寒い季節どのような服装で、ビジネスシーンでアピールするのかを考えたとき、一般的にはスーツに落ち着くことでしょう。
しかし、在宅勤務やテレワーク、サテライトオフィスでの仕事も増えてきた今年、スーツだけで冬のビジネスシーンを過ごすのはちょっともったいないと思うのです。
そこで今回は、ほどよくカジュアル。
でもビジネスシーンで問題ない、冬のジャケパンをおしゃれに着こなすポイントについてお伝えしていきます。
1. 冬のジャケパン着こなしポイント 2. 冬のジャケットおすすめ素材 3. ビジネスシーンで気をつけたいジャケパンスタイル 4. 冬のジャケパンをおしゃれに格上げするアイテムとは 5. まとめ
1.冬のジャケパン着こなしポイント
冬のジャケパンをおしゃれに着こなすためには、次からお話する3つのポイントを知っておいていただきたいと思います。
(1)ジャケパンの基本を知っておこう
ジャケパンは冬だけのものではありません。
春や夏にもジャケパンスタイルは問題なく活用できます。
ですから、最初に知っておいていただきたいことは、季節を問わずジャケパンの基本的なルールです。
1⃣ 細身のシルエットを意識しよう
ジャケパンスタイルが「だぼっ」としていてはおしゃれではありません。
ゆったりアメリカンスーツのシルエットではなく、すっきりイタリアンなシルエットがお手本です。
2⃣ 上下の色は違うものを選ぼう
ジャケットとパンツは別の色を選びましょう。
同じ色で素材違いなどを選んでも、おしゃれなジャケパンスタイルになりません。
3⃣ 柄×柄はNG
ジャケットとパンツ、どちらも柄物を選ぶのはNGです。
見た目にごちゃごちゃしますので、ジャケパンが得意とする「すっきり」とは大きく離れてしまいます。
(2)生地について理解しよう
基本のルールの次には、生地について理解しておきましょう。
最近のスーツは、オールシーズンの生地が使われていることも増えています。
しかしジャケパンはというと、季節に合わせた生地を選ぶことで、おしゃれな雰囲気をまとえます。
春夏向きの生地。秋冬向きの生地。それぞれありますので、ジャケパンコーデをする季節にぴったりな生地を選びましょう。
(3)寒くても暖かくする工夫
冬のジャケパンもスーツと同じようにコートを使うことができます。
特にジャケパンの持つ「スマートな雰囲気」にぴったり合うのが「ステンカラーコート」。
細身でスッキリとしたコートなので、冬用のジャケパンを着用するときには、コートも一緒に準備しておきたいですね。
2.冬のジャケットおすすめ素材
先ほど少しふれました「季節に合った生地」について見ていきたいと思います。
冬のジャケットにおすすめの生地素材がありますので、ジャケパン用のジャケットを検討されるとき参考にしてください。
フランネル
フランネルとは、ウールを起毛させて柔らかく暖かな織物にした生地です。
冬のジャケットの定番生地とも言われ、有名ブランドのジャケットにも使われています。
フランネルは、ふんわりとした気持ちの良い触り心地、見た目の爽やかな印象から、いつの時代でも選ばれることの多い生地です。
派手すぎない柄のフランネルでジャケットを作ることで、かなり上品で優しい印象に仕上がります。
ツイード
英国産の太くて短い羊の毛を使った生地です。
生地の表面に触れると、少しザラザラとした荒っぽい風合いが特徴です。
この荒っぽさによってツイードは他の生地と比較すると、耐久性が高いため長く愛用できるジャケットを作ることができます。
ツイードは、柄は風合いから「カジュアル」な印象を受けやすいため、フォーマルなシーンよりも、テレワークやサテライトオフィスで愛用いただきたい生地です。
渋さと重厚感がありますので、年齢を重ねたベテランに選んでいただきたい生地でもあります。
コーデュロイ
社外に打ち合わせや訪問がない日。
