2000年以降、パネライを始めとする直径42mmを超える大型ケースが流行しました。
今までのジャケパンなら大型ケースでも良かったのですが、最近のジャケパンのトレンドとしては、体にフィットしたシルエットがカッコイイ。
となると、袖口に大きすぎる時計は、ちょっと遠慮したい。
そんな気持ちからなのか、最近では「薄型」「小顔」をした最新時計が発表されてきています。
確かに“時計は薄くて小さい方がエライ”という考え方もあります。
そこで今回は「薄型」か「小顔」か、どちらが末永く、そして男として上品に、
しかも個性的に演出してくれる相棒なのかを比べてみたいと思います。
薄型時計5選
薄型時計の特徴と言えば「大人の時計」。
ビジネスウェアにも最強ですし、時計は薄いだけでステータス性が高くなります。
薄型時計は無駄を極限まで省いていることが多いため、上品さを強くアピールしているところもポイント。
では、薄型時計の「今」を表現する5つを紹介します。
カルティエ – ドライブ ドゥ カルティエ
厚み:11.2mm
ケースサイズ:41×40mm
ケースサイズ:41×40mm
「ドライブ ドゥ カルティエ」という時計はステータスではありません。
その人自身を投影するものとして生み出されました。
本能で生き、自立心が強くエレガント。
その人のあり方、心の持ち方、すなわち“生きざま”をエレガントに表現する、そんな男にこそ似合う時計。
確固たる存在感、ステールケース、文字盤にはローマ字。
自然体で非常に洗練された、自分のために美しいものを好む。
そんな情熱あふれる男性にぴったりな時計です。
ジャガー・ルクルト – マスター・ウルトラスリム・デイト
厚み:7.45mm
ケースサイズ:40mm
ケースサイズ:40mm
ジャガー・ルクルトは薄型時計の流行とは関係なく、常にこういう薄型を作り続けてきました。
その経験値があってこそ、溢れんばかりの気品、伝統的な仕上げを高度な技術で作り上げています。
ケースにはステンレススティール、針はドーフィン型を使用することで、上品な中に個性を表現。
時計という機械ではなく、装飾品としても堪能できる気品。
そんな“品”を大事にする男性におすすめな時計です。
A.ランゲ&ゾーネ – サクソニア・フラッハ
厚み:5.9mm
ケースサイズ:40mm
ケースサイズ:40mm
ランゲの中でも、もっとも薄型なのが、サクスニア・フラッハ。
そしてカレンダーのない時計の中では、世界最薄という技術力。
丁寧な手作業を尊ぶドイツ職人だからこそできる最高峰の時計です。
気品とオーラ、時分秒のみという潔い3針が奏でるゆっくりとした動きの針をながめるだけで、どんなに忙しいビジネスシーンでも優雅な気分に浸ることができる。
頑固なまでの職人魂から紡がれる優雅な時間を体験したいなら、サクソニア・フラッハがおすすめです。
ヴァシュロン・コンスタンタン – パトリモニー
厚み:8.55mm
ケースサイズ:40mm
ケースサイズ:40mm
完璧な円。
無駄のない美しさ。
調和のとれたプロポーション。
1950年代のヴァシュロン・コンスタンタンのモデルに着想を得て作られたのがパトリモニー。
限りなく純粋なスタイルを具現化し、その中に「今」を伝えるモダンも加えています。
1755年より「永遠のとき」を生み出し続けるヴァシュロン・コンスタンタンの薄型時計。
完璧さを求めるビジネスパーソンにぴったりです。
ピアジェ – アルティプラノ
厚み:6.36mm
ケースサイズ:40mm
ケースサイズ:40mm
永遠に変わらないピュアな美しさ。
時代を超えて愛され続ける真のクラシック。
ピアジェの作る時計は全て「薄型」。
今回初めて、アルティプラノには日付表示が加わりました。
そして、ピアジェの技術力を発揮したのが、この時計の薄さ。
