英国王室御用達ブランドであり、「キング・オブ・シューズ」と謳われるジョン・ロブ。
石田純一さんや渡部篤郎さんもその靴を愛用していると言われ、2006年には映画「007カジノロワイヤル」で、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグがジョン・ロブの靴を履いていたことでも話題となりました。
靴にこだわる1歩進んだあなたを、さらに2歩引き上げてくれる、そんな至高のジョン・ロブの歴史、付き合い方をご紹介いたします。
ジョン・ロブの歴史・特徴
1829年に英国コーンウォールに生まれ、ビスポーク靴職人となったジョン・ロブ氏。
彼はゴールドラッシュに沸くオーストラリアに移住し、そこで靴職人として成功をおさめます。
ここから世界的靴ブランド、ジョン・ロブの歴史が始まります。
彼は1863年に帰国し、英国皇太子の公認靴職人として英国王室御用達を賜わり、3年後の1866年にはロンドンのリージェント通りにブティックを開きます。
1902年、フランス パリにもブティックを構え、WILLIAM(ウィリアム)やLOPEZ(ロペス)という現在も受け継がれるモデルを生み出し、世界最高峰との名声を得ます。
そして1976年、パリのジョン・ロブは世界的皮革ブランドであるエルメスにみそめられます。
ジョン・ロブの製靴技術を高く評価したエルメスは、「ジョン・ロブ パリ」として世界各国にジョン・ロブの既成靴を拡げ、ロンドンのアトリエは「ジョン・ロブ ロンドン」として、ビスポーク(オーダーメイド)専門店として現在も独自に活動を続けています。
このようにして「ジョン・ロブ ロンドン」と「ジョン・ロブ パリ」が存在するわけですが、一般に日本で「ジョン・ロブ」と呼ぶとき、それは「ジョン・ロブ パリ」の既成靴を指すことがほとんどです。
現在では、靴だけでなく財布やベルトなどの作品も生み出し、2006年には、映画「007カジノロワイヤル」でジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグがジョン・ロブの靴を履いていたことでも話題となりました。
このようなジョン・ロブは、世界的皮革ブランドであるエルメスが評価するだけあり、靴作りに使用するレザーは世界最高レベルのクオリティを誇り、洗練されたエレガントな作品のあまりの美しさに多くの方が声を失ってしまいます。
あなたが3歩抜きん出る一足
「PHILIP(フィリップ)」
キング・オブ・シューズと謳われる英国王室御用達ブランド、ジョン・ロブ。
代表作である「PHILIP(フィリップ)」に使用される革はとてもしなやかで美しく、芸術性を感じさせます。
すべてハンドメイドで作られており、一切の妥協を許さない、完成された一足となっています。
永く付き合うためのお手入れ
日々気をつけること
・着脱時にはシューホーンを使用し、履き口へのダメージを防ぐ。
・使用後はシューツリーを入れて湿気をとり、型崩れを防ぎ、風通しの良い涼しい場所で保管する。
・一日履いたら、一日以上休ませる。2日連続で履くことは避ける。
磨き方
①馬毛ブラシで埃や汚れを落とす
②綿布や豚毛ブラシで少量のジョン・ロブの靴クリームを円を描くように塗りこみ10~15分置く
③綿布で余分なクリームを取り除きからぶきする
④綿布でジョン・ロブのワックスを塗り、円を描くように磨き光らせる
⑤数時間置き、最後に山羊毛ブラシ、または綿布でツヤを出す
まとめ
いかかでしたでしょうか?
「キング・オブ・シューズ」ジョン・ロブの歴史、オススメの一足、そしてそのお手入れ方法をご紹介しました。
どのブランドの靴がいいのか・・・
迷った時は、ジョン・ロブを選べばまず間違いないでしょう。
きっとあなたを一段上へと引き上げてくれます。
さあ、今日からあなたもジョン・ロブで3歩先へ。