようにデザインされ、顔にジャストフィットするフレームなど、耐久性、安全性、目の保護機能、快適性、ファッション性などの全てを兼ね備えています。
また、レンズのどの方向を見ても、目の焦点が合う仕組みになっているため、眼が疲れにくく、野球やゴルフなど、様々な分野のプロスポーツ選手に支持されています。
FLAK JACKET(フラックジャケット)
オークリー独自のレンズコーティングにより、水分、油分などを弾きます。
拭き取りの跡も残らなく、帯電防止加工により、埃や土も付きにくいです。
豊富なカラーバリエーションのレンズに交換できます。
日本人の顔に合わせた「アジアンフィットフレーム」に対応しています。
Radar(レーダー)
オークリー独自の様々な機能が盛り込まれたモデルで、見やすさや眩しさを低減する機能などに優れています。
「オークリーポラライズド(偏光)レンズ」は、水面や雪面、道路の照り返しなどの強い陽射しにおいて、その性能を発揮します。
オークリーの特許素材「Unobtainium」を使った、イヤーソックとノーズピースにより、サングラスがずれたり、落ちたりしにくいので、激しい動きのテニスなどのスポーツ時に向いています。
日本人の顔に合わせた「アジアンフィットフレーム」に対応しています。
トムフォード(Tom Ford)
2005年に、アメリカのファッションデザイナー、トム・フォードにより創設された、イタリアのブランドです。
「GUCCI」や「イヴサンローラン」のクリエイティブディレクターを務めていた実績を持津デザイナーならではの、おしゃれなデザインが魅力です。
ブラッド・ピットや木村拓哉など、国内外の著名人に愛用者されています。
TF298(FT0298) RILEY 01B
ペルソール(Persol)
1938年にイタリアのトリノで創業されたブランドです。
イタリア空軍に正式採用されるなど、高い品質とイタリアらしいおしゃれなデザインで、世界中で人気があります。
世界で初めてサングラスに「強化ガラス」や「UVカットレンズ」を採用したことでも知られており、「レイバン」と比べられるほど、高く評価されています。
「ターミネーター2」などの大ヒット映画にも登場していて、トム・クルーズなどの海外セレブに愛用者が多いブランドです。
PO0714 96/S3 Polarized Steve McQueen
ポリス(Police)
1983年にイタリアで創業されたブランドです。
1990年代に発表された「ブルーミラーレンズ」のサングラスが大ヒットし、多くの芸能人やスポーツ選手に愛用されています。
「ポリス」のサングラスは、フレームにストレートなパーツを使用している、スマートなモデルが多く、快適なフィット感と、サングレスがズレにくい特徴があります。
サングラスの重要な機能、紫外線対策も申し分なく、機能とデザインを両立させた完成度の高いサングラスを作り出しています。
ブルース・ウィリスやデビッド・ベッカムなど、多くの有名人をイメージキャラクターに採用していることでも知られています。
S8754 610516 Aviator Sunglasses
オリバーピープルズ(Oliver Peoples)
1986年にアメリカのロスアンゼルスで創業されたブランドです。
アメリカ製のヴィンテージフレームに影響を受けたデザインと現代技術の融合をコンセプトに、飽きのこないシンプルさ、洗練されたデザインが人気の、アメリカを代表するブランドです。
ハリウッドスターのウィル・スミスなどをはじめ、多くの有名人に愛用されています。
DOBBS-S-STE.B.G
スーツに合わせるなら
ヨーロッパやアメリカなどの欧米諸国では、ビジネスシーンなどでのスーツ着用時にサングラスをかけるのは普通なことです。
しかし、日本ではスポーツ選手などを除いて、ビジネスシーンでサングラスをかけることは、まだまだ浸透してるとは言えません。
目を保護する大前提があるにもかかわらず、ビジネスでサングラスをかけることが難しい現状において、スーツにサングラスを合わせるためのポイントをご紹介します。
通勤時や取引先への移動時は、会社や訪問先に入る直前に外すようにします。
ミラーレンズなど、目が見えなくなるような濃いレンズは避けます。
レンズが大きいものなど、顔の印象がガラッと変わってしまうものは避け、顔の形や大きさに合わせて、見た目が不自然にならないようなものを選びます。
メタルフレームのものは、キラキラしたものを避け、ツヤ消し加工された「マット仕上げ」のものを選ぶといいです。
紺色のスーツには、べっ甲や木目調などの茶色系、茶色のスーツには、青色系のフレームの
相性がよい、とされています。
PCメガネって?