日付表示機能が付いた腕時計の中で、なんとアルティプラノは世界最薄なのです。
ピアジェの中で、もっとも設計と技術力にこだわった一品です。
小顔時計5選
小顔な時計のサイズを見ますと、ほとんどが36~42mm以内。
ということは、手首にもすんなり収まります。
シャツの袖口にひっかかったりすることもありません。
また小顔のサイズは、実は時計では王道の大きさ。
歴史もあり正統派でもあるサイズなのです。
ビジネスウェアにも、カジュアルにも使えて個性も発揮。
では、小顔時計の「今」を表現する5つを紹介します。
パネライ – ラジオミール 1940 アッチャイオー
ケースサイズ:42mm
大型ケースと言えばパネライ。
そんなパネライの小顔な時計。
それが、ラジオミール 1940 アッチャイオーです。
ラジオミールの名をもっていますが、大きさは42mm。
従来のパネライ・ラジオミールが47mmですから、だいぶ小顔。
近年発表される時計に多い42mmを採用したことで、腕になじむ大きさになり、スーツやジャケパン、デニムカジュアルでも使い込める時計になりました。
ウブロ – クラシック・フュージョン レーシンググレー チタニウム
ケースサイズ:38mm
ウブロと言えば、大きくてゴツイ。
でも、38mmの小顔もあるんです。
この「クラシック・フュージョン レーシンググレー チタニウム」は、ウブロのクラシックスタイルに、現代的なアレンジを施しています。
その結果、今までのウブロにはない、「ウブロ=小顔=上品」という二面性を発揮。
ウブロに対する固定概念をいい意味で裏切ってくれる時計です。
フランク ミュラー – カラブランカ・ルナ
ケースサイズ:45×32mm
1994年の発表から20年以上も変わらないロングセラー。
1920年代、ヨーロッパ貴族のバカンスの地と言われた「カサブランカ」。
ヨーロッパとは違う人との交流や文化。
そんなカサブランカというロマンをフランク・ミュラーが腕時計に投影したのが、この時計の始まりです。
そして今回、ロマン溢れるロングセラーな時計に初めて「ムーンフェイズ」が組み込まれました。
これは新たに“月”という天体が腕時計に組み込まれたことで、単に “旅の時計” ではなく、夜空に日々移り変わる月 “旅の記憶” を紡ぎ出す時計に変わったのです。
そんな、「まだ見ぬ地の夜空に男のロマン」を感じるなら、カサブランカ・ルナ、おすすめです。
IWC – パイロット・ウォッチ・オートマティック 36
ケースサイズ:36mm
時代を超越したシンプルな時計。
IWCの現行モデルで最小サイズなのが「パイロット・ウォッチ・オートマティック 36」です。
小さくて上品、控えめな輝きを放ちエレガントでありながら、嫌みのないスッキリ感。
時の本質まで絞り込まれた「時分秒」だけの3針デザイン。
相手を気遣うビジネスパーソンなら、一つは持っておきたい時計ではありませんか?
モンブラン – スター クラシック
ケースサイズ:40.5mm
高級筆記具の名門、モンブラン。
そのモンブランが「最高峰を目指す信念で表現」したのが「スター クラシック」です。
時針・分針・秒針という時計に必要不可欠な基本機能のみを厳選した時計。
スター クラシックの神髄は、成功と控えめな表現。
シンプルなデザイン、文字盤には伝統的なローマ数字。
ビジネスパーソンが本来求める“控えめな上品”をモンブランが生み出しました。
まとめ
薄型と小顔、どちらがあなたのタイプでしたか?
腕に付けると一日中一緒にいる相棒。
そして、一日の間に何度も見つめる相棒。
いつまでも愛せて、上品で、しかもあなたの着こなしをじゃましない。
でも、アピールする瞬間は十分な個性を発揮して、あなたの引き立ててくれる。
そんな、あなたにぴったりな、末永く付き合える相棒。
ぜひ妥協しないで、心の底から惚れ込んで選んでくださいね。