カジュアルデイなどの日にぴったりなのがコーデュロイです。
コーデュロイは程良い光沢がありますので、仕事のシーンを明るくしてくれます。
ただ、コーデュロイはカジュアルな印象が強いことに注意しておきましょう。
派手すぎないおしゃれを楽しみたいなら、コーデュロイがおすすめです。
3.ビジネスシーンで気をつけたいジャケパンスタイル
ビジネスシーンで気をつけたいジャケパンスタイルについて見ておきましょう。
(1)落ち着き感
ビジネスシーンで着用するジャケパンスタイルの場合、明るい色や柄はOKですが、派手になりすぎない「落ち着いた雰囲気」を大切にしないといけません。
特に冬のジャケパンスタイルの場合、季節から受ける印象もあり「落ち着き感」は重要です。
大人の雰囲気を持ちながら、程良くカジュアルが必要です。
(2)季節に合った素材
ジャケパンにもオールシーズンの素材があります。
しかし、おしゃれにジャケパンを着こなすなら、季節に合わせた素材を選ぶようにしましょう。
気温の高い季節にフランネルやツイードは暑苦しく見えますね。
反対に寒い季節にシアサッカーやリネンだと「季節感ない人ですか」と思われていまいます。
着心地や見た目に影響する部分です。季節に合わせた素材を選びましょう。
(3)ジャストサイズ
ジャケパンはスマートでスッキリとしたシルエットが重要。
ということは、スーツよりもジャストサイズでないと野暮ったくなってしまうということです。
既製品でジャケパンスタイルを作ることもできますが、自分の体にぴったりフィットする人はほとんどいらっしゃいません。
そのためせっかくのジャケパンスタイルが台無しになっている方もいらっしゃいます。もったいないですね。
そこで私たちダンコレ®がおすすめしているのが、オーダージャケパンなんです。
あなたの体を経験豊富なフィッターが採寸し、もっともおしゃれでかっこよく見えるジャストサイズでジャケパンを仕立てていきます。
既製品ではないため、360度どこから見られてもスッキリとしたシルエットになるのがオーダージャケパンの魅力です。
(4)色のバランス
ジャケパンは、ジャケットとパンツの色が違います。
そのため上下の色のバランスをとることが重要になってきます。
王道の組み合わせとしては、
軽快な印象なら、ネイビー×グレー
安定した印象なら、グレー×ネイビー
ここからはじめてもらうと失敗することが減っていきます。
(5)ベルトとシューズの関係
スーツでも同じですが、ベルトとシューズの色味は合わせるのがセオリーです。
どちらも革製品を選ぶことで、きちんと感もアップするためビジネスシーンでも自信をもって着用いただけます。
4.冬のジャケパンをおしゃれに格上げするアイテムとは
(1)ドレスシャツ
基本やホワイトかライトブルーの無地ドレスシャツを選びましょう。
どちらも着こなしやすい色ですし、ジャケパンスタイルが映えること間違いありません。
(2)ニットウェア
カジュアルな印象にしたい場合、ジャケットのインに無地のニットウェアを選びましょう。
ホワイトやグレー、ベージュなどを選ぶとラフになりすぎず上品な印象を作れます、
またニットでも、ハイゲージは「きれいめ」、ローゲージは「カジュアル」にコーデが仕上がります。
(3)ベルトはシンプル
ベルトを選ぶとき、ジャケパンスタイルで正解なのは
・レザー
・プレーンバックル
・シンプルな装飾
この3つが揃ったものです。
目立つバックルや、凝った装飾は必要ありません。
ベルトは「シンプル・イズ・ベスト」が正解です。
5.まとめ
冬のジャケパンでおしゃれに過ごすためには、基本的なルールと上品でスッキリとしたシルエットを目指すのが正解です。
独創的なコーデではなく、シンプルにまとめることで「おしゃれ」に見えるのがジャケパンの良いところ。
ぜひ、今年の冬はジャケパンでおしゃれを楽しんでみてください。