カシミヤは標高の高い地に生息しているヤギの一種で、毛色が三種類あります。
季節の変化と昼夜の気温変化も激しい、過酷な環境に対応するため、カシミヤ山羊は身を守る暖かい毛に覆われています。
ホワイトカシミヤ、ブラウンカシミヤ、グレーカシミヤ。
さらに繊維の細さ、繊維の長さ、異物の混入率この比率により品質が決められ等級が決まります。
なぜカシミヤは高価な素材なのか。
それはヤギ一頭からとれるカシミヤの量は150g~250gと少なく希少だからで、コートを作ろうと思うとヤギ20~30頭分刈らなければなりません。
思わずさわりたくなる、カシミヤ繊維。
その暖かさ、肌ざわりの良さは、あらためて語るまでもないでしょう。
やはり冬の、ワンランク上の素材といえば、カシミヤ。
非常に細く繊細な毛が特徴です。
軽さと保温性に秀でています。
着てみるとその軽さに驚くこと、次に薄いのに非常に暖かいことに驚かされます。
そんなカシミヤ100%生地のオーダーコートをご紹介します。
まずはこちら。
最高級カシミヤ生地、ロロピアーナのオーダーコートです。
ステンカラーコートで仕上げています。
ちなみに、ステンカラーコートは和製英語になるので、本来の呼び方だと『スタンドフォールカラーコート』になり、ステンカラーコートでは、欧米では通用しないので、ご注意を。
ステンカラーの言葉の由来は諸説ありますが、ステンはフランス語で支える(soutien)という言葉で、英語のスタンドフォールカラー(stand Fall Collar)が訛ってステンカラーになったという説が一番有力だそう。
海外ではステンカラーコートのことを「バルコート」または「バルマカーンコート」と言い、スコットランド・インヴァネス近郊にあるバルマカーンから名付けられています。
次に、カシミヤ100生地としては珍しいライトグレーのオーダーコートです。
第1ボタンをあえて無くし、衿を立たせて、スーツにもジャケパンスタイルにも合うデザインにしています。
ブラックやネイビーはよく使われますが、珍しいグレーのカシミヤでお仕立てされたコートはビジネスにもプライベートにも使える万能コートです!
スーツに合わせてもよし、ジャケパンに合わせてもよし、あなただけのコーディネイトを楽しめる1着です。
こんな上質なカシミヤ生地でオーダーコートをお仕立てしたくなったらダンコレ®へ。
お気軽にお問い合わせ下さい。