たまに奥さんが旦那さんの靴を磨くという話も聞きますが、最近の夫婦はほとんどが、旦那さんは旦那さん自身で靴磨きしている家庭が多いようです。
靴磨きの道具がそろっていないのもあると思いますが、それにしてもチャッチャとやっておしまい、という感じでした。
息子が学校で履く上履きを、ササッと洗うのと同じような感じでした。
私の男友達は靴磨きが好きらしく、磨きあげた靴をSNSにあげていました。
よく耳にする言葉ですね。
せっかくスーツや時計にこだわって、トータルでバランスよくオシャレを楽しもうというのに、足元が泥だらけでは台無しです。
丁寧な暮らしへの入口は、こんなところにありました。
そのためのファーストステップは、シューケア。
きちんとケアすることのメリット
その他にも、雨対策として事前に防水する役割もありますし、長く履くための定期的なメンテナンスのように考える人もいます。
ただ汚れを落としたいだけならば、出かける前にササッと汚れをひと吹きすればよいのですから。
革靴がきれいになる
きちんと拭いた分だけ、艶が増します。
砂やホコリで白っぽかった革靴が、新品で買った時の色に蘇るのもきちんとケアされている証です。
丁寧にクリームを塗りこむことで、表面の革の光沢が増し、長く持続します。
一方、布で汚れを拭いただけの状態は、一時的に綺麗にはなりますがその綺麗さは継続しません。
小さい傷を目立たなくする
ハンドクリームを塗ると、一時的に手のカサカサが潤うのと同じように、革靴もカサついた表面に潤いが蘇ります。
定期的にケアし愛用していくことで、革に深みが増して傷がつきにくくなっていきます。
カビを予防する
湿気の多い日本では、保管の仕方を間違うと革靴にもカビが発生してしまうこともあります。
高級で質の良い革ほどカビが生えやすく、しっかりと手間をかけてケアしてあげることが大切です。
カビを避けるためにも、しっかりとケアをしていくことが大切になってきます。
革靴のお手入れ手順
きちんとホコリや汚れを落としてから、磨き始めるのがポイント。
この工程を間違えると、逆効果になってしまいますのでご注意くださいね。
シューキーパーで型くずれを防ぐ
(もしシューキーパーがない時は、新聞紙を硬く丸めて入れても代用できます。)
シューキーパーは、定期的に靴をお手入れする時だけでなく、靴を履いた後に使用することで履きシワを予防することもできます。
木製のシューキーパーなら、除湿効果により湿気が原因のカビも予防してくれます。
ブラッシングする
特に、底の部分やつま先の部分を重点的にやっていきましょう。
縫い目の周辺も丁寧にブラシをかけていきます。
オススメはやわらかい馬毛のブラシです。
汚れ(前回のワックス)を落とす
この時、きちんとクリーナーを使って落としていきましょう。
このあたり、お化粧と一緒です。
洗い残しや古い角質があると、お化粧のノリも悪くなりますよね。
注意することは、靴に直接クリームを塗るのではなく、布につけて塗るようにすることです。
靴に直接クリームを塗りつけてしまうと、シミになってしまうこともあります。
クリーナーが残っているとシミになって後担って残ってしまいますので細かい部分までしっかりと拭きとってください。
クリームを塗る
靴に円を描くように優しく塗っていきます。
ただし塗り過ぎに注意してください。
余分なクリームが残らないように、適量をよく伸ばして塗り込んでいってください。
このとき、小さいブラシの方が細かいところまで塗りこむことができます。
ムラがなく均一に伸びるクリームは、シミを防ぎます。
ブラッシングする
こうすることで、余計なクリームを取り除くことができ、ムラなく全体に光沢が広がります。
強いブラッシングは傷がつく原因にもなりますので、優しく丁寧にしてくださいね。
仕上げをする
このときに使う防水スプレーは、革に対応するものを使ってください。
ぜひ、参考にしてみてください。
おすすめのシューケアグッズブランド
どれも、靴職人や愛好家の間で信頼されているブランドばかりです。
とくにクリームは、伸びが良く、ストレスなく誰でも簡単に靴にクリームをのせていくことができます。
エム・モゥブレィ(M.MOWBRAY)
日本では通販などインターネット上で簡単に手に入ります。
エム・モゥブレィはシューケアでは定評があり、靴屋さんもすすめる実力派です。
コロニル(Collonil)
世界100カ国以上で愛用されている有名トップブランド。
コロニルのシューケアキットは、必要なものがすべて入っているので初心者にも楽しくお手入れできます。
贈り物としても人気で、父の日や男性へのプレゼントなどにもいいですね。
サフィール・ノワール(Saphir Noir)
現在、世界65カ国以上で発売されており、各国の靴メーカー、靴職人から高い評価を得ています。
キィウイ(KIWI)
現在170カ国以上の国で愛用されています。
日本でも「丸缶」と呼ばれ、靴好きの間では人気沸騰です。
コロンブス(COLUMBUS)
とても伸びがよく、均一に安定して塗ることが出来るクリームが大好評です。
靴磨きがはじめての人にもまんべんなく塗ることができて、仕上がりも満足のブランドです。
革靴を箱にしまう時の保管方法
靴箱で靴を保存しているだけでも、消耗してしまいます。
普段履かない靴の保管方法
そういう靴は、靴の箱に乾燥剤を一緒にいれておくことをおすすめします。
乾燥剤が湿気を吸収してくれます。
収納する際の箱の選び方
風通しの良い巾着か袋状のものでも大丈夫です。
風通しの良い状態での保管を考えて、箱等を選んでください。
箱にしまうときの靴の向き
靴の底を外側に寝かせて、箱の中に寝かせ入れます。
革靴の経年劣化を楽しむために
綺麗な経年劣化は、こまめなケアとトラブルが起きた時の早めのダメージ回復がすべてです。
汚れやダメージをいち早く対処することなのです。
つま先の方に丸めた新聞紙を入れます。
新聞紙が水滴を吸い取るだけでなく、シューキーパーの役割を果たしてくれます。
このとき、優しくなでるようにブラシを使ってください。
雨に濡れた革は、いつも以上にデリケートです。
日陰の風通しのよい場所で革靴を乾かします。
この乾かす工程はしっかりと日にちをとってください。
中途半端に乾いた靴は、更にダメージとなってしまいます。
普段のケアと同じように、乳化性クリームを塗っていきます。
その後もしっかりと乾燥させることで、革の光沢と色の深みを取り戻します。
まとめ
ですが、その革靴を長く愛着をもって履いていくためには、日々のケアは必須です。
女性ならば、革靴のケアを知れば知るほど、自身のバッグのお手入れをしたくなるのではないでしょうか。