こんな財布をお探しのあなたへ、フランスの老舗ブランド「ゴヤール」を紹介します。
財布は男の品格を表す
いくら質の良いスーツをバシッと着こなしていても、財布が古くてヨレッとしていたらガッカリしますよね。
あるいは若い子に人気の、大きなロゴの入ったブランド財布。
ブランドものだからといって社会人になっても使い続けていると、周りからは「痛いやつ」と見られているかもしれません。
仕事ができてビジネスマナーが完璧な人でも、持っているものによっては自分の価値を落としかねません。
こんな経験ありませんか?
いつもよりも上質なものを身につけたとき、あるいは高価なものを誰かに贈るとき。
背筋がピンと伸びたり、自分が気品に満ちた人物にでもなったかのように振る舞ったこと。
良いものは周りの評価だけでなく、あなた自身の意識までもワンランク上げてくれます。
だから30代になったら上品なものを持ちたい、と考える男性が多いのも納得がいくことなのです。
お金の管理と仕事の関係
お金の管理がきちんとできる人は、仕事の管理もきちんとできます。
パンパンにふくらんだ財布の中には、くしゃくしゃになったお札。
そして数ヶ月前のレシートが入ったまま。
これと同じように仕事が一向に片付かず、机の上は書類の山がそびえたつ。
何が急ぎで、何が完了しているのかさえわからない。
整頓されてない財布と管理できない仕事。
ちょっと似ていませんか。
お金を大切に扱う人、財布の中がきちんと整頓されている人は仕事面でも管理が行き届いています。
期限を守り、責任を持って、仕事を効率よく進める。
そういう人は周りからの信頼も厚く、人脈もどんどん広がります。
もしあなたが一緒に仕事をするなら、どちらのタイプを選びたいですか。
答えはもう、決まってますよね。
ゴヤールを愛する世界のセレブたち
ゴヤールはフランスの老舗バッグブランドです。
歴史は、同じフランス発祥のルイ・ヴィトンとほぼ同じですが、ゴヤールはルイ・ヴィトンほど一般的に広く知られていません。
しかしゴヤールのクライアントには芸術家、企業家、国の指導者、王室関係者をはじめ、多くの著名人たちの名前が並んでいます。
きっと「え、あの人もゴヤールを愛していたのか」と驚かれることでしょう。
ゴヤールを愛した公爵夫妻
1920~40年代のファッションに多大な影響を与えた英国ウインザー公爵。
そのなごりは今でも残っています。
幅の広い襟のワイシャツは「ウインザーカラー」。
あらたまった大切な機会に適したネクタイの結び方は「ウインザーノット」。
後々に影響を与えた、おしゃれな公爵が選んだブランドがゴヤールでした。
各国の著名人が選んだゴヤール
1853年にオープンして以来、世界中の多くの著名人たちがゴヤールの扉を開けました。
お店にはその様子がうかがえる、ファイルキャビネットがあります。
その中で大切に保管されているインデックスカード。
そこにはクライアントのオーダーが細かくわかるように記録されています。
・パブロ・ピカソ
・サシャ・ギトリ
・ジャック・カルティエ
・アニェッリ家
・ロックフェラー家
・ロマノフ家
・エスティ・ローダー
・バーバラ・ハットン
・ポンピドゥ夫人
・ココ・シャネル
・ジャンヌ・ランバン
・エディット・ピアフ
・カール・ラガーフェルド。
また、シャーロックホームズの作家コナン・ドイルは旅行好きで有名でした。
彼から受けた特別注文はなんと「持ち運べる書斎」
言うまでもなく、ゴヤールの職人たちは想像力を駆使してコナン・ドイルの夢の実現を果たしました。
ハリウッドスターも心を奪われるゴヤール
ゴヤールの人気は世界のファッショニスタがプライベートでも愛用していることからもわかると思います。
・ケイト・モス
・ヴィクトリア・ベッカム
・オーランド・ブルーム
これらのハリウッドスターたちのインデックスカードも、ファイルキャビネットに保管されています。
あなたもここに入りたくないですか。
ゴヤールの歴史
メゾン・ゴヤールは1792年ピエール・フランソワ・マルタンが創業した「メゾン・マルタン」から始まります。
創業当時は、旅行用の木製の箱や梱包用品を専門に扱うメーカーでした。
今や、世界中からの羨望を集める高級ブランド。
箱や梱包用品しか扱わなかったメーカーが、どのようにして今の地位を築いたのでしょうか。
創業者メゾン・マルタン
トランクケースがまだ主流になる前に、マルタンは入れ物としての箱作りを手掛けていました。
しかし単に入れ物を作るというだけではなく、梱包したものをいかに美しく持ち運べるか。
壊れやすい家具や貴重品を安全に梱包して運ぶことができるか。
さらに、
・帽子
・ガウン
・花
・キャンバス
これらにもワラを使って丁寧に梱包しています。
物を単に入れる箱だけではなく、その梱包技術にも力を入れていたことがわかります。
