袖口のボタンは4個が
基本で、オーダーであるなら
本物のボタンホールが
必要です!!
これを本開きと言います。
本開きになった袖口は
既製品では少なく
オーダーの証明であるとも
言えるでしょう。
しかし、イギリスやイタリアの
クラシックなスタイルの
スーツでは4個全てに
ボタンホールを付けずに
あえて1番奥の4個目は
本開きにしません。
これは上質な
スーツやジャケットは
子供にプレゼントするという
考えがあるため
本開きにしていません。
もしも、子供が自分より
大きくなると
袖口を出す必要があります。
袖口を出した後に
1番奥の4個目の
本開きになっていない
ボタンを外してそのボタンを
1番前に持って来て
新たにボタンホールを
開けます。
1個目だったボタンが
2個目になる形ですね。
なので元々の4個目のボタンが
あった場所はボタンの跡を
消さなければならないので
簡単に跡を消せるように
本開きにせず
糸を抜くだけで跡を
消せるように
糸かがりだけにします。
子供の成長を考えて
あえて本開きにしない。
素敵な考え方ですね。