友人の結婚式は移動距離もあるしオシャレに帽子でもかぶって出席しようかな。
この間買ったシャツに合わせて…
あれっ!?帽子が合っていない…スーツに合う帽子がないぞ!
なんてことありませんか?
通勤や婚活にちょっとオシャレをしてスーツを着る際に帽子が合っていない。
その原因は、スーツに帽子が合わないのではなく、
帽子の素材が合っていないのかもしれません。
スーツは季節によって生地の素材が変わるもの。
それに合わせて、帽子の素材も組み合わせなれば不自然なシルエットになります。
カチッと決まったスーツに、帽子をさりげなくかぶる。
そんなダンディなスーツ姿できたら、ワンランク上の紳士ですね。
そこで今回は、スーツ姿に合う帽子と季節に合う素材を紹介していきますので、
ぜひオシャレ度をワンランクアップさせてみて下さい。
スーツと帽子の意外な関係
これは、明治時代にまでさかのぼりますが、特権階級の人たちが、
欧米と同じ価値観を持った国家であることを、
アピールするために欧米と同じ正装をすべく、
スーツにハットを着用していました。
それが戦後、一般庶民にも浸透しスーツにハットが正装であり、
マナー、ひと昔前の紳士の恰好になりました。
そんな時代を支え、今でも著名な方々が通う帽子店があの老舗「銀座トラヤ」です。
フォーマルな場にも合うハット
古き良き時代の英国紳士は皆ハットをかぶっており、
そのイメージは今でも変わらず、
スーツスタイルで着用する帽子は「ハット」がスタンダードになっています。
フォーマルなスーツ姿や、カジュアルな着こなしでも、
ハットは種類も多く多様な使い方ができます。
春、夏用の素材は、網目が荒いラフィアや、網目が細かいシゾールなどがおススメ。
網目が荒いとカジュアルな印象になり、細かいと上品な印象になります。
夏のおススメはパナマハットですが、つばが短めなものを選ぶとしっくりくると思いますよ。
秋、冬の素材はウールやフェルト素材のものを。
重量感もあり、マフラーなどと合わせるとより綺麗にまとまります。
おススメはフェルハットや天井が三角形になっている中折れ帽。
カジュアル仕様フォーマル仕様と使いわけて着用するのもオシャレです。
通勤使いもできるハンチング
ハンチングは元々、上流階級の紳士が狩猟用に着用していました。
春、夏の素材は涼しげなリネン麻素材や、上品なサマーウールなどがあり、
ジャケットの素材と合わせることで全体のシルエットがしっくりとくると思います。
秋、冬は紳士な雰囲気漂うツィード素材や、高級感あるシルクやレザーなどいかがでしょう。
季節感がありシックにまとまります。
スーツ姿の通勤にも違和感なく着用できるのでぜひ合わせてみて下さい。
さらに、タイやスカーフ、チーフなどの
小物と色や柄を合わせるとより統一感が出てきれいに着こなせますよ。
カジュアルにきめるキャスケット
キャスケットとは、フランス語で鳥打ち帽のことですが、
日本でいう鳥打ち帽はハンチングです。
実はキャスケットとハンチングは本来同じもの。
日本では、ややふっくらしたものをキャスケットと言い、ハンチングと区別しています。
キャスケットは、天井部の大きさで雰囲気が変わるので、
全体のシルエットを見て、キャスケット大きさは決めるほうがいいでしょう。
春、夏の素材は、清涼感がある綿や麻やストロー素材(麦わら素材)で、
さらりと合わると爽やかなカジュアル感がでます。
秋、冬は素材を生かしたレザーやウールなどで、
コートやベストに合わせて選ぶとオシャレ度がグッとアップしますよ。
さらに、上級者テクニックとして、細めのサスペンダーはキャスケットとの相性バツグン!
カジュアルスタイルで、クラシックな雰囲気を出したい場面にはぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
スーツに合う帽子を季節の素材と合わせて紹介しましたが参考になりましたか?
今はファッションになってはいますが、マナーや礼儀には気をつけないといけませんね。
最近では薄れつつありますが、屋内では帽子を脱ぐこと、
特に靴を脱ぐ際には帽子をとった方がいいようです。
目上の方と同じ場にいる時などは、
まだまだ帽子を脱ぐのは礼儀だと思われている方も多いと思いますので、
そこは大人としての対応をしましょう。
礼儀やマナーをしっかり守れる男がさりげなく合わせている帽子は、
まさにダンディな紳士のスタイルですね。