夫が「クラッチバッグが欲しい。」と言い出しました。
普段、あまりファッションにこだわりのない夫ですが、取引先でクラッチバッグを持っている人をみて便利そうだと感じたそうです。
正直な話。
夫にクラッチバッグを持ってほしくないと思う私です。
なぜなら、男性が持つクラッチバッグに良いイメージがないから。
あなたは、男性が持つクラッチバッグをどう思いますか?
男性の多くがクラッチバッグを持ちたがる中、女性には男性が持つクラッチバッグのイメージは決して良くはないですよね・・・。
なぜなのでしょう。
私が思うには、クラッチバッグをオシャレに持つ男性の絶対数が少ないからなのでは、と感じます。
街でもクラッチバッグを持っている男性はたくさんみかけます。ですが「ステキだな」「オシャレに持っているなぁ」と思える人があまりいないのが正直なところです。
きっと難しいのだと思います。
クラッチバッグをオシャレに持つことが難しいのではなく、クラッチバッグを選ぶことが難しいんじゃないかな、と。
使用したいシーンに合ったものを選べなかったり、ついチープなものを選んでしまったり、わりと軽くあっさりと選んでいる気がするのです。
確かに、ビジネスバッグやスーツに比べると必要度は落ちてしまうかもしれません。
ですが、ビジネスシーンで持つクラッチバッグがきまると、数段とオシャレにカッコよくみえます。
クラッチバッグの持ち方ひとつで、全体のコーデが引き立つビジネスパーソンもいます。
一発逆転とは言わずとも、男性のほとんどの人が苦戦しているクラッチバッグを攻略して、オシャレ度をアップできれば、きっとあなたもパートナーも嬉しいですよね。
ここでは、クラッチバッグを求める夫と、クラッチバッグを持たせてあげたいけれどダサい夫になるのは嫌な私との、両者の希望を満たすクラッチバッグをみつけていくための情報をまとめていきます。
クラッチバッグとは?
clutch bag(クラッチバッグ)は、「しっかり握るバッグ」という意味です。
持ち手がなく、直接手に持ったり、抱えたりして持ち運ぶバッグのことを指します。
そのまま使ったり、バッグインバッグとして使ったり、用途はたくさんあります。
クラッチバッグの種類
クラッチバッグの形状は、どれもそれほど差がないですが、素材やデザインで印象が大きく変わります。
特にビジネスで持ちたいときは、カジュアルすぎないデザインや質感のものを選ばないとスーツと合わず浮いてしまうので注意が必要です。
レザー素材
大人の男が持つクラッチとしては、できればレザーを持って欲しいです。
見た目重視ならレザーがダントツオシャレ。
ですが、夏は手に汗をかいてしまい、またレザークラッチも日焼けをするので、クラッチバッグ本体の傷みが激しくなってしまうのは避けられません。
レザーを持つのであれば、中途半端なレザーバッグを選ぶのではなく、仕立ての良いきちんとしたものを選ぶことをおすすめします。
またデザインにもこだわりたいです。
ただの四角の袋状のものだと、見栄えも悪く安っぽい印象があります。
キャンバス(布)素材
カジュアルな気分であれば、キャンバス素材を選ぶのもよいでしょう。
キャンバス生地のクラッチは、たくさんの柄やカラーのバリエーションがあるので落ち着いたものを選べばビジネスシーンでも活躍します。
休日に使用するのであれば、大胆なプリントや迷彩などがかっこいいですね。
ビニール
夏になるとビニール製のクラッチが流行ります。
ビニールのクラッチバッグというと、あまりピンと来ないかもしれませんが、よく学生がノートやスマホを透明のPVCのビニールケースに入れていますが、あれもクラッチバッグのひとつです。
最近は、黒やグレー、緑やオレンジなどカラーバリエーションも豊富です。
ですが、ビジネスで持つことはおすすめしません。
社内の移動やバッグの中の整理整頓のためならば使っていても便利ですが、出先や外部の人の前で使用するのは控えます。
クラッチバッグのメリット
普段、無地柄の服装が多い人には、クラッチバッグはアクセントになります。
変化のない無地にクラッチバッグを持つことで、立体的なオシャレを楽しむことができるので、オシャレ感はグンとアップします。
迷彩やレオパのクラッチもいいですね。
サイズや形によっては、バッグインバッグとしても活用できます。
ただし、しっかりしたレザー素材のクラッチだと、バッグの中でゴワつくのでバグinバッグとしては使えないことが多いです。
