最近、男性でもストールをオシャレに巻いている人が増えてきました。
テレビで、オシャレな芸能人もストールを巻いているのをみると、男性のストールもいいなぁと感じます。
SMAPの中居君や、竹野内豊さん、小栗旬さん、中田英寿さんなど、さらっと巻いていてカッコイイですね。
芸能人はスタイリストさんがついているから、自分に似合うストールも選べるし、巻き方もプロにまかせているのでステキなのは当然。
ですが、自分に似合うストールを色味だけで選ぶのではなく、きちんと一定の基準通りに選んで、たとえ簡単な巻き方でもマスターできれば、夫もそれなりにオシャレにできるかもしれない・・・。
そう思いました。
ちょっとしたアイテム一つで、その人の印象や表情は簡単に変わります。
ビジネスシーンでもネクタイは重要なアイテムですよね。
ストールならば、休日の普段着だけでなく、ビジネスシーンでも取り入れることができます。
男性ファッションは、普段着もスーツスタイルも女性に比べてレパートリーが少なく、気がつくとパターン化しているなんていうことは、よくあること。
特にスーツは形がだいたい決まっているので、別のアイテムか小物かでアクセントを変えていくことが大切なのです。
スーツスタイルにストールを加えることで、オシャレの武器が増えるんじゃないか、と思いメンズのストールについて、そして選び方についてまとめてみました。
男性は、ストールを女性とは少し違った角度で捉えながら、オシャレに取り入れているようです。
男性は、女性ほどきちんと感を出さなくても、巻いているだけでかっこよく見えてしまうあたりが女性との違いです。
ストールは、夫のマンネリファッションに新しい風を吹かせてくれそうです。
ストールのメリット
何気ないスタイルでも、ストールは巻くだけで一瞬でオシャレになる便利アイテム。
ここでは、ストールを活用するメリットを詳しくみていきます。
季節の変わり目に大活躍
季節の変わり目は、朝と夜の寒暖差が激しいので、朝出かけるときの服装に迷います。
そんなときに、このストールが重宝するのです。
肌寒く感じた時に、さっと取り出して首まわりに巻くだけで体が温まります。
天気の移り変わりが激しい時期も、念のためジャケットを着るなどして厚着で行くと、脱いだときに手荷物が多くなってしまい、移動をするのにとても不便。
職種にもよりますが、男性は女性よりも外回りが多いです。
荷物がひとつ増えるだけでもストレスに繋がってしまいますね。
それに、荷物の多い男性はあまりスマートな印象を受けません。
寒暖差を考慮してジャケットで調節するという手段もありますが、脱いだときにコンパクトに持ち歩くことができません。
その点、ストールは着用しないときは丸めたり、畳んだりできるのでとても便利なのです。
こなれ感を演出できる
ストールを活用することで、いつものコーデの雰囲気を変えることができます。
ストールは顔周辺に着用するので、見た目のイメージの変化をつけるのに絶好のアイテムなのです。
イメージを変化させる技をいくつか持つことで、コーデのレパートリーが多いという演出もでき、こなれた感じを相手に与えることができます。
相手に新鮮な印象を与えることで、あなたのパートナーをオシャレという印象だけでなく、パートナーが提案するアイデアや発想の引き出しも多さをもアピールすることができるかもしれません。
動きのあるオシャレを演出できる
女性ファッションにはスカートという選択肢があるので、風になびいてフワフワさせたり、動作ひとつでなびかせたりして、オシャレの表情を楽しむことができます。
ですがメンズファッションは、シャツやネクタイ、パンツなど、動きのないアイテムが多いのが特徴です。
そんなメンズファッションですが、ストールを使えば、男性も動きのあるファッションを楽しむことができます。
ストールを首にかけるだけでも表情が増しますし、巻き方を工夫することでファッションが立体化します。
アレンジ次第で、多様な演出を楽しむことができるのです。
小顔に見せることができる
ストールを巻くことで、顔周りの印象を変えることができます。
首周辺にボリュームを出すことで、顔を小さく見せることができるのです。
大きめのストールで、ぐるぐる巻きにするだけでも大きな効果があります。
ストールとマフラーの違い
ストールとマフラー。
同じように首に巻くものなので、両者の区別がつかない人も多いと思います。
ストールは、冬だけのアイテムではなく、生地を適切にチョイスすることで一年中活躍するアイテムです。
ストールは、防寒対策のマフラーと違って、生地全体が薄地なのでスカーフ寄りの上品なオシャレアイテムです。
ストールは、生地が薄いから温度の寒暖差には対応していないかというと、そうではなく、ウールなどの保温性の高いもので暖かさを維持できるストールもあります。
