「いくつになってもモテたい」。
女性の私からしてみれば、40、50過ぎて子どももいるのに、モテたいってどういうこと?!という感じなのですが、オトコという生き物はそういうものなのでしょう。
なんて言いながらも、女性の立場からしたって世の中に目の保養になるような格好いい男性が増えれば正直嬉しいもの。
妻の立場ではモテて欲しくないくせに、他の男性は格好いい方がいいなんて、やっぱり女性だって身勝手なわけです。
特に休日は、男性諸君の普段着の力の抜き加減が極端だと感じます。
つまり、リラックスしすぎて「だらしない」まで行ってしまっている人が多いんです。
休日にリラックスするのは良いことですが、リラックスする姿もカッコよければ女性にもモテますよ。
または小ぎれいにはしているけど、どうも一つ垢抜け感がない。
そんな人にぜひ、今回の記事は読んでいただきたいです。
お洒落はモテたい気持ちから!
お洒落も「モテ」も手にいれて、さらに素敵な男性になってください。
モテるオヤジはここが違う
モテる人とモテない人の違いはなんでしょう?
俳優さんのような、生まれながらの造形美は脇においても、モテる男性はある種の雰囲気があります。
しなやかで軽やかで、楽しげ。
楽しげと言っても、ジョークばかり飛ばしているという意味ではなく、人生を楽しんでいる雰囲気です。
そしてモテる男性は細かいことは気にせず、人を許容する余裕もあります。
ではどうしたらそんなふうになれるのでしょう?
サラリとスマート(立ち居振る舞い)
モテる男性は、いい具合に力が抜けています。
いくらファッションで頑張っても、「頑張ってる感」が滲み出てしまうようでは女性も近寄り難いんですね。
さりげなく、だけど少しリッチでセンスもいい、話してみれば軽やか。
そんな男性がモテるんだと思います。
また、立ち居振る舞いも高得点を得るために重要なポイントの一つ。
マナーは一朝一夕で身につくものではありませんが、食事中に音を立てない、人のペースに合わせる、片肘をつかないなど、基本的なマナーができていないと女性はすぐに鼻についてしまうものです。
ドアは女性を先に入れる、階段は自分が先に登る(女性は自分のお尻を見上げられないかと心配しています)などちょっとした配慮が高得点のポイントになります。
そう、モテる男はちょっとした気配りができるのです。
女性をリスペクトしている姿勢、マナーなどごまかしのきかない基本部分がきちんとできている。
それが女性の目には「優しい」「素敵」と映るんですね。
そんな男性はマナーや基本的な姿勢が紳士的です。
基本を知っているから崩して遊ぶことができる、そんなふうに思います。
だから知性や優雅さも滲み出てくるというわけですね。
また、モテる男性はさりげなく気配りができる上に、気持ちも軽やか。
例えば店員に横柄な態度で接する男性がいますが、正直言って一緒にいるのが恥ずかしいです。
それよりも、提供されたサービスに対して「ありがとう」と敬意を払える方がどれほど軽やかでスマートに見えることか。
「カッコつけ」と「カッコいい」を混同している男性が多いと思いますが、カッコいい男性とは相手を尊重できる人です。
職業や性別で差別しない、それだからこそ誰に対しても軽やかに接することができるんですね。
ファッションもそんな気楽さを象徴するように、気配りはしていてもサラリとしたオシャレをしたいもの。
ガチガチに決めていては、かえって引いてしまうというものです。
「スタイリッシュすぎるオヤジは『若い女はアクセサリー』とか言ってそうで萎える」なんて声も聞いたことがありますよ。
また、若作りもいただけません。
若作りってほら、どこか頑張ってる感じでしょう?
