スーツやジャケットを見るとき、あなたの視線はどこに行きますか?
Vゾーン?
ショルダー?
生地や柄?
スーツやジャケットに詳しい人なら「衿(ラペル)」ではないでしょうか。
ラペルはスーツの顔とも言われるくらい印象を左右します。
そんなラペルには、大きく分けて4つの種類があります。
「えっ?種類があるの?」
このように種類があることを意識していない人も多いのです。
でも、
どのラペルがどんなスーツの型に使われているのか。
今年のトレンドには、どのように反映されているのか。
それくらいは分かるようになっていたいもの。
そこで今回は、今さら人には聞きにくい、けれど知っていたいラペルのことをお話します。
ノッチド
シングルスーツに使われるのがノッチドラペルです。
別名「菱衿」とも呼ばれています。
下衿の先が下がったデザインで、一般的なスーツやジャケットの衿として良く使われています。
あなたが普段目にすることが多いラペル。
これではないでしょうか?
ピークド
ピークドは「先の尖った」という意味。
ダブルのスーツで使われることが多いのがピークドラペルです。
下衿の先が尖っていて、上を向いています。
そして、下衿と上衿がくっついているのが特徴です。
セミピーク
シングル、ダブル、という決まりはあまりないようです。
ピークドと比べると、上衿の先が丸くなっています。
また、下衿の長さも少し短め。
フィッシュマウス
ピークドと比べると、上衿と下衿の境目に隙間があります。
形状が魚の口に似ているので、この呼ばれかたになっています。
まとめ
昔からの伝統を受け継ぐラペル。
その年のトレンドによって変化するラペル。
ラペルはスーツやジャケットの個性を引き立たせる大切な部分。
ラペルの形はトレンドだけで決めるのではなく、自分の体形にあったラペルを選んでも問題ありません。
男性ファッションでのスーツやジャケットは、今後もエレガントになる傾向がありますので、ワイド幅のラペルがトレンドになる可能性が高いです。
人とはちょっと違ったラペルのジャケットを手に入れておいて、あなたの印象をスマートに変えてみませんか?