夏本番。
汗を拭うのに、ハンカチやハンドタオルは欠かせません。
ポケットやカバンから出てきたハンカチに、ピシッとアイロンがかかっていて、しかもちょっと洒落たデザインだと、それだけで女性からの株が上がります。
反対に、ヨレヨレのオジサン臭いハンカチだと100年の恋も冷めてしまいます。
汗かきの男性が苦手な女性も、素敵なハンカチで拭っている姿を見ると、汗も爽やかに映るものです。
意外と重要な、夏の小物、ハンカチ。
今回は、ハンカチとハンドタオルの人気ブランド7つを、厳選してご紹介します。
定番ポロ・ラルフローレン
ラポロ・ラルフローレンの歴史
1967年、ネクタイメーカーに勤めていたラルフ・ローレンは、新しいネクタイのスタイルを思いつき、会社を辞めて独立しました。
スポーツに興味のあった彼は、ブランド名を「POLO」と命名。
トレンドに迎合しないPOLOのネクタイは、上質なファブリックを使用したハンドメイドでした。
彼はその製品をエンパイアステートビルの、ショールームにある引き出し一つで商売を始め、1年目にしていくつかの最高級メンズブランドと取引し、50万ドルの売り上げを記録しました。
1970年代になるとスーツを発表し、その上質で上品なデザイン性が高く評価され、フロリダの地元誌には「メンズウェアにおけるシャネル」と言わしめました。
そしていまや世界中から愛される、一流スポーツファッションブランドとなりファッション界に君臨しています。
ラインナップ
ネイビーと白は爽やかさとクールさの代表。
バンダナをハンカチとして使用する人も少なくありません。
バンダナのいいところは、普通のハンカチより大きいので、たくさん水を吸ってくれることです。
コットン100%のスカーフですが、これも大判のハンカチとして使えます。
本藍染の生地にペイズリー柄が施してあり、どこかオリエンタルな雰囲気が、インドなどの暑い国の白壁を連想させます。
キナリやオフホワイトのコーディネートに似合うかもしれませんね。
こちらはグッとアメリカンレトロなバンダナです。
持つだけで、なんとなく楽しくなってしまうようなデザインですね。
ロックやカントリーミュージックが聴こえてきそうです。
1枚は持っていたいバーバリー
バーバリーの歴史
1856年、ドレスメーカーとして修行を積んだトーマス・バーバリーは、21歳という若さで自らのブランドを創設。
1910年、ロンドンとマンチェスター間を、初めて24時間以内で飛行した著名なパイロット、クロード・グレアム―ホワイトが着用したのが、バーバリーのギャバジンです。
1920年代にはグリーンのウールギャバジン製女性用スキースーツを発表しました。
そして1947年にはメンズ・トレンチコートを発表したのを皮切りに、その後も精力的にトレンチコートを発表していきます。
※ブルーレーベル、ブラックレーベルは2015年秋冬からクレストブリッジに名称変更されました。
ラインナップ
カラフルなマドラスチェックの、コットン100%のハンカチです。
夏にピッタリの元気なビタミンカラーは、ポケットから出した瞬間に目を引きそうです。
使い勝手の良さそうな、ドット柄のハンカチです。
赤い刺繍が効いています。
クラシックチェックのハンカチ。
落ち着いているのでさまざまなシーンで活躍しそうです。
よりビジネス色の濃いハンカチです。
上司や顧客と一緒の席などに重宝しそうです。
外せないイヴ・サンローラン
イヴ・サンローランの歴史
イヴ・サンローランはデザイン学校時代から優秀な成績を収め、すでに頭角を表していました。
デザインコンクールではカクテルドレスを発表して最優秀賞を受賞しましたが、その時の縫製はジバンシィでした。
無名だった彼のポートフォリオを見たVOGUEのディレクターによって、ディオールに引き合わされ、やがてディオールの会社で働くことになりました。
ディオールでは会社を窮地から救うなど、多大な功績を残しましたが、1960年にアルジェリア戦争に徴兵され、その時のストレスで神経衰弱となり、入院治療を受けます。
病気が完治したイヴ・サンローランは、1962年、「イヴ・サンローラン(YSL)」を設立し、活動を開始します。
カトリーヌ・ドヌーブなど、その時代時代の著名人をブランドのキャラクターとして起用し、フランス国内外から支持を得、今日に至ります。
ラインナップ
イヴ・サンローランからは色違いのバンダナを3種。
何枚持っていても重宝しそうです。
黒地に青が入ると、少しカジュアルになります。
赤いバンダナはプライベートで活躍しそう。
夏は白っぽい服装になりがちなので、差し色に使えそうですね。
オシャレ男子ならポールスミス
ポールスミスの歴史
1976年に初めてコレクション・ショーを開いたのが、ポールスミスブランドの始まりと言って良いでしょう。
1979年には自分の店を持ち、地道に努力を重ねてきたポールスミス。
1980年代になると、ロンドン、青山、ニューヨークと、次々にオリジナルショップを開き、現在ではファッションを中心とするトータルデザインを手掛ける、世界に知られる先進的な有名ブランドとなっています。
ラインナップ
ポールスミスのシンボル、マルチボーダーですが、少し落ち着いたトーンのため、ビジネスシーンでもOKです。
