フリーランスで仕事をしていると、大切な存在はビジネスパートナー。
一人で仕事をすべてやるという方もいらっしゃいますが、気が合って価値観も合うビジネスパートナーと仕事をしたほうが、何かと成果が出やすく大きくなるものです。
そんな、あなたにとって大切なビジネスパートナーへは、機会を見つけて感謝の気持ちを込めて贈りたいのがプレゼント。
人はプレゼントを贈られて、うれしくない人は少ないもの。
しかし、いざ何かプレゼントを贈ろうと考えたとき、躊躇するのは「センス」が問われるところでしょう。
「えっ、あの人、こういう趣味だったのか」
「へぇ~、あの人、こういうの好きなんだ」
「へぇ~、あの人、こういうの好きなんだ」
まだ、これならOKですが、
「ちょっ、ちょっと、これはナイわ~」
とか
「これは、どうしろと・・・」
というリアクションが起こると、穴があったら入りたい。
いや、入ってもすでに遅いのですが、贈ってしまったものは変えられませんよね。
だから、アレコレ考えて、考えて時間を使って、結局は都合の良い理由を見つけて贈らないことが多いものです。
そこで今回は、大切なビジネスパートナーへ「絶対にハズしたくない」という気持ちを込めて、センスが伝わり喜ばれるギフトを紹介します。
ここで紹介するアイテムを参考にし、あなたらしいアイテムを見つけて贈ると、ビジネスパートナーも
「おっ、センスあるな」
「これは、めずらしいな」
「これは、めずらしいな」
とか、
「こちらのこと、わかってるな」
と、あなたの株が一段も二段もステップアップすることでしょう。
それでは、ビジネスパートナーへ贈る、大人の喜ばれるギフトを紹介します。
喜ばれる贈り物
贈り物には、喜ばれるものがあります。
では、どんなのが喜ばれるのか、お話していきましょう。
(1)もっとも大切なことは、相手のことを考える
これは贈り物を選ぶときの「当たり前」でしょう。
まず、相手のことを第一に考えること。
相手の好みや趣味、仕事の内容や普段の行動。
様々な相手の情報の中から、心を込めた贈り物を選びたいものです。
間違っても、自分の趣味や好みを押しつけることはNGです。
(2)相手が受け取ったときの表情をイメージする
その贈り物を受け取った相手が、どんな表情をするのかをイメージしましょう。
喜んでくれるのか、それとも「あ~、ありがとう」くらいで終わるのか。
受け取った相手のリアクションは人それぞれですが、相手がどんな表情をするのかをイメージすることは大切です。
イメージでも、あまり喜ばないようなら、それはNGです。
(3)仕事で使えるアイテムを贈る
使えないものよりも、普段の仕事で使えるものを贈りましょう。
ビジネスパートナーとあなたは「仕事」を通してつながっているのですから、贈るものも「仕事で使える」ものが適切です。
ポイントは、受け取る相手が「自分では買わないけれど、あればうれしいもの」。
こういうものを選ぶのがいいですね。
普段からビジネスパートナーが、どういった動きで仕事をしているのか。
どんなクライアントと付き合っているのか。
自分以外にどんな相手と仕事をしているのか。
かゆいところに手が届く。
出会う人に「いいですね、それ」と褒められる。
そんなアイテムを選びたいものです。
(4)プライベートには配慮が必要
独身でパートナーがいないのなら問題なしです。
しかし、家庭がある、パートナーがいるのなら、プライベートへの配慮は必要です。
相手の家庭や人間関係に、不和を呼び込むようなアイテムは除外。
如何に、普段からビジネスパートナーのことを観察し、知っているかがポイントになります。
(5)ぴったりをセレクトする
「あなたのことを考えて選びました!」というくらい悩んで選んだものは、その気持ちも贈り物と一緒に伝わります。
手間と時間は掛かりますが、それだけの意味はあります。
選ぶまでの過程の苦労がわかる贈り物は、相手にとってもうれしくて特別なものになります。
(6)持ち運べるか
贈り物を渡すシーンに関係しますが、出先で直接渡すなら、相手が持ち帰りやすい大きさかどうか配慮しましょう。
電車や自転車で移動している人に、車でしか運べないようなものは、配慮が足りないということになります。
贈り物を受け取ってから、相手が家や事務所へ帰る移動手段をリサーチしておくことも必要です。
(7)相手の予定を考える
贈り物を受け取った後、相手がクライアントの元へ向かうのなら、そこも考慮したアイテムを選びたいですね。
カバンに入る大きさのもの。
コインロッカーに入れておいても大丈夫なもの。
贈り物は「渡したら終わり」ではありません。
相手が持ち帰って喜んでくれるまでをイメージする。
それが喜ばれる贈り物を選ぶということです。
ガッカリさせる贈り物
贈り物には「ガッカリさせる」贈り物があるのをご存じですか?
