スーツを購入しようと検討されている方の中には、せっかく新しいのを買うのだから光沢のあるスーツを買おうかな、と考えていらっしゃる人もいることでしょう。
でも、実際に光沢のあるスーツを選ぼうとすると、どういうのを選べばいいのかわからない。
そもそも光沢のあるスーツが自分の着用する場面に合っているのかわからない。
というように、いろいろな疑問が出てくることだと思います。
そこで今回は、光沢のあるスーツの魅力やお仕立て例についてご紹介していきたいと思います。
1. 光沢のあるスーツのどこが魅力? 2. スーツの光沢要素 3. こんな場面で活躍!光沢のある高級スーツ 4. 光沢のあるスーツお仕立て例 5. まとめ
1.光沢のあるスーツのどこが魅力?
光沢のあるスーツには、なぜか魅力を感じるという人もいるでしょう。
その理由のほとんどは、次のひとことに集約されているかもしれません。
「エグゼクティブは光沢のあるものを好む」
これはスーツだけではなく、身につけているアイテムを見てもわかりますが、世界中のエグゼクティブは光沢のあるものを好む傾向にあります。
・腕時計
・カフス
・靴
ざっと思い浮かべるだけでも簡単に見つかります。
そして、エグゼクティブがもっとも輝くシーンであるビジネスの場であれば、誰の目にもしっかりと届くスーツも光沢のあるものを選びたいというのが心情なのでしょう。
テレビやネットで目にすることもある、世界のエグゼクティブが並んだ画像や映像をみてもわかりますが、みなさん光沢のあるスーツを着用されています。
このような印象や理由から、スーツスタイルを好む人の中には、光沢のあるスーツに魅力を感じ、いつかは自分も着用してみたいと思っておられるのだと感じます。
2.スーツの光沢要素
スーツの光沢の違いには次のようなポイントがあります。
(1)生地の原産
生地は糸から作られていますので、どうしても紡績の段階で関わってくる「水」の質によって生地の性質も変わってきます。
また、生地を織る国の考え方によっても変わってきます。
そのため、大まかな印象としては次のようになります。
・イタリア産:ツヤがありなめらか
・イギリス産:ハリとコシが強く伝統的
一般的な見え方から言いますとイタリア産の生地の方が光沢も高くなります。
(2)素材の違い
生地を織るときには、大きく分けて次の2つがよく使われます。
・ウール
・シルク
ウールは羊などの毛、シルクは蚕の糸。どちらも動物性の糸ではありますが、できあがった生地の光沢はシルクが圧倒的に高いです。
そのため、ウールにシルクをどの程度の割合で混ぜるのかによって、生地の光沢具合に変化をつけることが多いです。
(3)金糸
あまり見かけませんが、生地の中に金糸を織り交ぜることで生地に光沢を生み出しているものもあります。
3.こんな場面で活躍!光沢のある高級スーツ
光沢のある高級スーツは、どんな場面で活躍できるのでしょうか。
これは光沢の強さによって変わってきます。
派手すぎない落ち着いた光沢なら、ビジネスシーンでも十分に活躍してくれます。
他の人とは違った、エグゼクティブな雰囲気をまとえますので、信頼感や特別感を与えることができるでしょう。
少し派手気味な光沢の場合は、パーティー用としてなら活躍してくれます。
シルクを多めに使った生地を選ぶことで、艶感の高い特別な時を楽しむことが出来るでしょう。
4.光沢のあるスーツお仕立て例
落ち着きのある光沢でビジネスシーンでも活用したいのなら、無地のグレーで仕立てた光沢が程良くあるスーツがおすすめです。
無地だからこそ光沢感がエレガントな雰囲気をかもしだしてくれます。
シルクが少な目の生地を選ぶことで、上品な風合いになりますから基本的に光沢のあるスーツがNGなビジネスシーンでも安心して着用できます。
高級感を出しながら、ワンランク上の大人スタイルを楽しみたい方におすすめです。
5.まとめ
光沢のあるスーツは高級感もあり、特別な人を感じさせますからスーツスタイルを好む方にはあこがれの一着かもしれません。
こういった特別な一着は、かならずご自身のサイズにぴったりとあわせつつ、お顔映りを考えた生地を選ばれることが大切です。
ぜひオーダースーツで憧れを現実にしていただきたいと思います。