仕事に、子育てに忙しいあなた。
忙しさのあまり、ファッションにあまり気を使わなくなっていませんか?
休日の私服も無難なもので間に合わせ、スーツも「仕事着」と割り切って、特にこだわりを持っていなかったり・・・
流行りにも鈍くなってきて、お金を節約するに越したことは無いし、スーツも休日の私服もずっと同じものを着ていたり・・・
そんな方向けに今回は「ダンディーなファッション」をテーマに
・休日はダンディーな男として過ごす「ジャケパンスタイル」
・仕事場でこそオシャレに決める「イタリアンブランドのスーツ」
この二つを紹介します。
家族と過ごす休日でも仕事場でも、ダンディーなファッションで身を包めば日々の充実感も増しますし、参考にして頂ければ幸いです。
【休日編】ダンディーを目指すならジャケパン
大人メンズにオススメしたいのがジャケットとパンツを組み合わせた「ジャケパン」スタイル。
特に「ダンディー」というテーマで考えると、大人っぽさであったり、清潔感であったり、ある程度のフォーマル感が欲しいところですが、ジャケパンはそういった要素を全てカバーしてくれるスタイルなのです。
スーツコーデも「フォーマル」ですし、「大人」の服装ではありますが、ビジネスの場での格好というイメージが強いですし、休日には堅すぎるかもしれません。
一方でジャケパンはスーツのフォーマル感を残しつつ、別々のジャケットとパンツを組み合わせることにより、カジュアル感を出すことができるので、フォーマル感とカジュアル感のバランスがちょうど良いのがオススメポイント。
それでは、ジャケパンに使われる各アイテムについて紹介します。
テーラードジャケットを着こなそう!
ジャケットは大人っぽさや、フォーマル感を演出する上でとても大切なアイテム。
例えば高級レストランでのドレスコードでは、ジャケットの着用を求められることが多々あります。
ジャケットを着るだけでフォーマル感が出ますし、大人っぽく、責任感のある印象を、見る人に与えることができるでしょう。
そして、「ジャケット」と一口に言っても種類がたくさんあるのですが、ジャケパンでオススメしたいのが「テーラードジャケット」。
「ブレザー」とも言われますが、スーツの上着にも通じるフォーマル感が特徴です。
Paul Smith
さて、そんなテーラードジャケットですが、具体的にオススメなブランドを紹介すると、例えば「Paul Smith」。
「Paul Smith」はイギリス発祥のブランドで、日本でも各百貨店、そして六本木や代官山に路面店を展開する人気のブランドです。
上記の画像はチェック柄が特徴の一着。
チェック柄はカジュアル感が強まりがちなのですが、なめらかなウール素材を使用することにより、上品な仕上がりになっています。
また、全体が落ち着いたトーンの色合いなので目立ち過ぎず、コーデも組みやすいのではないでしょうか。
Burberry
もう一つオススメなのが、こちらもイギリス発祥の「Burberry」。
「Burberry」も伊勢丹や高島屋といった百貨店をはじめ、新宿三丁目や六本木に路面店を持つ、日本でも人気の高級ブランドです。
上記画像のジャケットは、カシミアで仕立てることにより軽い着心地と、通気性の良さが特徴の一着。
コーデを選ばないシンプルで上品な色合いですが、カジュアルなパッチポケットや、Burberryの代名詞である「バーバリーチェック」を衿裏にあしらうなど、遊び心も詰まっているのが魅力的ですね。
ジャケットについては以上となりますが、続いてジャケットの内側に着るインナーについてお話します。
インナーはシャツがオススメ!
