世の中には独立して事業を起こしても、業種が職業という人がたくさんいらっしゃいます
でも、本当に独立して成功している人は、「職業は?」と問われると同じ答えを返す傾向にあります。
その答えとは「経営者」。
自分の持っている知識や技術、経験や人脈を総合的に活用し、お客様の役に立つことを提供する。
こういう人のことを、経営者と呼ぶのでしょう。
そして、このような経営者が、こぞって褒める靴があります。
・最高級だ
・芸術品だね
・まるで靴じゃないような履き心地
・芸術品だね
・まるで靴じゃないような履き心地
こんなふうに褒め、そして自分の大切な知人や友人に勧めている靴があります。
その靴とは、スペイン靴の代表的ブランド『マグナーニ』。
いつの時代もセレブなスポーツ選手や、経営者、人が羨むような稼ぎをしている人達から、絶大な信頼と注目を一心に集めています。
しかし、残念なことに、ここ日本ではまだまだ知名度が低く『マグナーニ』のことを知らない人が多いのが悩みです。
そこで、今回は最近『マグナーニ』を知ったあなたに、マグナーニの歴史や特徴。
セレブや経営者、稼ぐことができる人がマグナーニを選ぶ理由。
こういったことをお話ししていきたいと思います。
マグナーニとは
1954年、スペインのアルマンサで「セバスチャン・ブランコ・アルドマール」によって創業された小さな靴工房でした。
1956年に「アントニオ・ガルシア・パストル」を共同経営者に迎え「ブランコ・イ・ガルシア」を設立。
このときのオリジナルブランド名は「ブランガル」でした。
その後、セバスチャンの息子であるシューズデザイナーの「パスクァル・ブランコ・マルティネス」が経営に参加。
このとき、ブランド名を「ブランガル」から「マグナーニ」に改めスタートしました。
パスクァル・ブランコ・マルティネスは、ブランド名を「マグナーニ」改めたとき、会社のコレクションを「クオリティー」と「デザイン」を重視する“エレガントなスタイル”へ転換。
この転換を気に、ヨーロッパをはじめ、アメリカまでをも市場にすることに成功。
マグナーニが現在の地位を築いた記念すべき瞬間だと言えます。
このように始まり、そして地位を築いたマグナーニも、現在では3代目になっています。
そして、3世代を経てもなお、実直で丁寧な靴作りは継承され、今もスペインを代表する高級紳士靴ブラントとして支持しています。
その証拠に、今も高級素材を使い、ヌメ革靴からリアルなハンドフィニッシュで芸術的な色入れを行っています。
また、裏革は袋状に仕立てることで、足に優しいフィット感を与える「ボロネーゼ製法」を使用。
快適さとデザインのすばらしいバランスに、現在も変わらず高い評価を得ています。
現在のマグナーニにおける中心人物は、パスクァル・ブランコ・マルティネスの子供たち6人が担っており、全員がマグナーニにおける重要なポストについています。
その中でも、ハンドフィニッシュの実演を極東地域の現地で行う三男。
本社工場の製造部門の責任者であり「ハンドフィニッシュの色の魔術師」との異名をもつ次男、ミゲール・ブランコは、多くの靴ファンを魅了し続けています。
マグナーニのこだわり
それでは、世界中の紳士達から支持されているマグナーニのこだわりをご紹介しましょう。
まず、マグナーニと言えば、「靴下のような履き心地」が、最大の魅力ではないでしょうか。
マグナーニの履き心地の秘密は、足を包み込むような柔らかなフィット感にあります。
この、足を包み込むようなフィット感を実現しているのが「ボロネーゼ製法」と呼ばれる縫製技術。
靴のアッパー部分とインソールを「袋状」に縫製することで、足を包み込みながら、軽さと楽な曲がり感を実現しています。
また、縫製以外にも、素材そのもののグレードが高いことも特徴。
細部にまでこだわった職人の情熱が、足を包み込むような履き心地に詰まっています。
次に、マグナーニの特徴を述べますと、シンプルなデザインの中にも、サイド部分の曲線がインパクトを与えてくれます。
クラシカルな中にも、モダンなデザイン。
