「手元にあるスーツを使っていつもと違う雰囲気を演出したい」
あなたはそう思ったことありませんか?
ビジネススーツは、選択肢が限られているため着こなしのバリエーションに幅をつけるのは難しいですよね。
そこで今回は、あなたのビジネススーツにアクセントをつけるVゾーン演出法をお伝えします。
その鍵は、シャツの衿型にあります。
洒落者がシャツを選ぶときに重視しているポイント
洒落者がシャツを選ぶときに何を重視しているかご存知ですか?
シャツのカラーでしょうか。
それともデザインでしょうか。
もちろんそれもあります。
しかし、洒落者がシャツを選ぶときに必ず着目するポイントが、実は衿なんです。
衿は視線の集まる顔付近にあるパーツで、相手に与える印象に大きく影響します。
そこで同じジャケットスーツを羽織っても異なる印象を相手に与えることができるように、今から抑えておくべきシャツの代表的な種類をご紹介します。
Vゾーンのバリエーションを増やして、お手元のジャケットを思う存分楽しみましょう。
では早速、衿別のシャツにはどのようなモノがあるのか今からお話していきます。
どんな場面にも使えるレギュラーカラー
こちらの衿は「レギュラーカラー」と呼ばれる長さや開きが標準的な衿型です。
衿の開きは時代により多少変化するのですが、現在は衿羽開きが70~90度前後となっています。
レギュラーカラーはフォーマルやカジュアル、ビジネスシーン問わずに全ての場面で活躍する万能アイテムです。
TPOを気にせず着用できるため、この衿型シャツが複数枚手元にあると十分でしょう。
上品な品格をまといたいならクレリックシャツ
レギュラーカラーと並んで定番となりつつあるクレリックシャツ。
この衿型の特徴は、白無地の生地を使用した衿とカフスにあります。
白衿が絶妙なアクセントとなり、清潔感溢れる大人のVゾーンを上品に演出してくれます。
英国王室一族が好むだけあり、たった一枚で気品ある雰囲気をまとえるのは流石です。
また、ノータイでも爽やかにこなせるためクールビズにもオススメです。
ちなみにクレリックは「聖職者・牧師」を意味します。
「聖職者・牧師」の立ち衿の服に似ていることからクレリックシャツと名づけられました。
クールビズに欠かせないボタンダウンシャツ
ボタンダウンシャツは衿先をボタンで留めている衿型です。
アメリカンスタイルという印象が強いアイテムですが、元々はイギリスのポロ競技選手が着用していた服をモデルにしています。
ボタンダウンシャツの優れた点は衿立ちの良さにあります。
ノータイでも衿が綺麗に立つため、クールビズにはなくてはならない存在です。
ただし、カジュアル色の強い衿型なので、フォーマルではNGです。
ダンディな雰囲気を演出したいのならワイドカラーシャツ
ダンディな大人の雰囲気をまといたいあなたにはワイドカラーシャツがオススメです。
この衿型は100~120度くらいに開いた衿が特徴です。
ネクタイを締めるとスッキリした印象を与えることができ、さらにノータイでも衿立ちがいいため使い勝手の良い衿型です。
ちなみに、この衿型がタイドアップ用シャツの主流となっています。
まとめ
今回はスーツに欠かせないシャツの衿についてお話しました。
・どんな場面にも使えるレギュラーカラー
・上品な品格をまといたいならクレリックシャツ
・クールビズに欠かせないボタンダウンシャツ
・ダンディな雰囲気を演出したいのならワイドカラーシャツ
今回ご紹介したのは、数ある衿型の中でも基本となる4種類のみです。
しかし、これらさえ押さえておけばどんなシーンでも困ることはないでしょう。
また、いつもと違う雰囲気を楽しみたいときは今回ご紹介した衿型を試してみてはいかがでしょうか。