フランスの経済学者であるトマ・ピケティ氏が発表し、ベストセラーにもなった『21世紀の資本』。
あの本の中で語られていたのは、世界中で富の格差が広がっているということでした。
2016年1月には、「世界でたった62人の大富豪が、地球上にある資産の半分以上を持っている」と国際NGOであるオックスファムがレポートの中で発表し、各国に衝撃を与えました。
そのレポートの中ではさらに、「世界人口のうち1%の富裕層が、残り99%の人口が持つ資産よりも大きくなる」と警告しています。
そんな世界の大富豪たちは、稼ぐ額もハンパじゃないですが、使う額もハンパではありません。
あの世界一の資産家でもあるビル・ゲイツは、1週間のバカンスのために5億円を使うほど。
日本人サラリーマンの平均生涯賃金が2億円ともいわれますが、そんなサラリーマンが逆立ちしても買えないような高価なモノって、実は、世の中に存在します。
そんな世界で最も高価な車、酒、時計に万年筆やライターに至るまで。
総額79億円を超える男の憧れを集めてみましたので、ぜひ、お楽しみください。
車「ランボルギーニヴェネーノロードスター」4億4,000万円
ランボルギーニヴェネーノロードスターは、2013年に発売されたランボルギーニ社創業50周年を記念して、作られた特別限定モデルです。
発売時の価格は、330万ユーロだったので、当時のレートで日本円に換算すると4億4,000万円!
「ヴェネーノ」という名前は、ランボルギーニの他のモデルと同じく闘牛の名前に由来しています。
ヴェネーノは、人気闘牛士であったホセ・サンチェス・ロドリゲスを死に追いやった最も攻撃的で俊足、「史上最強」との呼び声が高い闘牛でした。
まさに歴代ランボルギーニの中でも最強マシンにふさわしい名前ですね。
車体は、航空機のデザインからヒントを得た設計となっていて、矢のような強力なフロントに刃のような流線形のボディーラインはまるで道路の上を飛ぶために設計されたようなプロポーション。
ランボルギーニのフラッグシップモデルであるアヴェンタドールがベースとなっていますが、重量はアヴェンタドールよりもさらに125kgも軽い驚きの1,450kg。
エンジンには、750psの最高出力を生み出すV型12気筒の6.5リッターエンジンを搭載し、時速100kmに到達するまでに要する時間はわずか2.8秒。
最高速度は355km/hにもおよびます。
ヴェネーノロードスターは世界で限定9台のみの発売。
先行販売されていたクーペタイプもたったの3台のみという超限定販売にも関わらず、即完売でした。
高級スポーツカーは希少性があるため、投資先として運用されることもありますが、御多分に漏れずこのヴェネーノも発売価格より価格はプレミア化していて、コチラのサイトでは世界でたった3台しかないうちの1台である、クーペタイプのヴェネーノがすでに998万ユーロ、日本円で約11億円。
発売価格の実に3倍近くの価格で売りに出されています。
今なら、世界最高額の車を手に入れてみるチャンスなので、興味がある方はぜひ。
ワイン「ロマネコンティー」1億2,000万円
なんと世界一高いワインは楽天ショップで販売されています。
世界で2本しか製造されなかった1945年製ロマネコンティーの3L入りジェロボアムで、1本はすでにもう飲まれてなくなっています。
ですので、地球上に現存するのはこの1本だけ。
フランスでは、『グラン・クリュ』というフランスワインの名産地であるブルゴーニュ地方でも、わずか1%にしか認めらない特級畑に指定されているロマネコンティー。
年間の製造本数が6,000本のみという希少性から、「飲むよりも語られることが多いワイン」ともよばれ、世界一高値で取引されるワインでもありますが、1945年という年は、ロマネコンティーの歴史を語る上で、とても意味深い年でもあります。
ロマネコンティーは1945年まで接木を一切行わず、フランス古来より存在するブドウの木だけを使って、ワインを作っていました。
しかし、この年、長年悩まされ続けてきたフィロキセラというブドウの木を腐らせてしまう害虫の被害に堪えきれず、畑にあるすべての樹を引き抜かなくてはいけない事態に陥ってしまいます。
フィロキセラの被害、さらには第二次世界大戦による混乱のため、ロマネコンティーは1946年からの6年間、まともにワイン作りを行うことが出来ませんでした。
しかし、皮肉なことに1945年は20世紀の中でも稀に見る好天続きの一年で、ブドウの実りは最高の年。
このことから、1945年のロマネコンティーは価格が高騰し、発売された750ml入りボトルも2011年に行われたスイスのオークションでは、1,000万円を超えるような高値で落札されています。
世界一高いワイン、ロマネコンティー1945。
今なら、モバイルアプリを使って購入すれば、楽天ポイントが840万円分もついてくるので、とてもお得に手に入れることが可能です。
ブランデー「ヘンリー4世コニャック・グランデ・シャンパン」2億円
ヘンリー4世の子孫が製造している100年以上前の樽の中で熟成されたフランス産コニャックのお値段はなんと2億円。