過去「あ~、やっちゃった~」となるかもしれませんが、知っておいてほしいです。
それでは、順にお話ししていきます。
(1)靴下、下着はNG
「下」がつく、洋服の下へ身につけるものは、目上の方へは「失礼」と思われることがあります。
そもそも「下」がつくものは、下だと思っている、下に見ている、という意味で目上の方へはNGなのです。
サラリーマンなら、年下の後輩にはOKのようですが、フリーランスの場合、ビジネスパートナーとの年齢の上下は関係ありませんから、「下」のつくものは贈らないのが正解でしょう。
まぁ、靴下は贈りやすいので、贈ってしまいそうになりますよね。
(2)文具は相手によってはNG
ボールペンや筆記用具は「もっと勉学に勤しめ」という意味に取られるという方もいらっしゃいます。
相手との関係性にもよりますが、「もっと仕事しろってこと?」と思われてしまうこともありますから注意が必要です。
どうしても文具の場合は
「これ、使ってみたら使いやすかったので、どうかと思って~」
くらいのフォローがほしいですね。
(3)自分で選べって?
商品券がギフト券。
現金やカタログギフト。
これらを喜ぶ人もいますが、そもそも贈り物は「選ぶこと」から始まっています。
人によっては「選ぶこと放棄したな」とか「自分で買ってこいということか」と解釈されることも。
せっかく贈るのですから、気持ちよく自分で選んで贈りましょう。
(4)スリッパは危険
足に履くものは総じて危険です。
「あなたを踏みつけて自分が出世しますから」という意味だと思う人も中にはいます。
足に履くものは、危険がいっぱいです。
他のものを選びましょう。
(5)お守りは重い
お守りを贈るのはNGです。
お守りは、願いのある「本人」が自ら手に入れてこそ意味があります。
(6)使いきれないものは、ちょっと・・・
「贈ってくれたのは、うれしいけれど、これ、使わないんだよね」というのは避けたいです。
例えば、あまりお酒を飲まない人へ、ビールを贈るのは控えたいですね。
ひとり暮らしなのに、大量の調味料とか。
「もらっても困る」と思われたら、いくら高級品でも意味なしです。
(7)ハンカチは危険
手軽に買えるハンカチやミニタオル。
特別な贈り物でなくても、旅行のお土産にも選びたくなります。
しかし、ハンカチは避けた方がいいのです。
その理由を、少し詳しく説明します。
ハンカチは危険です
毎日使えるものだから。
価格もちょうどいいので。
旅行先でも、舞台鑑賞でも、コンサートでも。
つい買って渡してしまいたくなるのですが、ちょっと待ってください。
気にされる方、ものごとをご存じの方からは「これ、どういう意味?」と思われてしまうこともあるんです。
これは、ビジネスパートナーへの特別な贈り物でもそうですし、あなたがクライアント様へ渡すものでも同じです。
これ、意外と知らない人も多いので、気を付けてくださいね。
それでは、注意事項をお伝えします。
(1)ハンカチは別れです
ハンカチを使うシーンをイメージしてください。
ほとんどは「別れ」を連想することでしょう。
贈る相手によっては「付き合いを切りたいのか」と、思われるかもしれません。
トラブルや問題はゼロがいいです。
それなら、ハンカチは贈らないのがいいでしょう。
(2)でも、どうしても贈りたい
そんなことも、確かにあります。
その場合には、お手紙にひとこと添えて贈りましょう。
「これからも、どうぞよろしくお願いします。」
こんなひとことで構いませんから、必ずひとことメッセージを添えましょう。
(3)お手紙は苦手なんです
そんなあなたにお勧めなのが、相手のイニシャルが刺繍された、上質なブランドな生地のハンカチを選びましょう。
これなら、どこからどうみても「切りたい」というイメージはありません。
(4)外国の方へ注意が必要
相手の国の風習によって、ハンカチの意味が変わってきます。
日本とは逆に喜ばれる国もあるでしょうが、日本よりも深刻な事態になる可能性もあります。
どうしても贈りたいときには、相手の国の風習を知ってからが得策です。
(5)家庭内不和を起こさない
妻帯者へのプレゼントでハンカチは注意が必要です。
まだまだほとんどのご家庭で、洗濯するのは奥さんですから。
奥さんによっては、他人からの贈り物を身につけることに敏感な方もいらっしゃいます。
良かれと思ってやったことが、相手の家庭不和を招く原因になっては意味がありません。
たかがハンカチ一枚と考えてしまいますが、余計な問題はゴメンです。
できればハンカチは贈らないようにしましょう。
喜ばれるアイテムを紹介
それでは、どのような贈り物なら喜ばれるでしょうか?
今回は価格ではなく、センスと品質から選んでみました。
ちなみに、ハンカチは入っていませんので、あしからず。
目上の男性へ KITON キートンのネクタイ
イタリアのナポリで創業したキートンのネクタイはいかがでしょうか?
