夫の平日はスーツスタイルが多いのでいいのですが、休日の夫の靴がアディダスのスニーカーかサンダルで2パターン化していて、夫に何かオシャレな靴はないかと探していました。
靴が好きな私はそこそこ数を持っているので、足元のファッションを楽しんでいるのですが、夫がいつもアディダスのスニーカーオンリーなので、周りから、私ばかりオシャレに夢中になっているように見られていないか、実は心配していました。
本当は夫にも一緒にオシャレを楽しんでもらいたい。
でも、夫は仕事に全力なので、自分の休日のオシャレまでは気がまわらないのです。
そこで、夫に代わって、私が夫に似合うシューズを選んでいこうと考えました。
休日のオシャレをスルーしてしまうような夫でも、こなれ感が演出できるシューズを探していこうと思い立ったのです。
私が夫のシューズに求める条件は次の5つです。
(1)シーンを選ばず気軽に履けて、カジュアルすぎないもの
(2) 休日のオシャレとして活躍するもの
(3) 履き心地のよいもの
(4) 子供と一緒に走っても痛くないもの
(5) 夫でもオシャレに履きこなせるもの
(2) 休日のオシャレとして活躍するもの
(3) 履き心地のよいもの
(4) 子供と一緒に走っても痛くないもの
(5) 夫でもオシャレに履きこなせるもの
リゾートシーンやレジャーシーンを問わず、カジュアルでありつつも小洒落た雰囲気にも万能なシューズ。
「そんな都合のいいのなんて、なかなかないよね。」なんて思っていたら、偶然雑誌で発見したのです。
サンダルではなくスポーツ系スニーカーでもなく、夏場には足元も涼しいという優れものの「エスパドリーユ」。
エスパドリーユは女性雑誌でもよく掲載されているし、ショップにもたくさん並んでいるけれど、メンズ用を意識したことはなかったのです。
エスパドリーユは、女性よりも男性が履いた方がよりオシャレになるのではと思い、夫の休日用シューズにと探してみることにしました。
エスパドリーユを探し進めていくうちに、ある疑問が生まれました。
それは、「エスパドリーユとスリッポン、似ているけれど何が違うのだろう?」というものでした。
活躍するシーズンも、形も似ている両者は、店頭や雑誌内、サイト内で並べられて紹介されています。
何を指してエスパドリーユと言うのだろう。
スリッポンとは、何が違うのだろう。
そんな風に思いながら、私のように毎回シューズショップのPOPや、雑誌の見出しを見ている人も多いのではないでしょうか。
ここで一度おさらいをしておきましょう。
【エスパドリーユとスリッポンは何が違うの?】
エスパドリーユとは、ジュートから作った縄を靴の底に使用したシューズのことです。
一方、スリッポンというのは、紐やマジック、留め具などがなく手を使わずに簡単に履けるシューズのことを言います。
つまり、エスパドリーユもスリッポンの形であれば、スリッポンと言う呼び方も出来るわけです。
スリッポンの中でも靴底にジュードが使われているかいないかで、エスパドリーユかそうでないか分かれます。
エスパドリーユがどんな風に作られているのかを調べているうちに、分かりやすい動画をみつけました。
ブランドによって多少の作り方の違いはあるでしょうが、普通のシューズとは明らかに違う作り方だと分かる様子が映し出されています。
【The Sole of an Espadrille】
ここまでで、エスパドリーユとスリッポンの違いもわかりました。
そろそろ本題へ入っていきましょう。
ここでは、今まで男性のエスパドリーユを意識してこなかった私が、夫のエスパを選ぶ際に役だった情報をまとめていきます。
エスパドリーユとは
スリッポンのような形のソールがジュート麻のスニーカーを言います。
キャンパス地のものが多く、見た目もさわやかで通気性がよく、夏の暑い日の履き心地は特に快適です。
男性女性問わず、どんなコーデにも合わせることが簡単なので、オシャレ初心者にも親しまれ、雑誌などでも数多く取り上げられていますね。
エスパドリーユが人気のわけ
エスパドリーユの特徴は、なんといってもカジュアルなのにきちんと感のあるコーデにも似合ってしまう万能さ。
キッチリコーデにエスパドリーユの足元、というみ合わせで抜け感を演出したり、カジュアルコーデにリザーと風を拭かせてみたり、ラクしてオシャレできちゃうのが本当に便利なのです。
履き心地も麻の効果で蒸れにくく、見た目も履いた感じも夏なのにクール。
履いていて軽く、脱ぎ履きもスムーズでベタつきを感じさせません。
サンダルほどカジュアルではないので、気軽に履けるけれど都会的。
オシャレに取り入れる入口が広く、ハードルも低いので、オシャレビギナーでもチャンレンジしやすいのです。
失敗しないエスパドリーユの選び方
履いていて楽で、どんなコーデにもマッチするからといって、エスパドリーユなら何でも良いというわけではありません。
心地良くカッコイイ履きこなしをするためには、きちんと選ばないと買い損になってしまいます。
サイズ選び
エスパドリーユのサイズ選びの大鉄則は、ジャストサイズをチョイスすること。