ボトルには純金と6,500個ものダイアモンドが散りばめられた幻のコニャックとよばれる逸品です。
コニャックの原料であるブドウのほか、多くの万能薬が配合されており、なんでも飲むと不老不死になれる。
…とのことなので、仕事で疲れ気味のあなた、長生きしたいあなたにはピッタリの1本になることでしょう。
テキーラ「アシエンダ・ラ・カピリャ」3億5,000万円
ボトルには、合計35カラットにもなる4,000個のダイアモンドがあしらわれたまさしく飲む宝石がコチラ。
メキシコの蒸留酒メーカーであるアシエンダ・ラ・カピリャが披露したテキーラの値段は350万ドル=約3億5,000万円。
堂々の世界最高額です。
時計「グラフ/ザ・ハルシネーション」60億円
Graff(グラフ)は1960年創業とブランドの歴史としては浅いですが、希少で大粒なダイアモンドを使ったデザイン性の高いジュエリーを発表する名門ブランドです。
そのグラフがスイスで開かれる時計見本市である「バーゼルワールド」に2014年、初出展した際、名刺代わりとして発表したのが、こちらの『The Hallucination(ザ・ハルシネーション)』。
究極の時計を創作したいというグラフ社の創業者であるローレンス・グラフ氏がデザインを手がけ、合計110カラットにもなる世界でも極上かつ希少なダイアモンドを万華鏡のように散りばめた時計はすべて職人の手作りで、その総制作時間の合計は1,000時間にもおよぶ超大作。
普段はなかなかお目にかかることができないカラーダイアモンドをふんだんに使用しているのが特徴で、その価格は5,500万ドル(60億円)と2016年現在でも世界最高額の時計です。
グラフは2015年のバーゼルワールドでもザ・ファッシネーションという48億円の時計を発表しているので、今後の世界最高額更新にも期待できるブランドですね。
万年筆「カランダッシュ/1010ダイアモンド」1億円
高級筆記具ブランドであるカランダッシュが2010年に発表した「1010シリーズ」。
その中でも、世界で1本しか発売されなかったコチラの万年筆の価格は1億円。
872個ものトップ・ウェッセルトン・ホワイトダイアモンドが散りばめられ、その合計カラット数は24.61カラットにもなります。
ペン先には18金が使われ、仕上げはプラチナのロジウムコート。
キャップ部分に使われた572個のダイアモンドは職人の手によって、ひとつひとつ調節され、特殊な堀留技術により、セッティングされています。
一流のジュエラー、彫金師にメゾン・ド・オートエクリチュール(=筆記具のオートクチュール)であるカランダッシュの職人が力を合わせた技術の結晶ともいえる素晴らしい1本です。
こちらの万年筆は残念ながら、世界に1本しか存在しませんが、1010シリーズにはほかにも、時計のクロノグラフをイメージした1010クロノスポーツや1010シルバーロジウムなどが発売されています。
1010クロノスポーツなら、世界で発売された10本のうち、日本でも1本発売されているので、どこかで出会えるかもしれませんね。
また、カランダッシュではオートクチュールとして富裕層向けに特別なペンを制作してくれますので、1億円以上のペンを制作することも可能。
もし、あなたが世界最高の万年筆を望むなら、ぜひ、試してみてはいかがでしょか。
ライター「エス・テー・デュポン/ルイ13世フルール・ド・パルム」1億円
フランスの高級ブランドであるエス・テー・デュポンが放つライターが世界最高額の品です。
ルイ13世直系の子孫であるプリンセス、タニア・ド・ブルボン・パルムによってデザインされた卓上ライターは、フランス王家がルネッサンス期に用いたモチーフからヒントを得たデザイン。
ユリの花に王冠といったモチーフがイメージされ、ソリッドゴールドに彫刻されたフルール・ド・パルムにロイヤルブルーの純正漆と、とてもゴージャスな仕上がりになっています。
この高級ライターが作られるようになったいきさつは、とある個人から「ギラギラするようなゴージャスライターが欲しい」という要望があったためですが、それは「シンプルなデザインの中に高級感を持つ」というデュポンのフィソロジーからは逸脱すること。
その要望を受けたデザイナーであるタニア・ド・ブルボン・パルムがエレガンスでありながら、ゴージャスを演出するデュポン特有の世界観を表現したのがこちらのライターです。
純金の彫刻を施した「フルール・ド・パルム」に合計152個。
カラット数では46.6カラットものサファイアを使ったこの卓上ライターとポケットライターがセットになって、なんとお値段は1億円。
「世界一高価なライター」としてもギネスブックにも掲載されており、名実ともに世界一のライターといって間違いありません。
バイク「エコッセ/ES1スーパーバイク」4億3,200万円
https://youtube.com/watch?v=zuTLylLlPYk
引用:Youtubeより
Ecosse(エコッセ)というコロラド州はデンバーにあるバイクメーカーが発売した「ES1スーパーバイク」が360万ドル。