男性は歳を重ねるに従って、渋みや落ち着きが出てきます。
女性はそんな渋さや落ち着きを「ダンディ」や「包容力」に変換して見ているので、若作りなんてする必要はないんです。
あくまで自然にスマートに、がモテる男性の条件ですよ。
リッチなイタリアンカジュアル(ジャケパン)
あくまでも自然にスマートに、と言っても漠然とし過ぎて解決の糸口は見つかりませんよね。
そこで提案したいのは、ジャケパン。
それも、少しリッチさの漂う「イタリアンカジュアル」がお手本です。
巷には「モテ財布」だの「モテる時計」、「モテるサングラス」だのとモテる小物が出回っていますが、実は豪華1点主義ではモテません。
それよりも、全体的な雰囲気を底上げした方が断然モテるのです。
全体的な雰囲気とは、例えば上品であること、清潔感があることなど。
基本的な諸々をわきまえていて、なおかつそれを崩せるのがイケてる大人の男性です。
ジャケパンも同じ。
特にイタリアンカジュアルは、元々カッチリとした英国風スタイルを基本にイタリア風に崩したファッションです。
イタリア風のジャケパンはいい具合に力が抜けていて、リラックス感が漂います。
もちろん着ていてもリラックスできるので、休日のカジュアルスタイルにはぴったりなんです。
モテるオヤジの着こなしアイテム
では、具体的なアイテムをご紹介しますね。
イタリアンカジュアルというとジローラモさんを思い浮かべる人も多いかもしれません。
まぁあそこまで完璧でなくても、アイテムの組み合わせ次第では品良く見せることができます。
清潔感と上品さを念頭に置いて、次のアイテムを使ってコーディネートしてみましょう。
清潔感No.1ホワイトシャツ
ホワイトシャツは何と言っても清潔感あるアイテムの筆頭です。
シャツは一年を通して使える重要なアイテム。
上質なドレスシャツを数枚持ちましょう。
・エッリコフォルミラ
・バルバ
・ルイジ・ボレッリ
・サルバトーレ・ピッコロ
・フィナモレ
・フライ
・ギローバー
・オリアン
・バルバ
・ルイジ・ボレッリ
・サルバトーレ・ピッコロ
・フィナモレ
・フライ
・ギローバー
・オリアン
この辺のブランドで、オススメは綿のシャツ。
襟の形はアメリカントラッドやブリティッシュならボタンダウンをチョイスするところですが、ここはホリゾンタルやワイドスプレッドをチョイスしましょう。
このタイプの形の襟は、スーツでは時折見かけるようになりましたが、休日カジュアルで着ている人はまだまだ少ないです。
おしゃれなアイテムで間違いない上に、イタリアンカジュアルでは定番のもの。
また、ちょっと勇気がいりますが、胸元を開けるスタイルに挑戦してみたいという方には、第一ボタンのないイタリアンカラーもオススメです。
上からジャケットを羽織ってしまえば意外と目立たないし、しっくりときますよ。
ここで気をつけたいのは胸ポケットの有無。
胸ポケットがあるとビジネスシャツのように見えてしまい、リラックス感が失われます。
また、サイズは大き過ぎないものを選びましょう。
ジャストサイズかどちらかといえば少し小さめくらいがベスト。
ただし、胸を張ってボタンがパツンパツンのものはきつ過ぎですので注意してください。
知的で優しいニット
知的で優しげな雰囲気のニットもオススメです。
春ならコットンのニットなどもありますね。
特にハイネックは着ていて楽な上に、ある程度のきちんと感があり、女性ウケも良いですよ。
また、ショールカラー(ヘチマ衿)は知的な感じがするのでこちらもオススメです。
ニットはその素材感で柔らかさや優しさを醸し出し、網目の細かいハイゲージニットは上品で知的な雰囲気があります。
色はオフホワイトやベージュが優しい印象を与えるアイテムとしてダントツです。
続いてグレーやブラック、ネイビーも落ち着いていてシックにまとまり、合わせやすいので持っていて損はありません。
柄は無地が良いでしょう。
ボーダーは若々しさがありますが、夏のカットソー以外では落ち着きが損なわれます。
アンデルセン−アンデルセン / オフホワイトクルーネック
厚みがあるのでこれ一枚でもサマになるニット。
オフホワイトは女性を安心させてくれます。
プリングルオブ・スコットランド / ネミッドナイトロールネック
ロールネックは首元をタイトに見せてくれるので、全体的にスマートな印象になります。
テーパードのデニム
休日感を出すならやっぱりデニムのパンツ。
履いていてもリラックスできますよね。
デニムで気をつけたいのはその形です。
通常のストレートはダボっとしたシルエットになるので、ここはシルエットがタイトになるテーパードがオススメ。
テーパードとは裾に向かうに従ってだんだん狭くなっていくシルエットのことです。
狭くなっていくと言っても窮屈では無いのでご安心を。
テーパードは、腿はゆったりしていて、膝から下にかけて変化しているため、履き心地も見た目よりゆったりしているのです。
特にイタリアンブランドのデニムは腿がゆったり目にできているので、履いていてもリラックスできますよ。
また、ストレッチのカラージーンズもオススメです。
カラージーンズは目が詰まっていて上品に見え、ソフトストレッチのものが多いので、自然とタイトなシルエットという条件を満たしてくれます。
カラージーンズはブラック・ホワイト・濃いネイビー・グレーなどが良いでしょう。