ジャケットはジャケパンの顔と言えるかもしれませんが、そんなジャケットの内側に着るインナーも実は大切。
首元のVゾーンがどう見えるかでコーデの印象も大分変わってきます。
インナーの選択肢としては主に
・シャツ
・Tシャツ
・ポロシャツ
・ベスト
・ニット
・Tシャツ
・ポロシャツ
・ベスト
・ニット
といったものがあります。
この中で、「ダンディー」というコンセプトで一番オススメなのはシャツ。
シャツはスーツコーデの定番インナーですし、テーラードジャケット同様に、大人っぽさや、フォーマル感を出せるのがポイントです。
尚、シャツをコーデに取り組み場合、ネクタイの有無でシャツの選びが変わってきます。
というのもネクタイを使わない場合、ネクタイを締めなくても襟の形状がキレイに保てる型を選ぶ必要があるのです。
オススメその①「ボタンダウン」
オススメのひとつが「ボタンダウン」と呼ばれる型。
「ボタンダウン」とは、衿の先にもボタンが付いている型で、衿先がボタンで固定されるので、ネクタイを締めなくても襟まわりの形が美しく保たれます。
また、ネクタイを締めても形状はキレイなままなので、とてもオススメな型です。
オススメその②「スナップダウン」
もうひとつノーネクタイでオススメな型が「スナップダウン」。
スナップダウンはボタンダウンと違い、衿先にボタンが付いていないのですが、衿の裏側にボタンが隠されており、そのボタンで衿を固定することができるのです。
衿先にボタンがないので、ボタンダウンシャツよりもドレッシーな、フォーマルな印象になると言われています。
インナーにオススメなシャツについては以上となりますが、続いてパンツ選びについてお話させてください。
パンツ選び
ジャケット、インナーと上半身のアイテムについて紹介してきましたが、続いてはパンツ選びについて。
ジャケパンにオススメなパンツはずばり
・チノパン
・スラックス
・デニム
・スラックス
・デニム
この三つです。
決められた組み合わせでしか着ることの出来ないスーツと違い、上下を自由に組み合わせられるジャケパンですが、同じジャケットでもパンツを変えることにより、コーデの印象がガラッと変えることができるのも楽しみの一つ。
それでは、それぞれの種類について説明します。
チノパン
まずはチノパンについてですが、チノパンはフォーマル感とカジュアル感のバランスの良さがオススメの理由です。
サイズ選びさえ間違わなければ、キチンとした大人っぽさを出しつつ、堅苦しくないカジュアル感も出せるので、定番のチョイスと言えるかもしれません。
スラックス
チノパンに続いて紹介したいのが「スラックス」。
スラックスはスーツや制服に使われる種類のパンツで、ドレッシーな、フォーマルなコーデにオススメの選択肢です。
高級なレストランなど、普段とは違った特別な日のコーデにマッチするでしょう。
デニム
最後に紹介するパンツの種類がデニム。
デニムは大衆的なイメージを持つ人も多いかもしれませんが、「デニジャケ」という呼び名もあり、ジャケパンにもオススメです。
スラックスがドレッシー寄りの雰囲気なのに対し、デニムはどちらかと言うとカジュアル。
デニムは「ストレート」、「スリム」、「フレア」、「バギー」といったシルエットの種類がありますが、ジャケパンにオススメなのはストレートとスリムです。
デニムに限らずジャストフィットが基本のパンツ選びですが、細身でスッキリとした印象に仕上がるのはこの二つ。
「ストレート」は文字通り腰から裾にかけて真っ直ぐのデザインですし、「スリム」は太もも部分に余裕をもちつつ、裾にかけて細くなるのでスマートな印象に見せることができます。
「休日編」については以上となりますが、続いて「仕事場編」と題しイタリアンスーツについて紹介します。
【仕事場編】ダンディーな男が着るイタリアンブランドのスーツとは?
量販店や大手スーパーで1万円代の激安スーツも売り出されており、スーツを「仕事着」として割り切っている人も多いかもしれません。
しかし、私服よりもスーツの方が着ている時間は長いのですから、ちょっと拘ってみたいと思いませんか?
例えば、イタリアンブランドのスーツなんていかがでしょう。
イタリアンブランドのスーツの特徴としてしばし挙げられるのが
・シルエットの美しさ
・着心地の良さ
・着心地の良さ
といった点。
スーツは着ていて疲れやすい服とよく言われますが、イタリアンブランドのスーツならば生地が伸縮性に優れているので身動きもとりやすく、またデザインが長年研究されているので、体にフィットした美しいシルエットと、窮屈さとは無縁な着心地を実現してくれるのです。
それではオススメのイタリアンブランドを紹介します。
エルメネジルド・ゼニア
「エルメネジルド・ゼニア」はイタリアを代表する高級生地メーカー。
1910年創業ということで、100年以上の歴史を持ちます。
創業当初から最高級の天然繊維を原産国から直接購入し、紡績、染色加工、縫製まで自社で一貫した生産体制を取っており、徹底した品質管理を行っています。
こうして生地ブランドとしての地位を確立しつつ、ゼニアは既製服の販売も行っているのが特徴。
日本では銀座に総面積700平米の大型路面店をオープンしており、製品を実際に手に取ることができます。