およそ日本円では4億3,200万円と世界最高額のバイクです。
もともとエコッセの創立者でありエンジニアのドナルド・アチソンは、アストン・マーチンをはじめとする4輪車の最高級クラスだけが持つ優美さやラグジュアリー性を2輪車に落とし込むことを目指していました。
そんなエコッセとFIで有名なマクラーレン・オートモーティブの技術者であるディック・クローバーが出会ったことが、世界最高額のバイクを誕生されるきっかけになりました。
ディック・クローバーがコンセプトから設計したこのマシンは速さをエンジンパワーだけに頼るのではなく、マクラーレンが持つF1のテクノロジーを駆使することで、強力なパワーを持つバイクを生み出すことに成功しました。
具体的には、ハンドリングやパフォーマンスを向上させるために、FIマシンの設計に使われるような空気力学を用いた流線形のボディー。
さらには、電子制御で驚異的なスピードを生み出します。
自転車「ハウス・オブ・ソリッド・ゴールド/リバリーヒルズ・エディション」6,000万円
「ビバリーヒルズ・エディション」と名付けられたこの金ピカのマウンテンバイクはアメリカのラグジュアリー用品メーカーであるハウス・オブ・ソリッド・ゴールドと有名デザイナーであるダン・ブル氏とがコラボレーションした作品。
24kの純金製で、エンブレムは600個以上のブラックダイアモンドと500個にものぼるゴールデンサファイアで装飾され、サドルには「チョコレートアリゲーター」と名付けられた最高級ワニ革が使用されています。
さらには、喉が渇いたらいつでも水が飲めるようにと備え付けられたボトルホルダーには、同じくチョコレート色のエイ革を使用し、小気味よいアクセントとなっています。
車体は日本の自転車部品メーカーであるシマノがベースとなっており、足元のタイヤはスポーツサイクル界のトレンドでもあるファットタイヤなので、悪路もものともせず、走行性もバッチリ。
世界限定13台で生産されたこの自転車の金額は、50万ドル(=約6,000万円)。
コチラのハウス・オブ・ソリッド・ゴールドのオンラインショップから購入可能となっていますので、気になる方はコチラからどうぞ。
トイレットペーパー「トイレットペーパーマン/24k純金製トイレットペーパー」1億2,000万円
オーストラリアの通販サイトである「Toilet Paper Man」では、24k純金製のトイレットペーパーが発売されています。
この世界一高価なトイレットペーパーの価格は、以前、発売されていた価格である16万豪ドルより少し値下げされて、現在の価格は15万豪ドル。
日本円では1億2,000万円ですね。
プレゼント用にギフトラッピングもしてくれるようなので、プレゼントとして最適なのではないでしょうか。
なぜだか理由は分かりませんが、今ならこの世界一高価なトイレットペーパーを購入すると、一緒にシャンパンもついてくるそうです。
ただの飾りとしてではなく、安全にお尻を拭くことができるようなので、贅沢にお尻を拭いてみたい方は、是非、この機会にいかがでしょうか?
まとめ
車「ランボルギーニ/ヴェネーノロードスター」4億4,000万円
ワイン「ロマネコンティー」1億2,000万円
ブランデー「ヘンリー4世コニャック・グランデ・シャンパン」2億円
テキーラ「アシエンダ・ラ・カピリャ」3億5,000万円
時計「 グラフ/ザ・ハルシネーション」60億円
時計「 グラフ/ザ・ハルシネーション」60億円
万年筆「カランダッシュ/1010ダイアモンド」1億円
ライター「エス・テー・デュポン/ルイ13世フルール・ド・パルム」1億円
バイク「エコッセ/ES1スーパーバイク」4億3,200万円
自転車「ハウス・オブ・ソリッド・ゴールド/リバリーヒルズ・エディション」6,000万円
トイレットペーパー「トイレットペーパーマン/24k純金製トイレットペーパー」1億2,000万円
以上、男が一度は憧れるそんな逸品10点の世界最高額をご紹介してきました。
オートクチュールなどの特注品やビンテージ品になると、今回、ご紹介したモノよりも高額になるケースはもちろんあります。
しかし、今回は、あくまで「市販されているモノ=価格がついているモノ」という縛りの中で、世界一高額な男の憧れを集めてみました。
車にバイク、自転車といった乗り物から、時計、万年筆、ライターといった身の回りのアイテム、ワインやコニャク、テキーラといったアルコール。
最後には、トイレットペーパーというちょっと変わったものまで。
日本人サラリーマンの生涯賃金をそれ一つで超えるような高価なモノがこの世の中にあることも驚きですが、世界を見渡せば、そんな高額商品でも何の躊躇もなく購入することができるケタはずれのお金持ちが存在するのも驚きですね。
「いつかはクラウン」
といった言葉が流行ったように、あなたにも一生のうちに手に入れてみたい憧れの逸品はありませんか?
今回、ご紹介したような世界最高額のモノではなくても、そんな男心をくすぐるアイテムは世界にはたくさん存在します。
そんな中から、ぜひ、あなただけの憧れの逸品を見つけて、手にしてみてください。