あなたは「ミドルウォレット」を知っていますか?
あなたは「ジャケパンスタイル」でお出かけの時、パンツのポケットに入れている長財布がポケットからはみ出すなど、「財布が大き過ぎる」と感じていませんか?
もしくは、お使いの二つ折り財布の収納力が足りなく、パスケースなどを別に持っていて、二つ持つことへの「煩わしさ」を感じていませんか?
あるいは、定番の長財布や二つ折り財布ではなく、「人とはちょっと違う財布で周りに差をつけたい」と思っていませんか?
そんな人たちにおすすめの財布が「ミドルウォレット」です。
この記事では「ミドルウォレット」の特徴と、二つのタイプの「ミドルウォレット」についてご紹介します。
あなたが探し求めていた財布が見つかるかもしれませんよ!
ミドルウォレットとは?
「ミドルウォレット」とは、サイズが長財布と二つ折り財布の間の大きさのもののことです。
具体的なサイズでいうと、だいたい幅が14から16cmくらい、高さが9から10cmくらいの大きさのものです。
「ミドルウォレット」にも長財布と同じようにタイプがあり、「ラウンドファスナー」や「L字ファスナー」、「二つ折り」や「三つ折り」などがあるので、デザインなどお好みで選ぶことができます。
また、革の種類も「ブライドルレザー」など定番の牛革、「コードバン」などの馬革、「クロコダイル」などのワニ革、「ミネルバボックス」などの「イタリアンレザー」と、幅広く販売されているので、こちらもお好みで選ぶことができます。
ラウンドファスナー
ルイ・ヴィトン エピ ノワール ジッピー・コンパクトウォレット M60432
サイズ 幅160mm 高さ100mm
素材 牛革(カーフ)
札入れ1、ファスナー付き小銭入れ1、カードポケット10、ポケット4
カラー ノワール(黒)
言わずと知れた、1854年創業のフランスの老舗高級ファッションブランド「ルイ・ヴィトン」のミドルウォレットです。
この「エピライン」は、1920年代に使っていた型押しのパターンをモチーフに開発され、1985年に発売されました。
フランス語の「エピ」とは、「麦の穂」という意味で、「風に揺れる稲穂」のような型押しが名前の由来とされています。
「エピ・レザー」は高級牛革のカーフを「クロム」と「植物タンニン」でなめし、特殊加工で染色して仕上げられています。
その独特な型押しのため、光の当り方で変わりを見せる、艶のある光沢が特徴で、高級感を漂わせています。
カラーラインナップが豊富で、発売された当時は「ルイ・ヴィトン」の代表的な柄の「モノグラム」を超えるほど人気があった、とされています。
「エピライン」は男女共用のユニバーサルなデザインですが、この「ノワール」の財布はどちらかというと男性向けと言えます。
ロゴも控えめなので、ビジネスパーソンの男性で、高級感があり、人とは違うものを求めている方などにおすすめできる財布です。
三つ折り財布
ワイルドスワンズ(WILDSWANS) 三つ折り財布 バーン(BYRNE)
サイズ 幅95mm 高さ140mm 厚さ25mm
素材 ベルギー製牛革(サドルプルアップ)
札入れ1、ホック付き小銭入れ1、カードポケット5、ポケット3
カラー ブラックなど全5色
日本製
価格 ¥42,660(税込)
「ワイルドスワンズ」は1998年に、革職人の鴻野三兄弟により創設された、日本のレザーブランドです。
「20年後も使える商品」をブランドコンセプトに掲げている通り、丈夫で長持ちする財布で、特にコバ(財布の縁の部分)の独特の作りと仕上がりが高く評価されています。
この財布に使われている革は、ベルギーの名門タンナー(革をなめす工場)「マシュア社」の、「サドルプルアップ」と呼ばれるものが使われています。
1873年創業と長い歴史を持つ「マシュア社」は、天然植物性溶剤(樹の皮など)を使って皮をなめす「ベジタブルタンニンなめし」を得意としています。
タンニンでなめされた革は土へ帰るので、エコロジーな素材です。
「サドルプルアップ」の革は、厚みがあり非常に頑丈なのが特徴で、元々は馬具などに使われていた素材です。
また、一般的な革よりもオイルを多く染み込ませてあり、通常オイルを多く染み込ませると、革は柔らかくなりますが、この「サドルプルアップ」は逆に硬くなる特徴があります。
そのため丈夫で長持ちし、「硬いのに割れにくい」という独特の性質があり、経年変化も他の革よりゆったりとしています。
まとめ
以上、「ミドルウォレット」についてご紹介しました。
大き過ぎない絶妙なサイズと適度な収納性を併せ持ち、個性的な製品が多いのも魅力の一つとなっている「ミドルウォレット」。
スマートな財布を求めている人は、ラウンドファスナーのタイプを、人とは違った個性的な財布を求めている人は、三つ折りタイプを、といったようにお好みに合わせてお選びください。