「ネクタイは好みがあるから贈りにくい」と言われますが、クラシコイタリアを代表するキートンのネクタイなら、どんなスーツにも栄えること間違いありません。
ビジネスパートナーがセミナーをするときなど、ここぞの場面でキメてもらえる贈り物は、相手も喜んでくれるでしょう。
そして、送り側もさりげなく「いいもの、知ってるんですよ」とアピールすることができます。
目上の女性へ WAKAO ワカオの傘
1938年に生まれた洋傘工房「WAKAO」の折りたたみ傘は、おすすめです。
一本一本職人の経験と独自の工法で今も傘を作っている、大変貴重なお店です。
そんな老舗の折りたたみ傘なら、女性にも喜ばれることでしょう。
鞄に入れて持ち歩く。
事務所に置いておく。
どんなシーンでも、持っていてじゃまにはなりません。
男性へ贈りやすい TRUEFITT & HILL トゥルフィット&ヒルのネイルケアキット
1805年、一人の理容師がロンドンに理髪店をオープンしました。
それから200年以上たった今、世界最古の理髪店は身だしなみを求めるジェントルマンの要求に応えるため、グルーミンググッズを提供しています。
それが「トゥルフィット&ヒル」です。
トゥルフィット&ヒルのネイルケアキットは、安易なファッションアイテムよりも、相手のライフスタイルに寄り添う贈り物だと言えるでしょう。
革製のケースに納められた、ドイツのゾーリンゲン製の刃物。
爪切りや爪ヤスリがコンパクトなセットになっています。
どこにでも、サッと持ち運べるのも特徴です。
本物がギュッと詰まった一級品。
これは喜ばれる贈り物ですね。
女性へ贈りやすい SMYTHSON スマイソンのノート
1887年、イギリスで創業したステーショナリブランドです。
イギリス王室御用達(ロイヤルワラント)をもつブランドでもあり、マドンナやケイトモスなどをはじめとする、セレブ達が愛用する老舗ブランドです。
筆記用具は「勉学に・・・」という意味が含まれますが、スマイソンのノートなら、カラフルで丁寧な作りなので喜ばれることでしょう。
また、イニシャルを刻印するサービスもありますから、贈り物としても特別感が伝わるはず。
そして、世界中の女性の憧れである、グレースケリーやダイアナ元妃も愛用者として有名です。
出張が多い方へ SMYTHSON スマイソンのトラベルウォレットアイテム
同じくイギリスの老舗であるスマイソンです。
スマイソンのトラベルウォレットは、こんな方にぴったりです。
「持っていると便利なのはわかっているけれど、自分で買うとなると、今でなくてもいいんだよね」
空港でサッとカバンから取り出すだけで、他のビジネスマンに差を付けられるトラベルウォレット。
カラフルでモダンな作りは、出張を旅に変えて気分を盛り上げてくれるでしょう。
男性が語れるアイテム TOKENS & ICONS トークンズアンドアイコンズのカフリンクス
「ちょっと語れるネタ」として、トークンズアンドアイコンズのカフリンクスは最適です。
1909年に発行された本物の1セント。
実際にニューヨークタイムズに掲載されたクロスワード。
ヴィンテージタイプライターのキートップ。
実際にメジャーリーガーが投げた野球ボール。
こんな素材を使ったカフリンクスなら、どんなシーンでもネタになります。
緊張の場を和らげるキッカケとして、最適なアイテムです。
女性が語れるアイテム MASON PEARSON メイソンピアソンのヘアブラシ
これは最高のイノシシの毛で作られた、ビューティーアドバイザーも勧めるヘアブラシです。
手で持ちやすく、毛の硬さも標準的なので、1本もっていると重宝します。
しかし、「もっと身だしなみに気をつけてください」という意味にとられないよう、メッセージをちゃんと付けましょう。
贈りやすいタイミング
せっかく選んだ贈り物も、渡すタイミングで台無しになります。
ですから、こじつけでも構いませんから、理由を作りましょう。
・相手の誕生日
・相手の会社の創立日
・初めて一緒に仕事をした日
・お中元やお歳暮の季節
・ハロウィン
・クリスマス
・相手の会社の創立日
・初めて一緒に仕事をした日
・お中元やお歳暮の季節
・ハロウィン
・クリスマス
こんなところがメジャーですし、渡す理由として成り立ちやすいですね。
ホントに、どんな理由でも構いません。
何か理由を見つける努力をしてください。
理由もなく贈られても、相手も困ってしまいます。
まとめ
贈り物は、贈る側のセンスが問われるもの。
だからと言って、当たり前のものでは、特別な感謝の気持ちが伝わらない。
特に、あなたにとって、大切なビジネスパートナーであれば、特別な大人のギフトを贈っておきたいものです。
今回ご紹介しましたアイテムは、どれも上品で使いやすいアイテムです。
持っていると便利なアイテムなので、普段のビジネスシーンでも使っていただけることは間違いないでしょう。
せっかくの贈り物も、使っていただくことに意味があります。
使わないものを贈るのは、まだまだ相手のことを考えられていないから。
大人のあなたなら、使っていただけるアイテムこそ、贈り物として価値がある。
この理由をご理解いただけるかと思います。
それでは早速、あなたの大切なビジネスパートナーへのギフトを選びに出掛けてみませんか?