ビジネスで履く革靴やスニーカーは少し余裕をもったサイズ選びをしますね。
革靴は靴下を履くことも考慮し、スニーカーなら洗った後の縮みを考えて購入するからです。
ですが、エスパドリーユは基本的に素足で履くのでその心配をしなくても大丈夫です。
また、履いているうちにキャンパス地が足に馴染んできて、履く人の足にあった形になってきます。
履くたびに履き心地が良くなっていくのは、このためなのです。
自分に合ったサンダルに進化させるためにも、ジャストサイズのものを選んでください。
素材選び
最近はキャンパス地だけでなく、ポリエステルのエスパドリーユもあります。
レザーのエスパドリーユもありますね。
素材によって履き心地も大きく変わります。
履いたときの伸びが大きかったり、まったく伸びがなかったりするので、サイズ選びのときの素材は大きく影響します。
エスパドリーユで夏の足元を涼しくオシャレに飾りたいのであれば、レザーなどの素材ではなく麻や綿のものをチョイスしてください。
デザイン
服装を選ばず履きこなすのが簡単なエスパドリーユ。
コーデが簡単だからといって、どんなデザインでも合わせやすいというわけではありません。
当然、装いが柄物で、特に大胆なデザインの服装であれば、足元は無地でまとめる方がまとまりやすいですよね。
反対に、服装がシンプルでスッキリしすぎるときは、カラフルなエスパドリーユで差し色を入れても良いです。
または同系色でまとめて、落ち着いた大人の男性のイメージに仕上げてもステキですね
大切なのは、エスパドリーユをどのような位置づけにするのか思い浮かべながらチョイスするということです。
確かにどんなコーデにも合わせやすいシューズですが、カラーや柄を考慮しながらのコーデは必要になってきますので、それらも含めてオシャレを楽しんでもらえればと思います。
エスパドリーユのかかと、どうする?
どんなコーデにもマッチするエスパドリーユですが、一番得意なシーンはマリンコーデ。
キャンパス地ということもあって、夏らしい場面が似合います。
そんなエスパドリーユですが、大きく分けて2つの履き方があります。
それは、かかとを踏む履き方か、かかとを踏まない履き方。
あなたなら、かかとを踏んで履きますか?それとも踏まずに履きますか?
かかとを踏む
もともとエスパドリーユは、「かかとを踏んで履いてもいい靴」とされています。
一般的に靴のかかとを踏んで歩くのは、せっかくのコーデもだらしなく見らがちだし、歩いていて危ないです。
ですが、エスパドリーユは、かかとを踏むことを前提に作られているので、その点はきちんとカバーしています。
エスパドリーユは、かかとを踏んで履くと、だらしなく見えるどころかカッコよく履きこなせます。
誰でも簡単にオシャレに履きこなして、かつ脱ぎ履きも楽チンなのです。
かかとを踏まない
一方、かかとを踏まないで履いてもサマになります。
きっちりコーデに履いても、足元をオシャレにまとめてくれます。
ラフすぎないカジュアル感を演出します。
それに他のシューズに比べて、夏でも涼しい足元でいられます。
つまりエスパドリーユは、かかとは踏んでもオシャレだし、踏まなくてもカッコよく履きこなせる便利な優れもの。
その日の全体のコーデや気分、TPOに合わせた足元のオシャレを自在に楽しむことを可能にしてくれるのがエスパドリーユなのです。
エスパドリーユを履くとき気をつけること
たまにエスパドリーユに靴下を履いている人をみかけます。
靴下を履いている方が、足底の汗を吸収してくれるので脱臭効果もあるのですが、エスパドリーユに合わせると見た目が一気にガタ落ちしてしまいます。
エスパドリーユは、夏に履くことが多いサンダルです。
ショートパンツを履くことが多い夏に、オシャレなエスパドリーユから少しでも靴下の存在が見えてしまうと、せっかくの全体コーデもバランスを崩してしまいます。
また、かかとを踏んで履くときに靴下を履いているとカッコ悪いですよね。
靴下を履かずに素足で履けるように作られているので、靴下を履かずに裸足で履くようにしましょう。
エスパドリーユのコーデ
エスパドリーユの魅力は多々ありますが、コーデの面でも優秀です。
Tシャツにハーフパンツというカジュアルすぎるテイストでも、エスパドリーユによって一気に品のあるオシャレな男に一変します。
このような際には、落ち着いた濃い目の色のエスパドールを足元にチョイスしてあげると、全体が締まってみえます。
一見、ラフすぎる格好でもこのようにイメージをチェンジできる凄さがあるのです。
逆もあります。
ジャケットスタイルにエスパドリーユ。
これも、丁寧な装いに抜け感を出すので、さり気ないオシャレが演出できます。
着ている服に足元でギャップを加えることで、オシャレの上級者に見せることができるチャンスアイテムにもなります。
サンダルではラフすぎるし、革靴ではカッチリしすぎる。
スニーカーという雰囲気でもないし・・・と困ったときは、一度エスパドリーユを履いてみることをおすすめします。