また、合わせるジャケットによってはカーキ色なども良いかもしれませんね。
薄目のカーキ色を合わせる場合は、ジャケットを暗い色にしてメリハリをつけるのを忘れずに。
リーバイス / 511(TM)スリムテーパーフィット
ストレッチ性のあるスリムフィットなダークネイビーのパンツです。
リーバイス / 502(TM)レギュラーテーパード
目の詰まったブラックジーンズ。
はき心地もゆったりです。
茶のベルトと靴で「ハズシ」テクニック
平日のスーツ姿は黒のビジネスシューズを履いている人も多いと思いますが、休日は別の色でカジュアル感を出しましょう。
きれいめジャケパンスタイルの基本は革靴です。
ただし、平日で履く靴はお休みさせてあげ、休日にはカジュアルな雰囲気の靴を履きましょう。
イタリアンカジュアルでオススメなのは、茶系の靴。
ネイビーのジャケット+ネイビーのデニムパンツ+黒い靴だと、休日でもきちんとし過ぎてオフィスカジュアルのようになってしまいます。
このコーデを、茶系の靴にすると少し洒落た感じになります。
黒とネイビーだと全体的に黒っぽくなってしまいますが、茶色を入れることで少し赤みが入るので、少しずらした感じになるのですね。
これを「ハズシ」のテクニックと呼びます。
また、靴を茶系にしたらベルトも同色のものを使いましょう。
メンズファッションの原則として、靴とベルトは同色が基本です。
なぜかといえば同色にすると統一感が出るから。
全く同じ色を探さなくても、同系色なら少しくらい濃淡の差があっても大丈夫です。
ARTIOLI(アルティオリ)
艶やかな色気と優雅さに定評のある、イタリアの靴ブランド、アルティオリ。
靴とベルトがセットになっているので合わせやすいです。
ステファノ・ベーメル
やや長めのノーズが絶妙なエレガンスを醸し出す、ステファノ・ベーメル。
スウェードも休日ならではの楽しみ。
大人っぽくてお洒落ですね。
ベルトはおなじ色ならgood、スェードならベストです。
仕上げはイタリア製のカジュアルジャケット
ジャケットはスーツの上着は合わせられません。
そもそもの形が違うからです。
ジャケットは休日用にカジュアルなものを買い求めましょう。
・ラルディーニ
・ボリオリ
・タリアトーレ
・カナーリ
・カンタレリ
・ボリオリ
・タリアトーレ
・カナーリ
・カンタレリ
この辺のブランドなら、まず間違いありません。
ウールのジャケットでもいいし、よりラフな着心地のジャージージャケットでもいいと思います。
注意したいのは素材の季節感です。
秋冬は基本ウール100%かカシミアなど、春夏はコットンやシルク・麻が混じったウールが良いでしょう。
また、1年中着られるフォーシーズンの生地もあるので、お店の人に聞いてみると良いかもしれません。
ボリオリ / アンコンジャケット
芯や肩パッドを抜いたジャケットです。
デニム生地でできているのでレジャーなどにもいいですね。
カナーリ
グレーの生地にブルーのラインが入ったウィンドーペンのジャケット。
2着目のジャケットにはこんなチェック柄もいいですね。
小粋なアクセサリー
今ご紹介したホワイトシャツまたはニット、デニムパンツ、茶系の靴とベルトにジャケットさえ揃えれば、アクセサリーなどなくても十分素敵です。
しかし、会社にはつけていけないアクセサリーを楽しみたい、という人にはリングやサングラスがオススメ。
リングは上質のシルバーのものだと嫌味がなく、ジャラジャラした感じもありません。
また、サングラスはつけてもいいし、ジャケットのポケットに引っ掛けても素敵です。
グッチ / インターロッキングGシルバーリング
程よく存在感があり、でもシンプルなので嫌味になりません。
女性は、ゴテゴテのクロスやドクロモチーフのシルバーアクセサリーはちょっと引きますが、上品なシルバーアクセサリーならキュンとしちゃいますよ。
アイヴァン
サングラスやスカーフなど、ちょっとした小物を使うだけでも雰囲気が柔らかく、またお洒落になりますね。
サングラスもスポーティーなものより知的な雰囲気のものを選ぶと女性受けがいいです。
モテるオヤジの休日コーデ|まとめ
男性っていくつになってもモテたいもの。
女性もなんだかんだ言って、素敵な男性には弱いんです。
モテる男性は清潔感と上品さがあり、サラリとスマートで肩の力がいい具合に抜けています。
また、女性が一緒にいて楽だと思うような、さりげない気配りができるのがモテる理由。
そんな男性はマナーや基本的な姿勢が紳士的です。
基本を知っているからこそ遊びが生まれるんですね。
そんな余裕が醸し出せるよう、中身を磨くと同時に、スタイルもリラックスしているけどさりげなくお洒落、そんなスタイルができるといいですね。
休日コーデはオシャレだけどさりげない、イタリアンカジュアルのジャケパンをご提案しました。
モテる男性の着こなしアイテムとして
・清潔感No.1はやっぱりホワイトシャツ
・知的で優しい雰囲気ならニットを使う
・テーパードのデニムはスタイリッシュでしかも楽
・茶系のベルトと靴で「ハズシ」テクニックそ駆使する
・仕上げはイタリア製のカジュアルジャケットで
・少し物足りないと思ったら、シンプルで小粋なアクセサリー
をご提案しました。
お洒落はモテたい気持ちから。
お洒落も「モテ」も手にいれて、いつまでも素敵な男性でいてください。