シャンプーが、頭皮に与える影響がとても大きいのはご存知ですか?
強く洗って汚れさえ落とせばよいと捉えていると、抜け毛や傷みのトラブルの元になってしまいます。
ここでは、頭皮のトラブルを避けるためのシャンプーの方法について取り上げていきます。
洗う前の下準備
まずは、軽いブラッシングを。
シャンプーの前のブラッシングは、髪の汚れをとったり、からんでいる髪をほぐしたりするためです。
また、男性は女性に比べて髪が短いので、髪だけではなく頭皮の汚れを浮かせることで髪の痛みや脱毛防止への効果があります。
いきなりシャンプーをしない
髪の汚れを浮かせたら、次はいったん髪をお湯で洗います。
髪を濡らすのではなく、浮かせた頭皮の汚れを洗い流すようなイメージで丁寧に洗います。
軽い汚れであれば、これだけでも十分洗い落とせます。
また、整髪料もこの段階でほぼ落ちるので、その後のシャンプーで力を込めてゴシゴシしなくても楽に洗えます。
泡が大切
シャンプーを直接、髪につけて洗い始めるのではなく、まず手のひらで泡立ててから使います。
シャンプーをそのまま頭皮へつけてしまうと、原液がつきすぎて洗い流せずに残ってしまう場合があります。
洗い流すことができなかったシャンプーは、頭皮のトラブルの原因となるので、ここは面倒に思わずにしっかりと手のひらで泡立ててください。
シャンプー時は、爪を立てずにゆっくりと泡立てながら揉むように洗います。
ゴシゴシ洗うと頭皮に負担がかかるので、頭皮をマッサージするように洗います。
事前に十分に泡立ててからシャンプーをしているので、力を加えることなく洗えるはずです。
しっかりとすすぎ洗いを!
シャンプーをしっかりとすすぎきれないと、後々、フケの原因になります。
また痒みも引き起こします。
髪を洗っていたときのように、優しくなでるように洗い流していきます。
シャワーの水圧も高めがよいでしょう。
きちんと乾かす
濡れた髪はダメージを受けやすく、とても繊細な状態です。
いきなりドライヤーで風を当てるのではなく、まずはタオルで水分を吸収していきます。
毛先をタオルで軽く叩いて水分を吸収し、だんだんと髪の根元までその動作を繰り返していきます。
基本的に、タオルでこすって乾かすのではなく、タオルは抑えながら水分をとっていくイメージでいましょう。
次に、ドライヤーです。
なるべく温風は髪と距離をとって乾かしていきます。
ドライヤーでは、完全に乾かさなくても大丈夫です。
9割程度乾いたら、後は自然乾燥に任せましょう。
乾かしすぎると、髪の乾燥の原因になり、傷みが生じてしまいます。
まとめ
日本人男性の5人に1人以上が抜け毛で悩んでいると言われています。
抜け毛や薄毛は、日常の生活習慣や食生活からも予防できますが、一番身近な対処法としてシャンプーのやり方を変えることです。
養毛剤や育毛剤に頼る前に、一度これらの基本的なことに立ち戻ってみてください。
よりスッキリとした仕上がりになるはずです。