経営者やハイクラスの立場にある方は、常に周囲から見られているのが日常だと思います。
あなたが普段、使っている小物にも周りの注目が集まっているものです。
そんな時によくある海外のブランドの万年筆ではなく、ちょっと変わった万年筆を使っていると、周りの評価もさらに上がるはず。
今回は有名海外ブランド物ではなく、日本の和を意識して作られたNamikiの万年筆を紹介します。
Namikiの歴史
万年筆といえば、軸にはエボナイトという素材を使うのが一般的でした。
しかし、エボナイトを使っていると変色したり艶が落ちてきたりする問題が起こります。
そこで、並木製作所は日本の伝統である漆を使うことで艶やかな軸を作り出すことに成功します。
「ラッカナイト」と呼ばれる手法で、特許も取得することになります。
その後、1926年にデザインも人間国宝となる蒔絵師の松田権六氏の技術指導を受け、蒔絵を施した万年筆を作り出します。
やがて並木製作所の万年筆は世界各国でも高い評価を得ることになります。
1本の万年筆を作るのに数ヶ月かかるというNamikiの万年筆は、現在ではパイロットコーポレーションが製造、販売しています。
Namikiの代表モデル
ユカリロワイヤルコレクション
後述するユカリコレクションより大きいサイズがロワイヤルコレクションになります。
桃とインコが描かれたボディは美しさと可愛さを兼ねたデザインで、魅せる万年筆にはぴったりの1本。
スペック
全長:149ミリ
軸径:16.3ミリ
重さ:42グラム
インクの吸入方式:両用式
ペン先:18金
ペン先の太さ:F、M、B
価格:450,000+税
ニッポンアートコレクション
富士山とともに、日本の伝統的な風景や動物が描かれている万年筆なので、使う者に日本人としての誇りを感じさせてくれます。
価格はNamikiの万年筆の中では低めのモデルなので、最初の1本におすすめのモデルになります。
スペック
全長:143ミリ
軸径:14.7ミリ
重さ:18グラム
インクの吸入方式:両用式
ペン先:14金
ペン先の太さ:F 、M、B
価格:35,000
ユカリコレクション
漆工芸品の加飾法の一つである螺鈿(らでん)技法を用いた綺麗な模様の万年筆。
他の万年筆ブランドでは作り出せない控えめな美しさがあり、持っているだけで癒しを与えてくれます。
上の写真のカラーはムーンライト
スペック
全長:142ミリ
軸径:14.2ミリ
重さ:32.5グラム
インクの吸入方式:両用式
ペン先:18金
ペン先の太さ:F、M、B
価格:200,000+税
沈金コレクション
芸術品としての万年筆を選ぶならこの1本。
沈金技法を取り入れ、漆塗りのものにノミで文様を彫り、それに漆を入れて金箔や金粉をあしらった手の込んだデザインで、模様も和を感じさせてくれるので落ち着いた気分で文字を書くことができます。
模様には松、桜、鶴、ススキといった日本固有の柄が揃います。
スペック
全長:137ミリ
軸径:14.3ミリ
重さ:37.3グラム
インクの吸入方式:両用式
ペン先:18金
ペン先の太さ:F、M、B
価格:100,000円+税
まとめ
いかがでしたか。
Namikiの万年筆を使うだけで、他との違いを生み出すことができ、周囲から小物にもこだわっている大人の男性というイメージで見られるようになります。
ぜひ、小物の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。