引き継がれる伝統
そんなマルタンのこだわりが功を奏し、上流階級の人々の間で高い評価が広まりました。
そしてついにベリー公爵夫人マリー・カロリーヌ・ド・ブルボン・シシル妃殿下御用達という名誉を与えられるまでになったのです。
名誉を与えられたマルタンから、伝統は後継者のモレルへ。
そして当時17歳だったフランソワ・ゴヤールがモレルに弟子入りし、またマルタンの元でも伝統の技術を磨いていきました。
モレルが突然この世を去った翌年の1853年。
フランソワが会社を引き継ぎ、名称は今の「メゾン・ゴヤール」へ。
フランソワの大躍進によって、19世紀後半には高級トランクメーカーとして一時代を築き上げるまでになりました。
その後、父フランソワから引き継いだ、息子のエドモン・ゴヤール。
伝統の担い手として、また経営者としてその手腕をどんどん振るっていきます。
・サントレノ通りの本店をあえて富裕層のみに限定する
・モンテカルロ、ビアリッツ、ボルドーの3都市に支店を出店
・ロンドン、ニューヨークに販売代理店を出店し、海外へ進出
・さまざまな世界万博に参加
・トランクだけではなく、ペット用品やカー用品の新ラインを立ち上げる
エドモンのさまざまな戦略によって、世界中からの羨望を集めるブランドとして地位を確立していきます。
老舗ラグジュアリーブランドとして確立
エドモンの活躍によって名声を手にしたゴヤール。
次なる発展は当時、ゴヤールの熱狂的なコレクターだったジャン・ミッシェル・シニョルの手によって受け継がれます。
彼はメゾンの歴史と価値を知り尽くし、製作の全工程をコントロールできるアトリエがあれば、さらに理想とする完璧なものができると信じていました。
そして彼の3人の息子たちが分担して経営に参加し、父の意思を受け継ぎます。
・アレックスはトランクやバッグ、スペシャルオーダー品の担当。
・レミはイニシャルの刻印などカスタムオーダー全般を担当。
・ピエールはゴヤールディンキャンバスの技術を担当。
設備の整ったアトリエで、伝統に裏打ちされたノウハウと熱い職人魂が変わることなく息づく。
パリのサントレノ通りに構えたひとつの店舗から始まった家族経営のトランクメーカーは、今やラグジュアリーブランドとしてフランスをはじめ、アメリカからアジアにまで店舗数を広げています。
トレンドや大量生産の流れに決して惑わされることなく、職人気質のブランドが作り続ける”本物”を貫くメゾン・ゴヤール。
特にシニョル家の手によって10年ほどでさらに磨かれ、老舗ラグジュアリーブランドとして確固たる地位を確立しました。
ゴヤールのこだわり
1853年フランスで創業したゴヤールは長い歴史の中で、常に最高水準の技術とスタイルを追い求め続けます。
決してシーズンごとのコレクションやファッション性の高い流行を追うことはなく、長く愛用できるスタイルを貫き通す。
そのため、製品の生産数を増やすことができません。
常に一定の水準以上のモノづくりを行っています。
良いものを安定して提供するスタイル。
妥協を許さず、しかも160年以上のあいだ休むことなく提供し続ける。
職業に関わらず、どんなビジネスにも必要なことですね。
お客様を大切にするゴヤールの心意気
職人技の結晶であるスペシャルオーダーのトランクやスーツケース。
厳しい基準をクリアした製品は、全工程をひとりの職人が専属で仕上げるという徹底ぶり。
まさにお客様のためだけの、この世にふたつとない逸品です。
さらにゴヤールの想いは続きます。
作るときだけではなくお客様の手に渡った後も「お客様と末永く良いお付き合いを築きたい」という想いから、お客様の有名無名に関わらずインデックスカードが作られます。
このカードにはお客様のリクエストや修理に至るまで、いつ、どんな状況で、どんな対応をしたのか。
すべての情報がカルテのように記録され、何十年ものあいだ大切に保管されています。
世界的に有名なフランスの老舗ブランドが、ここまで徹底した顧客管理をしているとはぜひ見習いたいところです。
ゴヤールの顔「ゴヤールディン」
ゴヤールといえば、薪を連想させるY字の杉綾模様が施されたキャンバス地が有名です。
この模様は、ゴヤール家が代々営んでいた家業である木材運送業からインスパイヤされて、エドモン・ゴヤールが発表。
当時、他のトランクメーカーはリネンのみのクロスを使っていましたが、ゴヤールディンはコットンと麻で織られたキャンバス地を使っていました。
ソフトな風合いのため、作業メンバーのウエアにも同じ素材が使われるほどの好評価を得ていたようです。
水に強い性質を持つゴヤールディンの特徴は天然塗料で仕上げたレザーのようにしなやかな風合い。
そして何度も手作業で杉綾模様のパターンの色を重ねることでゴヤール独自の模様へと仕上げていきます。
