ネクタイを選ぶとき、主に意識するのは色や柄ですよね。
あなたはパートナーの顔にあった色味のものや、その日のTPOを考えチョイスすることと思います。
そこで、意外に盲点となるのがネクタイの素材です。
ネクタイは素材によっては、季節を選んだり、カジュアルテイストに向いている素材だったりし、ビジネスシーンにふさわしい素材を選ぶことを、つい忘れてしまいがちです。
ここでは、ネクタイに使われている主流の素材と、その素材の特徴をご紹介していきます。
絹(シルク)
シルクのネクタイは、手触りがよく、落ち着いた光沢があります。
シルクは第二の肌といわれ、人間の肌と同じタンパク質でできていて、とても柔らかく結びやすいのが特徴です。
また、シワになりにくいので、出張などで持ち運びが多い人には特に重宝します。
シルクは、染料がデリケートなので汚れやシミがつくと、落ちにくくなります。
汚れがついてしまったときは、早めに落とすようにしてください。
羊毛(ウール)
ウールのネクタイは、相手に落ちついた印象を与えます。
秋冬になると、ウールネクタイの使用率もグンとアップします。
見た目の統一感を出すためにも、ウールのネクタイを着用するときには、光沢のないスーツを選びましょう。
光沢のあるスーツとウールのもつ暖かみあるイメージは、相性があまりよくありません。
また、生地全体に厚みがあるので、重たい印象にならないように普段より少し明るい色のネクタイを選びましょう。
綿(コットン)
コットンはネクタイに限らず、多くの衣類に使用されているので馴染みがあると思います。
大きな特徴として、その肌触りの良さと、丈夫さがあげられます。
ただ、コットンのネクタイは他の素材に比べるとデリケートでシワになりやすいです。
ネクタイをほどいた後には、シワの部分にミストスプレーなどで湿気を与えておいてください。
そうすることで、次の日にはシワが伸びているはずです。
麻(ヘンプ)
麻のネクタイは、夏に活躍することが多いです。
吸湿性をはじめ、抗菌や消臭性に優れ、見た目の涼しさも演出してくれます。
他の素材に比べると、ややかたいのが特徴。
ビジネス色が強いイメージがあるので、キチッとした装いを意識したコーデのときは、特におすすめです。
まとめ
「ネクタイを正しくつけていることが、ビジネスや人生の成功を約束するとはいえないが、少なくとも、あなたがきちんとした人間であることの証明になるはずです。」
これは、ジョン・T・モロイという人の言葉です。
ネクタイ次第で、スーツのイメージ、パートナーの印象は大きく変わります。
ネクタイは顔まわりの重要なアイテムなので、柄や色と同様、素材にも気を配って選んでみてください。
ネクタイで季節感を演出すると、センスの良さとオシャレ感がグンとアップします。