今の時代、ビジネスでもプライベートでも使わない日はないというくらい、使用頻度が高くなったパソコンですが、近年では、パソコンの他にも、スマホやタブレット、液晶テレビに携帯ゲームなど、液晶画面を見る機会も時間も非常に多くなっています。
そして、その液晶画面から「ブルーライト」と呼ばれる、波長380~495nmの青色光が出ていてます。
「ブルーライト」はエネルギーが強く、目の奥の網膜まで届くので、網膜への影響が大きい、とされていて、その光に毎日、長時間さらされ続けると、網膜の修復ができなくなり、「黄斑部変性症」などの目の病気になるリスクがあります。
現在主流の「LED液晶」は一昔前の「ブラウン管」よりかなり多くの「ブルーライト」を出している、と言われています。
また、青色光は散乱しやすく、ピントを合わせる時の目の負担が大きいため、疲れ目になる原因となります。
さらに、夜に「ブルーライト」を見続けると、睡眠覚醒リズムに影響する可能性がある、と指摘されていて、睡眠時間が短くなったり、睡眠の質が低下したりといった、睡眠障害を引き起こすリスクもあります。
このように「ブルーライト」を浴びる量や時間帯には、注意が必要で、目の保護という意味では、最近色々なブランドのラインナップに加わるようになってきた「PCメガネ」もサングラスに近い存在、と言えるのではないでしょうか。
J!NS PC
「J!NS PC」は、眼科医との共同研究により、第三者機関の「ブルーライト研究会認証企業」から認定されている、信頼性の高い「PCメガネ」を販売しています。
累計販売数500万本を突破するなど、「PCメガネ」の代表的なブランドです。
「ブルーライト」を最大約50%カットし、ギラつき防止加工を施されたレンズや、自分好みに調整可能なテンプルなど、機能、使い勝手ともに充実しています。
「度なし」パッケージタイプと「度付き・度なし」カスタマイズタイプの2種類のラインナップで、価格はパッケージタイプが¥3,900(税別)から、カスタマイズタイプは、フレーム表示価格に¥4,000(税別)を足した金額になっています。
Zoff PC
「Zoff PC」の「PCメガネ」は、自社での電話調査の結果、購入者226人のうち、92%の人が「目が疲れにくくなった」と回答しています。
ラインナップは、「Zoff PC CLEAR PACK」と「Zoff PC Ultra」の2種類で、「Zoff PC CLEAR PACK」は、度なしレンズとフレームがセットになっていて、「Zoff PC Ultra」は度付き・度なしのレンズとフレームを自分で選べるようになっています。
「ブルーライト」カット率は、「Zoff PC CLEAR PACK」が約36%、「Zoff PC Ultra」が約50%となっています。
価格は「Zoff PC CLEAR PACK」が、¥3,900(税別)から、「Zoff PC Ultra」が、フレーム代金プラス¥3,000(税別)からとなっています。
さらに一工夫するなら
パソコンの液晶モニタの「輝度(明るさ)」と「色温度」を下げるなどの方法があります。
「輝度(明るさ)」を下げると目への刺激が減り、疲れが軽減されます。
また、「色温度」を5000Kにすると、「ブルーライト」を約20%カットできる、という実験結果(EIZOによる調査結果)が出ています。
さらに、パソコン側のソフトで調整する方法もあります。
画像出力を調整する「グラフィックドライバ」の設定で、青色の明るさを落とします。
ただ、「色温度」や青色の明るさを下げると、色再現性が低下するので、写真や画像を扱うような作業には向いていません。
液晶モニタによっては、「ブルーライト」を抑える表示モードが付いている製品もあります。
ほかにも、アプリごとに自動で表示モードを切り替えてくれるソフトもあります。
あとは、液晶モニタの表面に「ブルーライト低減フィルム」を貼る方法もありますが、「色温度」を下げたのと同じような効果なので、同様に画像処理などの作業には向かないということになります。
レザーメガネケースを使おう!