使えば使うほどに味わいが深まり、どんどん美しさを増していく。
その製作過程の全貌はいまだに明かされず、門外不出のレシピとなっています。
発売当時はブラックのみだったゴヤールディンは、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、スカイブルー、ネイビーブルー、バーガンディ、グレー、ホワイトと続々と新たなラインナップが生まれていきます。
そして2008年に登場したピンクの特別限定色は、発売してすぐに人気のコレクターズアイテムになりました。
マーカージュについて
ゴヤールでは、マーカージュというイニシャルや模様などをバッグに刻印するカスタマイズがあります。
職人たちがひとつひとつ手描きで仕上げる、あなただけのパーソナライズ。
マーカージュの始まりは、ゴヤール家の家業である木材運送業が関係しています。
当時、複雑な家紋を持つ貴族が木材の所有者であることが多く、運搬の際に遠くから見ても一目で誰の木材なのか分かる必要がありました。
複雑な家紋を木材に入れるためには、レベルの高い技術力が求められます。
しかも厳しい水上輸送環境でも消えないほどの、優れた耐久性がなくてはなりません。
フランソワ・ゴヤールは、長い年月をかけて培ったこの技術をそのままトランク作りに取り入れたのです。
高い技術を持つ職人のマーカージュ。
あなたもイニシャルやあなただけのストライプなどを入れたくなりますよね。
そこで、ゴヤールのサイトでは、マーカージュを実際に体験することができます。
・あなたのイニシャル
・生地の色
・ストライプの模様
・イニシャルに使う色
ゴヤールのトワル地に、あなたが選んだ刻印をシミュレーションしてみましょう。
きっとお気に入りの組み合わせが見つかるはずです。
ところで、ココ・シャネルもゴヤールのバッグを愛用しマーカージュを入れています。
どんなイニシャルを入れたのでしょうか。
普通ならブロンドロゴを入れると思うのですが、シャネルはあくまでもプライベートにこだわりました。
大文字のCを2つ、ピリオドで離して自分のイニシャルを入れたのです。
マーカージュは日本の直営店なら、あなたのお好みの刻印を入れてもらうことができます。
ゴヤールを手に入れたらぜひマーカージュを刻印してもらいましょう。
品格を表す財布、ゴヤール
ここまでゴヤールの歴史やゴヤールの顔であるキャンバス地、マーカージュについてお話してきました。
次は30代を過ぎないと似合わない「ゴヤールの財布」を紹介します。
ゴヤール(GOYARD)PORTEFEUILLE RICHELIEU 2 NOIR
ホック開閉の長財布。
内側にはファスナー付きの小銭入れと6枚収納できるカードポケットが付いています。
サイズ:横19cm 縦10.5cm
カラー:ブラック
素材:コットンキャンバス
ゴヤール(GOYARD)PORTEFEUILLE MATIGNON
ラウンドファスナージップがついた長財布。
真ん中にはファスナー付きの小銭入れ、その両側にはマチ付きの札入れが付いています。
カードポケットは全部で8枚収納可能。
サイズ:横20cm 縦10.5cm
カラー:ブラックxブラウン
素材:コットンキャンバス/カーフ
ゴヤール(GOYARD)コインケース MARIGNY 08 JAUNE
ホックで開閉するコインケース。
小さなポケットが2ヶ所付いています。
サイズ:縦8.5cm 横10cm
カラー&品番:JAUNE MARIGNY 08
素材:コットンキャンバス
まとめ
フランスの老舗ブランド「メゾン・ゴヤール」。
ルイ・ヴィトンのように一般的に広く知られているブランドではありませんが、ファッションに興味のある人たちの中では知名度の高いブランドです。
しかも価格はルイ・ヴィトンやグッチなどの高級ブランドよりも上のランクで、かなり高価な代物と言えます。
ゴヤールを知っている人は、もしかするとあなたの周りにはほとんどいらっしゃらないかもしれません。
でも出張先のホテルで会計をするとき、隣にいた人はあなたを見て「ゴヤールを持つとはセンスの高い人だ」と思うことでしょう。
また取引先の人とお昼を食べに行ったとき、胸元の内ポケットからサッと取り出した財布を見て「彼は仕事面でもできる男だが、普段の持ち物にも手を抜かないな」と改めて思われるはず。
30代からじゃないと財布の価値が生きてこない、持ち手を選ぶゴヤールの財布。
これなら今よりもランクアップを望んでいるあなたにぴったりですね。
そうそう、ゴヤールの正規品は実店舗でのみ取り扱われています。
ネットで流通している物の中には、模造品を売っているサイトもあるとか。
本物を手にしてマーカージュを入れるためにも、お近くの実店舗へ行って「安心」して購入してください。