寒い季節になるとスーツだけではガマンできませんよね?
最近はスーツとシャツの間に着込む、薄手のダウンがユニクロさんや無印さんから発売されていますが、やはりダンディな男を目指すならスーツのインナーはシャツだけにして、コートを羽織ってキメておきたいところです。
そこで今回は、スーツに合わせるメンズコート選びについてお話していきます。
1. コート別 スーツとの着こなし方 2. スーツを着るときのコート選びのポイント 3. スーツを着るときに避けたほうがいいコート 4. おすすめコート3選 5. まとめ
1.コート別 スーツとの着こなし方
ひとくちにコートを申し上げましても、実に様々なタイプのコートが存在します。
そして、その中にはビジネススーツに合わせやすいものから、カジュアルに合わせやすいものまで様々。
手持ちにあるからと言って、ビジネススーツの上から適当に羽織っているだけでは、ビジネスマンとして信頼されにくい着こなしになっていることもあり得ます。
そこで、コート別にスーツとの着こなし方を見ていきましょう。
(1)トレンチコート
出典:thefashionisto
元はイギリス陸軍の防寒具として作られたコートです。
そのため、見た目はカッチリとした印象です。
また、見た目だけではなく、元軍用なので防寒対策や防風対策にも優れています。
トレンチコートは、見た目にも上品ですし、スッキリとしたシルエットになりやすいのでスーツとの着こなしが簡単にできるアイテムです。
(2)ステンカラーコート
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幅広い世代から人気があるのが「ステンカラーコート」です。
今ではビジネスマンの定番コートと言ってもよいでしょう。
新社会人の方から、40代50代のベテランまで1着は持っているコートだと思います。
ステンカラーコートもトレンチコートと同じくスーツ発祥の地「イギリス」で生まれたコートなので、スーツでの着こなしが簡単です。
トレンチコートよりも装飾具が少ないため、よりスッキリとしたシルエットになりやすいです。
(3)チェスターコート
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トレンチコートやステンカラーコートよりも、ドレッシーな雰囲気をもったのが「チェスターコート」です。
チェスターコートは、ノッチトカラーで胸ポケット、両脇にフラップ付きのポケットがあるのが特徴。
ウエストラインが少し絞られていますので、トレンチコートやステンカラーコートよりもドレッシーなシルエットを楽しむことができます。
フォーマルな印象の強いコートなので、スーツの上から羽織るだけでカッチリとした信頼感の高い印象ができあがります。
(4)アルスターコート
出典:otokomae
ダブルになっているオーバーコートです。
寒いときに襟を立てることを考えられた広めの襟が特徴的です。
また、前身頃もダブルになっているので防寒性や防風性が高い印象もあります。
アルスターコートは、このようなデザインのためクラシックな印象が強く、こだわりのあるスーツを選ばれるときにおすすめです。
エレガントな雰囲気を楽しむのなら、アルスターコートを選びたいですね。
2.スーツを着るときのコート選びのポイント
スーツを着るときのコート選びには、次の3つポイントがあります。
(1)シンプルなデザイン
出典:otokomae
カジュアルで着こなすコートなら、色や柄に凝ったもの、装飾品が特徴的なものも楽しいですね。
でもビジネススーツの場合には、大人っぽく上品な印象にしておきたいところ。
そのためには、カジュアルの反対、シンプルなコートがおすすめです。
(2)カラーもシンプル
色や柄に懲りたいかもしれませんが、大人っぽく上品な印象を与えたいので、カラーもシンプルにしておきましょう。
スーツに合わせやすいコートの色は、黒やネイビー、グレーです。
(3)着丈に注意
コートだからといって、着丈が長いものを選ぶのは注意しましょう。
コートがもっともスッキリ見えて上品なのは、ひざより少し上の着丈です。
コートの着丈が長くなればなるほど、シルエットに重量感が出てしまうので「もっさり」とした印象になってしまうこともあります。
3.スーツを着るときに避けたほうがいいコート
気をつけておきたいコートがあります。
寒いから選んでしまいたくなりますが、ビジネススーツで避けたいのが次の3つ。
② ダッフルコート
③ ピーコート
カジュアルな印象を大事にしている職場や職業なら、選んでも問題ないと思います。
しかし、堅い業種やカジュアルな職場ではないところでは、こういったコートは避けておきたいですね。
4.おすすめコート3選
ビジネススーツに合わせるなら、次の3つのコートがおすすめです。
(1)ステンカラーコート
定番の組み合わせとして1着は手元に用意しておきたいコートです。
濃いめの色を選んでおけば、どのようなスーツにも安心して組み合わせられる便利なコートです。
(2)チェスターコート
ドレッシーな雰囲気が必要な場合に、あわてなくても良いコートです。
ここ一番のプレゼンなどで訪問するときに羽織っていくと、自分のテンションもアップするでしょう。
(3)アルスターコート
出典:otokomae
細身のスーツと組み合わせたいときにぴったりなのが、アルスターコートです。
ダブルのデザインなのでカッチリとした印象を与えることができるでしょう。
5.まとめ
スーツに合わせるコートは、できるだけシンプルなデザインと色を選ぶのがポイントです。
カジュアルとは違った雰囲気が必要なビジネススーツの現場では、何よりも信頼感や上品な印象が大切。
日本の文化から考えると、コートを着たまま訪問先へ入ることは少ないですが、どこで見られているかわかりません。
隙なくいつも上品で信頼感のあるシルエットを維持しておきたいですね。