紳士服売り場で、ガラスのショーケースに飾ってあるネクタイピン。
シルバー、ゴールド、天然石をあしらったものから遊び心のあるモチーフのものまで、意外と種類が多いことをご存知でしたか?
ネクタイが乱れることを防ぐために作られたネクタイピンですが、最近は男をあげるアイテムとして徐々に脚光を浴びるようになってきました。
紺、黒、グレーなど、シックな色合いのスーツを引き立たせてくれるネクタイピンは、つけているだけで「ワンランク上の男」を演出できる便利なアイテム。
さりげなく周りと差をつけたい、そんなあなたにぴったりなアイテムをご紹介します。
ワニ口式ネクタイピン
最もポピュラーなネクタイピンです。
カフスとセットになって売られていることが多いのもこのタイプ。
使いやすいのでネクタイピンを始めて使う方にもおススメです。
内蔵しているバネの力でネクタイとYシャツを挟む構造になっているので、歯の部分でネクタイを引っ掛けてしまうことがあります。
着脱時には大切なネクタイを引っ掛けてしまわないように気をつけましょう。
クリップ式ネクタイピン
構造がマネークリップと同じネクタイピンです。
ネクタイピンそのものの力で挟んでいるので、厚手のネクタイには不向きですが、ネクタイを傷つけることがありません。
彼女にもらった初めてのプレゼント、娘からもらった思い出の品。
ネクタイをいつまでも大切に使い続けたいあなたにおススメです。
挟む力は強いですが、使い続けると金属疲労で徐々に挟む力が弱くなる可能性があります。
落としてなくさないように、気をつけてくださいね。
タイタック
ネクタイを挟む上2つのタイプと構造が違い、ネクタイに細い針を刺し、裏側から受け具(キャッチャー)で留めて使います。
細い鎖の先についている輪の部分をYシャツのボタンにかけて使うので、少しYシャツから浮いて見えます。
宝石や装飾性の高いものが使われることが多く、華やかな印象を与えてくれるタイタック。
また、動物や乗り物など、遊び心のあるモチーフをかたどったものもあり、カジュアルなシーンでも活躍します。
付け方のコツ
基本のスタイル:
ジャケットの第1ボタンから少し見える位置
付け方参考サイト:
http://fashionmen.taisy02.com/IMG_2171a.jpg
http://fashionmen.taisy02.com/taipiniti.html
ジャケットを脱いでシャツで過ごす場合:
シャツの第4ボタンと第5ボタンの間の位置
付け方参考サイト:
http://fashionmen.taisy02.com/IMG_2169a.jpg
http://fashionmen.taisy02.com/taipiniti.html
こなれ感を出したいとき:
小剣側のたるみをやや強めにして、ネクタイの立体感を出します。
付け方参考サイト:
http://livedoor.blogimg.jp/takuya12022002/imgs/d/2/d2b0bfc9.jpg
ニックウースター氏の写真
まとめ
いかがでしたか。
ネクタイの揺れを防ぎながら、あなたの魅力をグッと引き立ててくれるネクタイピン。
周りとは違うワンランク上の男を演出してくれます。
また、ポケットチーフやカフスボタンと組み合わせることで、パーティなどの華やいだシーンではエレガントでキチンとした男を醸し出します。
初めての方はシルバーの落ち着いたデザインのものから始めるのがおススメ。
若い頃はネクタイを肩にひょいと掛けたり、Yシャツのボタンとボタンの間に挟みこんでも大丈夫ですが、年齢を重ねると少々野暮ったく見えてしまいます。
ネクタイピンを使うことでネクタイをスマートにつけつつ、スーツやジャケットのVゾーンを飾ってさりげなく男のファッションを楽しみましょう。