失敗しないストールの選び方
ストールは選び方を間違えると、ただの襟巻きになってしまいます。
逆にきちんと自分に合ったものを選ぶと、巻くだけでオシャレメンズに変わることができるので、できるだけ多くのストールをみてパートナーに合ったものを選んであげてくださいね。
長さ
ストールの巻き方にもよりますが、だいたい自分の身長と同じくらいの長さを選ぶとよいでしょう。
とはいっても、ぴったりなサイズを見つけるのは難しいので、180cmを目安として探してみてください。
180cmのストールなら、ベースとなる巻き方のほとんどに適応できるサイズです。
素材
ストールは季節に寄って素材を変えます。
ストールに求める効果は、季節によって変わるからです。
デザイン重視で選ぶ欧米に対し、日本では素材にこだわる風潮があります。
ここでは、ストールによく使われる素材にフォーカスしていきます。
綿(コットン)
コットンは、肌触りもよく柔らかいのが特徴です。
また、静電気が起きにくいこともポイントが高いですね。
顔周りのアイテムなので、ここは重要です。
夏は涼しく、春秋は心地よい温度を保ちます。
吸水性が高いので、夏場に汗をかいても吸い取ってくれるので大活躍です。
麻
麻は天然繊維の中でも、サラッと感がダントツでさわやかな肌触りです。
ひんやりとした触り心地で、汗がべたつかず夏に最適の素材です。
汚れも落ちやすく、洗濯にも強いので長く愛用できます。
ウール
吸湿性が高く保温性に優れているので暖かいです。
吸湿性はコットンの約2倍、ポリエステルの約40倍といわれており着心地は爽やかです。
ウールには、細菌やウイルスに対する免疫機能があります。
よって、抗菌、防臭効果に優れています。
シルク
肌触りの良さはダントツ。
シルクは人間の肌と同じタンパク質でできているので、第二の肌と言われています。
また、「繊維の女王」と呼ばれ、美しい光沢と発色で上品なストールに仕上がります。
夏は涼しく、冬は暖かい優秀なストールになります。
カシミヤ
「繊維の宝石」と呼ばれるカシミヤ。
肌触りもよく価格も高価です。
その分、上質で品もあり、触らなくても光沢の美しさから高価なものだとひと目でわかります。
カシミヤは、保温性に優れており主に冬に活躍してくれますが、実は夏にも人気です。
というのは、麻とカシミヤを織り交ぜて作られたストールならば吸湿性もあるので、サラッと活用できるからです。
デザイン
もしまだストールを持っていないのであれば、次のようなストールを最初の一本にすることをおすすめします。
カラーと柄
もしまだストールを一枚も持っていないのなら、最初の一本は無地でいきましょう。
ストールはカジュアルスタイルにも、きちんとスタイルにも適応できるので、最初はどちらにも合わせやすいベーシックなストールを選ぶことで失敗を避けられます。
どんなコーデにも合わせやすい無地なら、オシャレの幅も広がって楽しむことができるでしょう。
ストール幅
ストールには、幅の広いものと狭いものがあります。
これらは、ストールを巻いたときのボリュームの有無に大きく影響します。
春夏シーズンは、全体コーデも薄着になるので、ストールもボリュームが少なくなるように幅の狭いものを選ぶのが良いでしょう。
秋冬は、上着も着こむので服装全体にボリュームが出ます。
ストールもそれに合わせてボリュームの出るものを選ぶと、全体のコーデが上手にまとまります。
ストールは、春夏はアクセサリー感覚で、秋冬は防寒対策としてなど役割も季節によって変化するので、幅のある大判と幅の少ない(50?60cm)ものを1つずつあるとかなり便利ですよ。
ストールオシャレは首に巻くだけではない
ストールは一般的には首に巻くもの。
ですが、オシャレ上級者はそこだけにとどまらず、ストールを楽しんでいます。
街を歩いていると、よく、ストールをバッグの持ち手の部分に軽く巻いている人をみかけます。
エルメスなどのハイブランドバッグに同じブランドのストールを軽く巻きつけて、ラグジュアリーな雰囲気を演出しています。
(女性は、帽子にスカーフを巻きつけているオシャレな人も多いですね。)
また、ハイブランドバッグでなくても、トートバッグやマザーバッグの持ち手にさりげなく巻いて、オシャレを楽しんでいる夫婦もみかけます。
男性がストールをバッグに巻くときは、綺麗に巻くことを意識しない方がかっこいいです。
リボン結びなどよりも、ちょっと雑に簡単に巻いた方が男性らしくて良いと思います。
おすすめのストールブランド
ここではオススメのストールをご紹介していきます。
ストールビギナーからオシャレ上級者まで、ブランドカラーによってアンレンジは様々です。
洋服との組み合わせで、あらゆる着こなしを楽しむことができるブランドをチョイスしました。