やわらかい素材のものを選べば、クラッチバッグとしても、バッグインバッグとしても活躍してくれます。
クラッチバッグをオシャレに持つためのコツ
正直、クラッチバッグの使い勝手はあまり良くないです。
というのは、持ち手もなく、肩掛けもできないので、ずっと手でもっていなければならず、けっこう疲れてしまいます。
ですが、持っているとダントツオシャレ度は上がります。
クラッチバッグを持つときに、小脇にかかえるのは避けた方がよいでしょう。
一時的なら仕方ないですが、小脇に抱えたスタイルはスーツスタイルに似合いません。
スタイリッシュなシルケットを保つためのクラッチなので。
クラッチの上の部分をつまむように持つと疲れてしまうし、持ち方も雑な感じがするので、クラッチの底を持つようにしてください。
そうすればサマになりますよ。
クラッチバッグの選び方
クラッチバッグは、選び方が難しいです。
下手に選ぶと集金袋のようになってしまいます。
ですが、きちんと選べば大人の雰囲気を演出できるアイテムになるので、しっかりとパートナーに合うものを選んでいきましょう。
カラー
クラッチバッグ初心者なら、キャメルが良いです。
男性がよく着る、ネイビーやブルー系の洋服に合わせやすいカラーだからです。
それに、重々しくなく1アイテムとして別の小物を引き立てます。
ブラックを選ぶ時は、光沢に深みのあるレザーを選びましょう。
ブラックは市場にたくさん出回っていて、安っぽくみられがちです。
ですが、レザー素材のブラックを選べば上質さは一段と増します。
サイズ
クラッチバッグは、小さくコンパクトに持つためのもの。
大きすぎるクラッチバッグは、持ちてもなくかなり不便です。
それに、見た目も良くないです。
ただし、小さすぎるクラッチバッグもNGです。
小さすぎると女性が持つクラッチのようになってしまい、どこか女々しく感じてしまいます。
ビジネスで使うのであれば、一般的な書類サイズのA4サイズがおすすめ。
A4サイズくらいのクラッチであれば、ちょっと出かける際の収納も十分ですし、スーツコーデにも違和感なく持ち歩けます。
デザイン
デザイナーズブランドを選ぶと、かなりオシャレなものが揃います。
一般的すぎるデザインは、一歩間違えるとただのおじさんになってしまいます。
奇抜まではいきませんが、少しデザイン性のあるものをチョイスするとオシャレに持てます。
スーツに似合うおすすめのクラッチバッグ5選
普段使いのクラッチバッグは、店頭にもたくさんありますが、ビジネスにも適応しているクラッチバッグは案外少ないです。
ネット上の通販や、セレクトショップの商品紹介ではよくみかけますが、質感もわからず、また在庫切れも多いです。
本来ならば、実際に手にとってひとつひとつ手に馴染む感覚を実感するのがよいのですが、忙しいパートナーはそんな時間もありませんね。
ここでは、優秀ビジネスパーソンの間に口コミで広がっている人気のあるクラッチバッグのブランドをまとめてみました。
参考にしていただければと思います。
フェリージ(Felisi)
フェリージは1973年、イタリアのフェラーラで革工房として創業されました。
シンプルな中にも独特の個性が光り、ものづくりへのこだわりが感じられるブランドです。
バッグの内側にクッション材が入っているクラッチは、タブレットの持ち運びにも活躍してくれます。
また、カードサイズのポケットが内側についているシリーズもあるのですが、このポケットがとても便利。
こういう細かい部分に「丁寧な作り」を感じます。
デザイン性だけでなく、機能面でもこだわりをもっているので、シーンを選ばず使用できるのも嬉しいですね。
レトロなのにオシャレ。
これがフェリージの味です。
質の良い素材を使い、丁寧に作り上げられたクラッチバッグは、ビジネススーツにもよく似合い、できる男の雰囲気を存分に発揮してくれるはずです。
フェリージの公式サイトはこちら
http://www.felisi.net/
http://www.felisi.net/
エルゴポック(HERGOPOCH)
エルゴポックは、2005年に株式会社キヨモトが立ち上げたブランドです。
メイド・イン・ジャパンの確かな品質は持つ人を安心させてくれます。
シンプルなデザインと上質な肌触りは、一度手に取ればすぐに実感できます。
