一口に革靴と言っても、実に様々なデザインのものがあります。
内羽根、外羽根、ストレートチップ、プレーントゥ・・・どんな場面でどんな靴を履いたらいいのか迷ってしまいますよね。
冠婚葬祭では?パーティーでは?仕事では?
今回は数あるデザインの中から7種類を、使用する場面や印象とともにご紹介します。
場面ごとに履き分けて、デキる男へと1歩踏み出しましょう。
内羽根式(バルモラル)
靴ひもを通す穴をあけている部分(羽根)が靴の内側にくっついているタイプです。
外羽根式と見比べてもらうことで、違いがよくわかると思います。
19世紀の中頃、英国のヴィクトリア女王の夫君、アルバート公がスコットランドのバルモラル城でデザインしたことが名前の由来といわれます。
外羽根式(ブラッチャー)
羽根が靴の外側に取りつけられているタイプです。
内羽根式と見比べると違いがよくわかりますよね?
外羽根式は内羽根式よりもカジュアルな印象です。
実際に履いてみると、外羽根式の方が楽に脱ぎ履きできるかと思います。
1810年、プロシャ軍のブリュッヘルが軍靴用に考えたといわれています。
ストレートチップ
つま先(トゥ)部分に横に1本線が入っているものがストレートチップです。
この写真は内羽根の黒いストレートチップで革靴の中でも最もフォーマルなタイプです。
内羽根の黒いストレートチップは冠婚葬祭でもビジネスでも、あらゆる場面で活躍します。
プレーントゥ
つま先に一切飾りがないタイプです。
シンプルなデザインなので、ビジネスシューズとしても人気があります。
写真のものは、外羽根のプレーントゥですね。
歩きやすさとデザインで考えると、仕事用の革靴には外羽根のプレーントゥが最も無難で使いやすいかと思います。
ウイングチップ
つま先にWの形をした飾りが入っているタイプです。
仕事用にも使用できますが、ストレートチップやプレーントゥに比べ、カジュアルな印象です。
パーティーやジャケットに似合い、冠婚葬祭や就職活動には避けたほうが無難なデザインです。
モンクストラップ
ベルトで結ぶタイプの靴です。
写真のものは特に、シングルモンクと呼ばれるタイプで、バックルが2つのものはダブルモンクと呼ばれます。
これもデザインにクセがないので、仕事用にもいいと思います。
修道(モンク)が履いていた靴が原型となっていることからこの名で呼びます
Uチップ
つま先にUの字の縫い目が入っている靴です。
どちらか言えばカジュアルよりの靴です。
ビジネスシューズとしても履けますが、カジュアルになりすぎないように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一口に革靴といっても様々なデザインがあります。
スーツに合わせるなら、まずは紐靴のプレーントゥやストレートチップがオススメです。
その中でも、よりカジュアルさを出していきたいときは、外羽根を選びましょう。
また、内羽根式の黒いストレートチップは仕事でも冠婚葬祭でも使えて何かと便利です。
一足は持っておきましょう。
あなたの靴選びの参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました!