ビジネスで成功されている男性なら、プライベートでも充実した時間を過ごされていることでしょう。
海外旅行やゴルフなどのスポーツ、車やバイクでのドライブ、写真や絵などの趣味、といろいろなことをされている方も多いのでは?
そして、南国のリゾートビーチでバカンスを楽しんだり、サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツをされたりする方もいるでしょう。
そんな時に活躍するアイテムが「ダイバーズウォッチ」です!
高い防水機能を備える「ダイバーズウォッチ」なら、いちいち時計を外さなくとも、気にすることなくマリンスポーツを思う存分楽しめます。
この記事では、そんな「ダイバーズウォッチ」を3つご紹介いたします。
マリンスポーツを楽しむ方はもちろん、そうでない人でも、これらデザイン的にも目を引く腕時計を見れば、きっと欲しくなることでしょう!
ROLEX(ロレックス)
SUBMARINER (サブマリーナー)
ロレックスのダイバーズウォッチ「サブマリーナー」は1953年に、水深100mまでの防水機能を搭載した世界初の腕時計として誕生しました。
「サブマリーナー」は深海探検とダイビングのために特別に設計され、頑丈な「スチールブレスレット」と防水機能を備えた「オイスターケース」が特徴です。
「オイスターケース」は1926年に世界初の防水ケースとして開発され、特許を取得している、ロレックスの代表的な機構です。
「サブマリーナー」はさらに水深300mにまで防水機能を伸ばし、今日に至っています。
2008年に登場した新しい「サブマリーナー」は、ロレックス独自開発で、特許を取得している、セラミック系素材「セラクロム」に、ゴールドやプラチナの目盛がついた回転ベゼルを搭載しています。
2005年からロレックスが製造している「セラクロムべゼルインサート」は、非常に硬いセラミック素材を使い、耐蝕性が高く、鮮やかな色を長く保てるほか、完璧に近い耐傷性を備え、日光や海水の影響を受けません。
この「セラクロムべゼル」一つ作るのに40時間もかかるように、「サブマリーナー」は一切の妥協なく仕上げられています。
1970年から使われている「トリプルロックリューズ」はダイバーズウォッチのために開発された三重密閉防水システムで、特許を取得しています。
このシステムは現在モデルごとに、水深100m、200m、300mまでの防水性能を保証しています。
「オイスターブレスレット」は、誤ってブレスレットが開かないための「オイスターロッククラスプ」、工具要らずで、ブレスレットの長さを微調整できる「グライドロックエクステンションシステム」を備え、ダイビングスーツを着たままでも、快適に着け外しできるようになっています。
最新の「サブマリーナー」は、改良された「オイスターケース」を搭載しているほか、青色発光が従来の発光素材の2倍に当たる8時間も続く、夜光塗料の「クロマライト」は、暗闇でもはっきりと見える視認性の高さが特徴です。
べゼルは、グローブを着けたまま、水中で確実に操作できるようにデザインされています。
「サブマリーナー」は、ロレックス独自開発・製造の自動巻機械式ムーブメント「キャリバー3130」を搭載していて、「クロノメーター認定」を取得しています。
(クロノメーター認定:スイス公認クロノメーター検査協会のテストに合格した高精度の時計の証明)
TUG HEUER(タグ・ホイヤー)
AQUARACER(アクアレーサー)
タグ・ホイヤーのダイバーズウォッチの歴史は、1892年に防水ケースを開発し、特許を取得したことから始まったように、100年以上に渡ります。
ヨットなどの船で競う競技「セーリング」用にストップウォッチやダッシュボード用の時計を開発し、「セーリング」の発展に多大な貢献を果たしてきたブランドでもあります。
その一つに「マレオグラフ」があり、この時計は、潮の干満表示とカウントダウン機能を搭載した世界初のクロノグラフとして、アメリカでは「シーファーラー」の名で発売されました。
そして、1982年には、現名誉会長のジャック・ホイヤーがデザインしたモデル「2000」が登場しています。
このモデルは、20気圧防水、逆回転防止ベゼル、夜光塗料付きインデックスと指針、ねじ込み式リューズ、二重安全度止め金具付きブレスレット、傷が付きにくいサファイヤクリスタルといった、ダイバーズウォッチに求められる、当時最新の機能を備えていました。