他のブランドなら、サイドのインパクトだけに視線が注がれがちですが、マグナーニの場合は、職人による実直で丁寧な靴作りのため全てが調和することで、シンプルでエレガントな印象を醸し出しています。
スペイン靴の真髄とは
スペイン靴を代表するマグナーニ。
それでは、スペイン靴の真髄とは、どんなところでしょうか。
(1)ボロネーゼ製法
先ほどお話ししました「こだわり」にも出てきましたが、やはり「ボロネーゼ製法」は外せません。
この製法は「マッケイ製法」を元にしたバリエーションのひとつで、3世代を経てもしっかり受け継がれている、マグナーニたる由縁の製法です。
このボロネーゼ製法は、スペイン靴のブランドの中でも、ごく限られたブランドにしかできない製法。
180にも及ぶ工程があり、全ての工程で熟練した職人による手仕事が必要となってきます。
また、世代が移っても、この手間の掛かるボロネーゼ製法の伝統を重んじ、現代も効率化という言葉に流されることなく、靴作りを続けていくことが出来ているのは、マグナーニのクラフトマンシップの表れではないでしょうか。
(2)ハンドフィニッシュ
色入れですね。
完成した靴へ、職人が手作業で何度も何度も色を重ねていきます。
複雑なグラデーションを表現したり、個性的で独創的なイメージにすることも可能です。
最初は無地の革靴だったものが、職人による素早く無駄のない手作業が進むにつれ、革靴が芸術品へと変化していく様子は、まさにスペイン靴の真髄と言えるのではないでしょうか。
マグナーニと言えば「オパンケ」
「オパンカ」と表されることもありますが、同じ意味です。
オパンケとは、マグナーニ独特のデザインです。
オパンケ製法は、土踏まずのソールの縫製に特徴のある靴の作り方です。
一般的に革靴のソールと言えば、アッパーの革を被せるように縫製しますが、オパンケ製法の場合には、土踏まずのソール部分をアッパー側へ引っ張り上げます。
そして、引っ張り上げたソール部分をアッパーへ縫い付けます。
すくい縫いされた土踏まずのソールは、一般的なデザインとは違い丸見えとなります。
この独特な見た目は、デザインとしての特徴でもありますが、オパンケは土踏まずのフィット感をアップしてくれますし、そのおかげで履き心地も良くなるという、機能面でも十分に役立つ特徴なのです。
マグナーニのオーダーの特徴
まず、こんな言葉があります。
「マグナーニの靴を見つけたら、迷わずに買え」
これは、見かけたときに買わないと、次に見つけることも買えることも、ほとんどないという意味です。
それほど、マグナーニの靴は、日本には入荷してきません。
仮に入荷したとしても、ショップに1足とか2足だけ。
迷っている間に、他の人が購入してしまいます。
しかし、うれしいことに近年は、マグナーニで「色の魔術師」と呼ばれている「ミゲール・ブランコ」などが百貨店へ来日して、パターンメイドオーダー受注会を行っています。
デザイン、アッパーレザー、ソール、サイズを選ぶことで、6ヶ月後くらいに出来上がってくるというものです。
また、完成品のマグナーニの靴へ、目の前でハンドフィニッシュを施してくれる「ハンドフィニッシュ制作実演会」もありますので、自分だけの一足を手に入れたいのなら、このような機会を逃してはいけません。
また、マグナーニを好きになり、公式サイトや通販サイトを見ていても、店頭でしか見かけないモデルが並んでいることがあります。
これは、そのショップ独自の企画を、マグナーニに言って作ってもらっているモデルです。
ですから、最初にお話ししたように「マグナーニの靴を見つけたら、迷わずに買え」ということなのです。
今、目にしたモデルを手に入れないと、一生涯目にすることがないかもしれません。
それがマグナーニの靴なのです。
マグナーニのアイテム紹介
大きく分けると、マグナーニの靴には4つのデザインがあります。
(1)ストレートチップ
かなりシンプルなデザインなのでフォーマルな場所でも十分に履けます。
ビジネスでもシーンを選ばないので、活躍することが多いですね。
(2)ストレートチップ キャップトゥ