そんなゼニアの生地を一部紹介すると、平均11.1ミクロンという極細のウールを使用した「Vellus Aureum/ヴェリュス オウレウム」や、特殊加工により「黒いスーツは夏には着られない」という常識を覆した「High Performance Cool Effect/ハイパフォーマンスクールエフェクト」(太陽光の約80%を反射し、最大で約10℃のクールダウンを実現するとのこと)など、付加価値の高いラインナップが特徴です。
ロロ・ピアーナ
ロロ・ピアーナはゼニアと並んでイタリアトップ2の高級生地ブランドとして知られています。
生地の特徴としては、ロロ・ピアーナの生地は柔らかい風合いが特徴と言われているのですが、その秘密は世界のメリノウールスーパー100’s の30%から40%を仕入れている、というエピソードに象徴される、高品質な原材料を確保する方針にあります。
尚、数あるシリーズの中でも特に人気なのが「タスマニアン」。
オーストラリアのメリノ羊からしか採れない最高品質の原材料を使用しているのですが、吸湿性、浸透性に優れており、いつまでも持続すると言われる高級感や光沢感が人気の理由です。
もう一つ人気なのが「ウィッシュスーパー170’s」。
オーストラリア産のメリノウールを15マイクロンという細さで織り上げており、カシミアを彷彿させる滑らかな手触りが特徴です。
生地1m四方あたり270グラムという生地の軽さもメリットで、快適な着心地を実現くれます。
カノニコ
正式名称は” Vitale Barberis Canonico”。
イタリアのビエラ地方に本拠地を持つ、高級生地メーカーです。
カノニコの特徴としてしばし挙げられるのが、「コストパフォーマンスの高さ」です。
バーバリー、アルマーニ、ラルフローレンといった世界を代表する一流ブランドが生地に採用する品質を実現する一方で、国内でもユナイテッドアローズや、ビームスといったブランドの既製服の生地にも使用されており、高級イタリアンブランドの中でも比較的手が届きやすいブランドとして知られています。
カノニコの生地は多くのテーラーで扱っていますし、既製服は”The Suit Company”や”Suit Select”と言ったツープライスショップ、またUnited Arrows、Beamsといったセレクトショップでも取り扱っています。
特にUnited Arrows六本木ヒルズ店はスーツコーナーが充実しており、カノニコ製品も多数取り扱っているのでオススメです。
ドラゴ
カノニコと同じく、イタリアのビエラに本拠地を構えるドラゴ。
糸の紡績段階から自社で対応しており、”Super130s”と呼ばれる一定の規格以上の高級な細い糸のシェアが高く、Dragoのシェア率は世界の70%を誇ると言われています。
また他のメーカーでは実現できていないSuper210s’を生産しているのですが、その秘密は最新のテクノロジーを取り入れたその生産体制にあるとのこと。
最新のナノテクノロジーで、ウールの質感を変化させることなく防湿・シワ対策、撥水加工することができ、耐久性の強い生地として高い評価を得ています。
そんなドラゴを代表するシリーズが「ヴァンテージ」。
イタリア国内では320の仕立屋、欧州圏では560の専門ショップが扱っていると言われており、認知度の高い定番のシリーズになります。
ドラゴが強みとするSuper130s’を使用することにより鮮やかな光沢を実現し、柔らかな質感と共にハリとコシもあるのがポイントです。
もう一つ人気なのが「コルチナ」。
ヴァンテージと同じくSuper130s’の原毛を使用していますが、70番手の糸を2本撚り合わせた双糸となっており、通常の1本糸よりも強度が増すのが特徴。
ちなみに「コルチナ」というその名はイタリアのリゾート地「Cortina d’Ampezzo」に由来しており、このリゾート地で過ごすような時間を彷彿させるラグジュアリー感が込められているようです。
まとめ
本記事では「ダンディーなファッション」をコンセプトに、「休日にオススメなジャケパンスタイル」と「仕事場でオススメなイタリアンスーツ」という二つのテーマについてお話しました。
まずは「【休日編】ダンディーを目指すならジャケパン」と題し
・テーラードジャケットを勧める理由
・インナーにシャツを勧める理由
・オススメな3つのパンツの種類
・インナーにシャツを勧める理由
・オススメな3つのパンツの種類
この三点を紹介しています。
ジャケットについては具体的なオススメなジャケットのブランドを紹介しており、シャツについてはノーネクタイの場合も想定し、ジャケパンコーデに合う衿の型を紹介しました。
そして、パンツについては
・チノパン
・スラックス
・デニム
・スラックス
・デニム
の三つをピックアップ。
それぞれどんなコーデにマッチするか紹介しているので、是非チェックしてみてください。
そして後半は「【仕事場編】ダンディーな男が着るイタリアンブランドのスーツとは?」と題し、世界を代表するイタリアンブランドのスーツを紹介しています。
ピックアップしたのは
イタリアを代表するTOP2ブランドとして知られている「ゼニア」と「ロロ・ピアーナ」
高級イタリアンブランドのクオリティを実現しつつ、手が届きやすいコストパフォーマンスが特徴の「カノニコ」
そして独自の紡績ノウハウでシェア率70%を誇る「ドラゴ」
という4つのイタリアンブランド。
どれも世界を代表するイタリアンブランドなので、多くのテーラーで扱っていますし、ブランドによっては既製品も売られているので、お店を見かけた際は立ち寄ってみてください。
以上となりますが、ダンディーなファッションを目指す上で、何かヒントになることがあれば嬉しいです。