「アクアレーサー」は、そのモデル「2000」の流れを汲んだモデルです。
「アクアレーサー」は、アメリカ海軍の特殊部隊「ネイビーシールズ」の厳しいテストをクリアするなど、その機能と性能を発展させるとともに、デザインも洗練されてきました。
2009年には、史上最高のコレクションとも呼ばれるモデル「アクアレーサー 500M」を発売しています。
このモデルは、500m防水、自動ヘリウムエスケーピングバルブ搭載、潜水時を意識して、カレンダーを9時の位置に配置など、プロのダイバーに求められる機能を網羅しているモデルで、500m防水にもかかわらず、ケースバックがスケルトンになっているのが特長です。
最新の「アクアレーサー クロノグラフ」は、42時間のパワーリザーブに対応する、自動巻機械式ムーブメント「キャリバー16」を搭載し、300m防水、高級感溢れるサテン&ポリッシュ仕上げの逆回転防止ベゼル、快適な装着感のH型ブレスレットなどを備えるモデルです。
SEIKO PROSPEXS(セイコー プロスペックス)
MARINEMASTER PROFESSIONAL(マリーンマスター プロフェッショナル)
セイコーのダイバーズウォッチの歴史は1965年に、自動巻機械式ムーブメントを搭載し、150m防水機能を備えた、国産初のダイバーズウォッチが始まりです。
このモデルは、1966年から4回にわたり、南極観測隊越冬隊員の装備品として寄贈されたほか、多くの冒険家や探検家が、北極や南極、エベレストなどの過酷な条件で使用するなど、絶大な信頼を得ました。
1968年に、広島県に住むプロダイバーから届いた一通の手紙をきっかけに、開発プロジェクトチームを結成し、長期にわたり研究・開発を繰り返した結果、チタン製ワンピースケース構造で、600m防水を可能としたモデル「6159–022」を完成させました。
同年、国産初となる10振動の自動巻機械式ムーブメント搭載、300m防水機能を備えたモデルを発売し、1970年には、故植村直己氏がエベレスト登頂にこのモデルを使用するなど、その堅牢性の高さが証明されました。
その後も世界初となる、チタン製ケースを採用した、飽和潜水仕様600m防水搭載モデルや、世界初のクォーツ式で飽和潜水仕様600m防水搭載のモデルなどを発表し、1978年に北極探検に使用される、1983年に海洋科学技術センターの潜水調査船「しんかい2000」で、水深1,062mまで潜水するなど、高い耐圧性能を証明してきました。
1980年代には、世界初のアラームとクロノグラフの両方を搭載した150m防水モデル、世界初のセラミックス外胴プロテクター式飽和潜水用1000m防水モデルなどを発表し、1990年代には、世界初のダイブコンピューター機能を搭載した200m防水モデル、世界初の電池交換が要らないキネティック200m防水モデル、世界初の24時針つきキネティック200m防水モデルなどを次々に発表しました。
2000年代に入ると、世界初のナイトロックスマルチレベル潜水仕様のダイビングコンピュータを搭載した200m防水モデルを、2005年には世界で初めて、電池不要ながら、ぜんまいで駆動する電子調速ムーブメント「スプリングドライブ」を搭載した飽和潜水仕様のダイバーズウォッチを発表しています。
そして2013年には、セイコー独自のチタン系金属素材「ブライトチタン」と「サファイアガラス」、「スプリングドライブ」搭載の600m飽和潜水仕様モデル「セイコー プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル」を発売しました。
まとめ
以上、ダイバーズウォッチの代表的なモデルを3つご紹介しました。
伝統的な美しい「オイスターケース」を搭載し、クロノメーター認定の高精度を誇るロレックスの「サブマリーナー」、100年以上の歴史があり、「セーリング」にも多大な貢献をしてきたタグ・ホイヤーの「アクアレーサー」、電池不要でぜんまい駆動という画期的なムーブメント「スプリングドライブ」を搭載する、日本が誇る世界最高峰の技術を持つセイコーの「マリーンマスター」
これらのモデルは、たとえマリンスポーツをしないとしても、あらゆる人にとって腕時計としての魅力に溢れています。
あなたも、ダイバーズウォッチを一度、腕にはめてみてはいかがでしょうか。