ちょっとした外出に便利なクラッチバッグですが、エルゴポックはビジネスにも全く問題ない外観と佇まいなのが、ビジネスパーソンにおすすめする理由です。
ブラックやキャメルだけでなく、オレンジやブルー、レッドなど豊富なカラー展開をしているシリーズもあるので、カジュアルに使いたい人はエルゴポックをチェックしてみてくださいね。
【HERGOPOCH 2012 Image Movie Short ver.】
エルゴポックの公式サイトはこちら
https://www.hergopoch.com/
https://www.hergopoch.com/
マルタン・マルジェラ(Maison Margiela)
マルタン・マルジェラは、ベルギー出身のマルタン・マルジェラが1988年にフランスのパリで設立したファッションブランドです。
マルタン・マルジェラのクラッチバッグは、A4サイズのラインナップが比較的多めなので、ビジネスシーンで使うクラッチを選ぶなら、マルタン・マルジェラがおすすめです。
表と裏とで別の配色のレザーを使っているデザインや、ファスナーポケットがあって使い勝手の良いものなど、眺めているだけでも使っている自分を想像できて楽しいです。
また、わざと色をあせたり、古着風な表情にしたり、ほつれさせたり等、きちんと感を打ち破るデザインも人気です。
ただの遊び感覚で終わらず、しっかりとデザイン性のある遊びを取り入れているので、ファッショニスタにもたくさんの支持を受けているブランドです。
男性の芸能人でも、小栗旬さんやhydeさんがマルタン・マルジェラを愛用しています。
シンプルなのに存在感のある佇まいは、プレゼントにも人気があります。
マルタン・マルジェラの公式サイトはこちら
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
モノグラムをはじめ、幾何学的な模様のデザイン性が秀逸なお馴染みのルイ・ヴィトン。
色味は鮮やかではないけれど、存在感のある斬新なデザインはルイ・ヴィトンの強みですね。
ヴィトンのクラッチは、単体で持つのがおすすめ。
アクセサリーのように持つだけでもサマになるので、スーツとの相性もバッチリです。
何を買っていいのか分からず、中途半端なものを購入してしまうのであれば、最初からヴィトンを手にした方が失敗もなく満足度も高いでしょう。
ルイ・ヴィトンの公式サイトはこちら
http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage
http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage
グッチ(GUCCI)
メンズクラッチバッグにも、グッチらしいエレガントさがあふれます。
嫌味のない高級感は、グッチらしい演出ですね。
どのラインにも共通するグッチ特有の上質な佇まいは、VIPファンを捉えて放さないのも納得です。
グッチの公式サイトはこちら
http://www.gucci.com/jp/home
http://www.gucci.com/jp/home
まとめ
いかがでしたか。
クラッチバッグをカッコよく持つには、持つ人のセンスや雰囲気が全く関係ないとはいえませんが、「クラッチバッグを持つことがいけない」という先入観を、少しは取り払えてもらえたかと思います。
私も一方的に「クラッチバッグはちょっと・・・」と思っていた気持ちは、自然となくなりました。
クラッチバッグは、ショルダーやハンドバッグに比べると、確かに使い勝手はよくないかもしれませんが、最初からショルダーやハンドバッグのような使い方を求めていなければ、それらはクリアできる問題です。
クラッチバッグは、バッグを持つ程でもないけれど、手ぶらや小物をバラで持ち歩くには抵抗があるときに活用するものです。
サッと持ち歩ける「コンパクトさ」にフォーカスして、スーツスタイルにオシャレに取り込めるものをチョイスしていきましょう。
男性がものを選ぶ時の視点と、女性がものを選ぶときの視点は違います。
女性よりも機能面を重視するパートナーは、もしかしたらコーディネートという面を考えずに機能だけを考えて、クラッチバッグをチョイスするかもしれません。
そんなときは、あなたが上手く誘導してあげてください。
パートナーのビジネススーツのコーディネートと合うものを、そして全体的な佇まいとバランスを重視したクラッチバッグを提案してあげてくださいね。