サングラスや「PCメガネ」は、常にかけているものではないので、携帯や外した時のためにメガネケースが必要です。
メガネケースなしで持ち歩いたり、無造作に置いておくと、傷がついたり、変形したり、場合によっては破損することもあり得ます。
そして、どうせなら、メガネケースでも、大人の男性にふさわしい「レザーメガネケース」を用意したいところです。
以下、「レザーメガネケース」を二つご紹介します。
グレンロイヤル(GLENROYAL) OPTICAL CASE(フルブライドル)
サイズ 縦8cm 横17.5cm
素材 牛革(フルブライドル)
カラー CIGARなど3色
スコットランド製
価格 ¥23,760(税込)
「グレンロイヤル」は1979年に「ブライドルレザー」の本場、スコットランドで創業されたブランドです。
全ての製品に、高品質の高級牛革「ブライドルレザー」を使用しています。
「ベジタブル・タンニング法」と呼ばれる防腐処理を行った後、ロウを何度も染み込ませた「ブライドルレザー」は、革本来の自然な風合い、しなやかさなどが特徴です。
また、英国貴族の馬具として使われていたように、頑丈で耐久性のある素材です。
使い込んでいくごとに、「ブルーム」と呼ばれる白い粉(ロウ)が取れていき、鮮やかな光沢が出てくるなど、経年変化が楽しめる革です。
このメガネケースは、幅広いサイズのメガネに対応しています。
また、あらゆるデザインのメガネにも似合う、革の「グラスコード」も付いています。
ケース内側は、メガネを保護するソフトスエード調です。
「フルブライドルレザー」のメガネケースは、他ではなかなかなく、人と違うものを持ちたい人に最適です。
もちろん、「ブライドルレザー」特有の経年変化も楽しめるので、革マニアの人にも向いています。
エムピウ(m+) ロトロオッキアリ(rotolo OCCHIALI)
サイズ Φ50×180mm
素材 イタリア製タンニンなめし革
カラー ブラック、ブラウン
日本製
価格 ¥11,000(税別)
2001年に、デザイナーで一級建築士でもある、村上雄一郎氏により創業されたブランドです。
「作り手+誰か」というコンセプトから、村上の「m」にプラスをつけたと言われています。
使い込むごとに味の出る革を厳選し、熟練職人により、天然素材を最大限に活かして仕上げられています。
また、「エムピウ」の最大の特徴は、機能性に優れた独特の構造とデザインで、一級建築士だからこそ生まれたとも思える工夫が、製品のいたるところに施されています。
本物を求める革好きの人に、人とは違ったものを探している人に、構造やデザインにこだわる人におすすめです。
「ロトロオッキアリ」は、一枚革で巻物のようにメガネを収納する、ちょっと変わったメガネケースです。
一枚革をメガネに巻きつけて、ギボシで留める仕組みになっていて、留め具の手前にゴムバンドを挟んでいるので、メガネの大きさに関係なく、ケース内でガタつかず、しっかりホールドできます。
マチ部分には「ピッグスエード」を、革の裏側は「人工皮革スエード」を貼ってあり、革製の鼻当てを付けるなど、メガネを保護するための工夫が凝らされています。
高さ45mmまでのメガネに対応し、立体的なデザインのサングラスなども収納可能です。
まとめ
以上、サングラスの選び方について、フレーム、レンズ、ブランド、そしてPCメガネにレザーメガネケースまで、一気にご紹介しました。
ファッションアイテムとしてのサングラス、紫外線から目を保護するためのサングラス、車の運転などでクリアな視界を確保し、安全を保つためのサングラス、さらには、液晶モニタの「ブルーライト」から目を守るためのPCメガネと、いろいろな側面があり、選び方も様々です。
あなたもこの記事を参考に、かける場面や用途、デザインの好みにあった、サングラスやPCメガネを数本集めてみてはいかがでしょうか。