ステッチがオシャレな、落ち着いたネイビーのハンドタオル。
シンプルですが、上品さが漂います。
ネイビーの色違いです。
ベージュも落ち着きがあり、使いやすい色味です。
こちらのハンドタオルは、ネイビー、ブラック、ピンク、ベージュの4色展開です。
スポーツマンなら爽やかなラコステ
ラコステの歴史
天才的なテニスプレーヤーであったルネ・ラコステ。
批判的であったメディアでさえラコステの強さを称賛し、すぐに頭角を現したラコステに「ワニ革のスーツケースを賭けた」という噂をある記者が聞きつけ、「ワニ」というニックネームをつけました。
1926年、友人にワニのデザインを依頼し、この時初めてラコステのブレザーに「ワニ」が刺繍されることになりました。
また、この時はじめてラコステのポロシャツが作成されました。
数々の試合で優勝を重ね、1929年、全仏オープンが最後の試合となり、優勝でその最後を飾りました。
その後、テニステクニックを向上させるため、ボールマシンを開発し、何世代にもわたってプレーヤーたちの育成に使用されました。
1940年にはフランステニス連盟の会長に任命されると共に、ラコステブランドも拡大していき、1951年には多彩なカラーバリエーションのポロシャツを発表し、注目を集めました。
現在はスポーツファッションと共に、スポーツラボも手掛け、自転車やサッカーボール、ヘルメットなどの商品を生み出し続けています。
ラインナップ
爽やかなネイビーのハンドタオルです。
発色の良さが際立ちます。
スポーツアイテムらしいカジュアルなハンドタオルです。
汗をたくさん吸収してくれそう。
ビジネスマンの常識ブルックスブラザーズ
ブルックス ブラザーズの歴史
1818年、ニューヨークの地に創業されたH.&D.H.ブルックス社。
1845年にアメリカで初めて既製スーツを販売し、ゴールドラッシュには既製服を求めて開拓者たちが大挙して押しかけました。
1833年、創始者のヘンリー・サンズ・ブルックスが亡くなると、息子たち4兄弟が家業を引継ぎ、1850年に社名をブルックス ブラザーズと改めました。
その後、リンカーン大統領の2期目の就任式に着用した上着をあつらえたり、シルクフーラードタイ(薄絹地のネクタイ)、ボタンダウンシャツなどを世に送り出したりするなど、常に第一線で高品質のメンズウェアを提供しつづけたブルックス ブラザーズ。
1902年には、今や定番となった「レップタイ(斜め縞模様のネクタイ)」を発表、その名を不動のものとしました。
ラインナップ
スーピマコットン100%のハンドタオルです。
スーピマコットンは他の繊維よりも長いため、柔らかな肌触りです。
また、弾力性、耐久性にも優れています。
ネイビーの色違いです。
GF(ゴールデンフリース)がアクセントになっています。
2色のギンガムチェックのコットンハンカチです。
人気のオックスフォードシャツの生地を採用。
形状安定加工を施してあるため、アイロンなしでも使用できるのが嬉しいですね。
ブルーとグリーンの色遣いは、爽やかそのもの。
こちらも形状安定なので、デイリーユースにピッタリです。
使い心地を極めるなら今治タオル
今治タオルの歴史
明治27年に、阿部平助によって創業された今治タオル。
その歴史は織機の変遷と共にあります。
綿ネル機械の改造に始まり、タオルを2列同時に折る機械の考案、大正時代には大衆向けタオルの開発を経て、高級ジャカード織の、現在の今治タオル生産へと繋がります。
その高い技術と品質は、日本国内はもとより世界各地で愛用されるに至っています。
ラインナップ
日本が世界に誇る、今治タオルのハンドタオルです。
二つ折りで使えるので、ポケットに入れてもスリムに収まります。
江戸時代初期から袴や帯などで使われた伝統ある「小倉織」のテキスタイルと、今治の高品質タオルのコラボレートによって誕生した新しいブランド「縞々shima-shima」です。
カラーバリエーションも豊富で、ビジネスシーンのほか、浴衣にも合いそうです。
片面はタオル地、片面はシャリ感のある加工が施されています。
綿100%で吸水、吸湿に優れています。
使う人の感性に訴えかけるタオルというコンセプトのもと、感性としての肌触りや風合いをより高めるため、視覚障害者の方々に何回もテスティングをお願いして開発したとのこと。
2008年、グッドデザイン賞受賞を始め、多くの章を受章している非常に優れたハンドタオルです。
まとめ
ハンカチ&ハンドタオルのおすすめ厳選ブランド7つをご紹介してきましたが、お気に入りのブランドは見つかりましたか?
夏は沢山汗をかきますが、ビジネスマンたるもの、汗さえもスマートに武器にしてほしい。
女性はそう思っています。
定番のポロ・ラルフローレンから肌触りの最高な今治タオルをご紹介しました。
ハンカチにピシッとアイロンを当てて、スマートさを演出するもよし、バンダナでオシャレに決めるもよし。
吸水性と肌触りにこだわるなら、やっぱりタオル地。
ハンドタオルもオシャレなデザインがいっぱいあります。
最後にご紹介した今治のハンドタオルは、肌触りはもちろんのこと、発色の良さや二つ折りでポケットの中でもかさばらないなど、使い勝手にも注目です。
夏もオシャレに、クールな男性でいてほしい。
それが女性一同の願いです。