形はストレートチップですが、つま先にキャップ(穴飾り)の装飾が施されています。
少しカジュアルな雰囲気のシーンにぴったりですね。
ホテルやレストランなどでの会合など、ドレスコードはあるけど、カジュアルな出会いのシーンで活躍しそうです。
(3)ホールカット
色合いとしては、かなり落ち着いた茶色が特徴です。
ホールカットは、かなり上品に仕上がるのでビジネスシーンで喜ばれます。
(4)モンクストラップ
モンクストラップで気になるのは、ストラップ部分の丈夫さですね。
マグナーニのストラップ部分は丈夫に出来ているので切れることはありません。
オパンケ製法 ホールカット センターレース シューズ
マグナーニが得意とするオパンケ製法のシューズです。
無駄をなくしたシンプルなデザイン。
靴そのものが持つ美しさが強調されています。
オパンケ製法 シングルモンクストラップ シューズ
シンプルながらも、シングルモンクストラップがエレガントな雰囲気を作っています。
マグナーニが得意とするオパンケ製法のシューズなので、履き心地も抜群。
ソールの配色もアクセントとなっているのがポイントです。
オパンケ製法 リザードコンビ レースアップ シューズ
ドレスシューズと言えば、センターレース。
エレガントな顔つき、端正なシルエット。
レース部分の片側にリアルリザートレザーが配置されています。
この演出がマグナーニのこだわりを表しています。
セレクションライン ボロネーゼ製法 アリゲーターコンビ ダブルモンクストラップ シューズ
靴を脱ぐ機会が多い方にオススメなのが、ダブルモンクです。
レースアップとは違い、モンクタイプは脱ぎ履きのし易さが抜群です。
また、最近注目されてきているダブルモンクストラップは、一歩先に手に入れておきたいアイテムです。
オパンケ製法 ダブルモンクストラップ シューズ
こちらは、同じダブルモンクストラップでも、マグナーニが得意とする「オパンケ製法」のダブルモンクです。
脱ぎ履きのし易さと、履き心地が最高なオパンケ製法という、マグナーニでしか体験できないドレスシューズの大本命を手に入れてください。
マグナーニのお手入れ
マグナーニの靴と言えども、放って置くと革が乾燥して、最高級靴が残念な状態になってしまいます。
そこで、靴磨き職人のようにはできませんが、日常的にいつまでも良いコンディションを保つお手入れ方法をご紹介します。
(1)靴の色を確認します。
これは、クリームの色を決めるために大切です。
靴の色と違うクリームを使っても、効果が期待できませんからね。
(2)靴の色を合ったシュークリームを用意します。
(3)馬毛のブラシでホコリを落とします。
(4)ステインリムーバーで優しくゆっくり汚れを落としていきます。
(5)汚れが落ちたところで、小さなクリーム塗布用ブラシでクリームを塗っていきます。
(6)最後に豚毛のブラシで全体をブラッシング。
(7)ホコリがつかないところで一晩置くと完成です。
まとめ
スペイン靴の芸術品。
複雑な色彩や製法。
特徴的なソールのデザイン。
どれをとっても、世界にひとつしかない、あなただけの名品が足元を飾ってくれます。
これならどんなシーンに呼ばれても、気兼ねすることなく堂々とした足どりで会場へ進んで行けます。
そして、始めて合う経営者の先輩達へも、まっすぐな視線としっかりとした握手を送ることができるでしょう。
あなたの誠実な視線と握手、そして堂々とした佇まいに、先輩達からの好感度もアップ。
足元から漂う気品も相まって、次々と新しいビジネスを手掛けいくキッカケを手にすることでしょう。
お洒落は足元からと、昔から言われていますが、これは真実であり足元に手を抜く人は、相手からの信頼も得にくいもの。
ぜひ、あなたもマグナーニを知ってしまったからには、芸術品と例えられるスペイン靴を手に入れて、今よりもっと経験豊かな経営者の仲間入りをしてほしいと思います。
たった一足の名品で、あなたの経営者人生が変わるのなら、手に入れない理由はありませんよね。
早速、オーダーしてみてくださいね。