こんな格好にもピッタリ合った!という意外性と、可能性をたくさん持っているのでいろいろなパターンのコーデにチャレンジしてください。
おすすめのエスパドリーユブランド5選
ここでは世界のセレブやファッショニスタたちに定評のある、エスパドリーユの王道ブランドを3つ挙げていきます。
エスパドリーユで迷ったら、この5ブランドに戻ってくれば間違いなしです。
それぞれブランドによって特徴や個性も異なりますので、ぜひパートナーにあったブランドを一緒に眺めてみてください。
ムッシューラスネール(MONSIEUR LACENAIRE)
ムッシューラスネールは、フランスのメンズブランドです。
フランス人のガランス・ブロカという女性がデザイナーです。
女性デザイナーですが、メンズコレクションを展開しています。
女性の視点や感性をデザインに取り入れることで、今までのメンズアイテムにはない新鮮さを生み出しています。
このブランドのエスパドリーユは、大胆に大きなデザインを取り入れるのではなく、シンプルな仕上げが多いのが特徴。
シンプルな上にモダンな爽やかさで履けるので、大人の男性に大人気。
ブランドアイコンも、小さくワンポイントでまとめているあたりのさりげなさがセンスの良さを光らせます。
【Monsieur Lacenaire – Jazzocratie recording session】
ムッシューラスネールの公式サイトはこちら
https://monsieurlacenaire.com/ja/
https://monsieurlacenaire.com/ja/
ソルドス(SOLUDOS)
2009年アメリカ発のシューズブランド。
エスパドリーユのブランドの中でも、カラフルで現代的なデザインが特徴のブランドです。
セレブ愛用者も多く、雑誌などにも掲載されています。
縫製が丁寧ということでも定評があり、長時間履いていても蒸れることなく、心地よさが続きます。
他ブランドで靴ずれを経験した人でも、ソルドスだったら大丈夫という人も多いリピ者多数の人気のブランドです。
同じモデルの色違いを持っていても損のないエスパドリーユです。
【We Are Handsome x Soludos】
ソルドスの公式サイトはこちら
http://www.soludos.com/
http://www.soludos.com/
ガイモ(GAIMO)
ベーシックな形のエスパドリーユが人気のガイモ。
上品で安っぽさがなく、カジュアルだけどオシャレ上級者へ数段近づいた気になれるほど、コーデにまとまりが出てきます。
ひとつひとつ作りも丁寧なので、実際に手にとってみたときにクオリティの高さにビックリする人も多いです。
ガイモの靴はエスパドリーユに限らず、しっかりとした作りになっているので、軽やかに履きこなすエスパドリーユでも華奢なイメージはなく、安心して履きこなせます。
値段以上の履き心地と満足度の高さで、一度履いてしまったらリピ覚悟ですよ。
ガイモの公式サイトはこちら
http://www.gaimo.com/
http://www.gaimo.com/
カスタニエール(Castaner)
カスタニエールのシューズは、すべてハンドメイドによって作られています。
ベーシックなモデルだけでなく、現代風なデザイン要素も織り交ぜ多様なモデルが展開されています。
カスタニエールは、セリーヌ、ケンゾー、ルイ・ヴィトン、ルブタン、ソニア・リキエル、ダナ・キャランなどのハイブランドのエスパドリーユを製作していることでも有名です。
【An evening at Castañer’s first boutique in Southeast Asia. By Buro 24/7 Singapore.】
カスタニエールの公式サイトはこちら
http://www.castaner.jp/
http://www.castaner.jp/
ラルフローレン(Ralph Lauren)
人気のラルフローレンのエスパドリーユ。
ブランドイメージも味方につけて、カジュアルなのに上品さあふれるエスパドリーユが楽しめます。
色味の鮮やかなものから、コーディネートしやすいベーシックなものまでお気に入りのスタイルを演出してくれます。
ラルフローレンの公式サイトはこちら
http://www.ralphlauren.co.jp/
http://www.ralphlauren.co.jp/
まとめ
春から夏にかけて、男性の休日はカジュアルでシンプルな服装が多くなります。
だからこそ、時計、帽子、そしてシューズなど、ひとつひとつのアイテムがオシャレのアクセントになります。
足元は全体のコーデをまとめる土台として、重要なポイントとなります。
男性が履くエスパドリーユは、想像以上にかっこいいです。
それにセンスも関係なく、履く人を上品にみせてくれます。
エスパドリーユで、私の夫の休日シューズ問題は無事解決です。
もし、あなたのパートナーにカジュアルすぎない万能なスニーカーをお考えなら、エスパドリーユを選んでみてはいかがですか。