エトロ(ETRO)
エトロのストールは他のアイテム同様、柄物が多いのでやや上級者向けです。
ですが、柄がとても美しいので、無地のシャツやベーシックなスタイルに合わせると、かなり綺麗にストールが引き立ち、余裕の大人を感じさせ、オシャレ感満載になります。
巻き方によっても、多彩な表情を出せるのでぜひチャンレンジして欲しいブランドです。
エトロの公式サイトはこちら
http://www.etro.com/ja_jp/
http://www.etro.com/ja_jp/
ポール・スミス(Paul Smith)
ポール・スミスは全体的に爽やかなラインナップ。
薄付きの色合いのストールで、主張し過ぎないオシャレをしたい人にオススメのブランドです。
全体的な文ランドイメージは、シンプルでスタイリッシュに着こなすとサマになるブランドです。
なので、ボリュームを出すストール使いよりもボリュームを控えめに抑えて、さりげないオシャレでアピールするとオシャレにまとまります。
ポール・スミスの公式サイトはこちら
http://www.paulsmith.co.jp/shop
http://www.paulsmith.co.jp/shop
ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)
気品漂うデザインと質感のストールがそろっています。
無骨すぎず、飾り立てすぎず、バランスの良い印象を与えてくれるブランドです。
スーツスタイルにも、カジュアルスタイルにもアレンジしやすい優秀アイテムなので、ココゾという時の上質なストールを考えているのならば、ジョルジオ・アルマーニのストールをおすすめします。
落ち着いた華やかさを演出できるので、きちんと感も出しつつ、ゴージャスな印象を残したいときに活躍してくれること間違いなしです。
ジョルジオ・アルマーニの公式サイトはこちら
http://www.armani.com/jp/giorgioarmani/
http://www.armani.com/jp/giorgioarmani/
ジョンストンズ(Johnstons)
ジョンストンズは、1797年にスコットランドで創業されました。
メイドインスコットランドとしての誇りと、家族経営ならではの誠実性やこだわりが強くあふれているブランドです。
大切に守りながら培ってきた伝統は、きちんとストールの細部にも宿っています。
大量生産にはない、丁寧さと緻密さがストールにも優しく表れています。
日本国内でも、メンズ、レディス問わず有名ファッション雑誌では常連。
ストール特集では外せない、なくてはならない存在のブランドです。
【Johnstons Of Elgin Our Story】
ジョンストンズの公式サイトはこちら
http://johnstons.jp/
http://johnstons.jp/
ドレイクス(DRAKE’S)
ドレイクスというブランドを初めて目にした人も多いと思いますが、ドレイクスは1977年イギリスで創業されたブランドです。
マフラー、ストール、ネクタイを得意としています。
エトロやポール・スチュワートの製品を手がかけたことで、世界で一躍有名になりました。
華やかな見た目のものから、シックなワントーンのものまで、多様なデザインのストールを展開していますが、どれも存在感は抜群です。
特に、左右対称または裏表でツートンカラーのデザインストールは、巻き方次第でいろいろな表情を見せてくれます。
ドレイクスの公式サイトはこちら
https://www.drakes.com/
https://www.drakes.com/
まとめ
少し前まで、ストールを巻くオシャレな男性を好きになれない女性が多く存在していました。
冬に巻くマフラーならともかく、季節関係なく首にストールを巻いているのなんて、とストールメンズを女々しく感じる人も多かったです。
男性がオシャレに気合入れすぎ、気取り過ぎというイメージばかりが先行していたのです。
ですが、今は違いますね。
女性が男性をみる視点、感覚が変わってきました。
私もそうなのですが、子育てをする女性は家族でひとつのまとまったコーデに憧れる傾向があるそうです。
自分だけがオシャレになるのではなく、夫や子供もみんなでキラキラしていたい、そんな願望が強いのです。
自分もオシャレに、子供もかわいく、夫もかっこよく。
このバランスを満たすために、早く簡単にオシャレファミリーを実現できるメンズアイテムのひとつがストールなのです。
あなたもパートナーにさりげないオシャレを望んでいるのであれば、まずはベーシックなストールをひとつ。
オシャレにすることでスカッとする晴々しい気持ちを、パートナーに与えてみてはいかがでしょうか。